ジェームズ・コーデン
ジェームズ・キンバリー・コーデン OBE(James Kimberley Corden、1978年8月22日 - )は、イギリスの俳優、コメディアン、歌手、作家、プロデューサー、テレビ番組司会者。CBSのトークバラエティ番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の司会として知られる。
ジェームズ・コーデン James Corden | |||||||||||||||||
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2015年撮影 | |||||||||||||||||
本名 | James Kimberley Corden | ||||||||||||||||
生年月日 | 1978年8月22日(46歳) | ||||||||||||||||
出生地 | イングランド・ヒリンドン・ロンドン特別区 | ||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||
身長 | 173 cm | ||||||||||||||||
職業 | 俳優、コメディアン、歌手、作家、プロデューサー、テレビ番組司会者 | ||||||||||||||||
ジャンル | テレビ・映画・舞台 | ||||||||||||||||
活動期間 | 1996年 - | ||||||||||||||||
配偶者 | ジュリア・ケイリー(2012年 - ) | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
映画 『人生は、時々晴れ』 『ヒストリーボーイズ』 『ガリバー旅行記』 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 『はじまりのうた』 『イントゥ・ザ・ウッズ』 『トロールズ』シリーズ 『ピーターラビット』シリーズ 『オーシャンズ8』 『キャッツ』 『ザ・プロム』 テレビ番組 『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』 | |||||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||||
OBE(大英帝国勲章オフィサー)受章 |
略歴
編集1978年にヒリンドン・ロンドン特別区で生まれ、バッキンガムシャー州ウィカム地区ヘイゼルミアで育つ[1]。父親はイギリス空軍音楽隊所属のミュージシャン[2]、母親はソーシャルワーカー[3]。姉と妹がいる[2]。
1996年にミュージカル『Martin Guerre』の端役で舞台に立ち、プロの俳優としてデビューする[4]。
自ら脚本を執筆して出演したBBCのシットコム『Gavin & Stacey』で2008年の英国アカデミー賞テレビ部門最優秀コメディ演技賞を受賞。
2010年に、同年のFIFAワールドカップに出場するイングランド代表の非公式応援歌『Shout for England』[5]をディジー・ラスカルと共に歌い、全英シングルチャート1位を獲得。
2012年に『One Man, Two Guvnors』でトニー賞演劇主演男優賞を受賞。
2015年に大英帝国勲章のオフィサー(将校、OBE)を受章[6]。
2015年3月より、米CBSの深夜トーク・バラエティ番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の司会を務めている。『ザ・レイト・レイト・ショー』は1995年から放送されている人気番組で、コーデンは4代目の司会者である。前任者は丸10年担当したクレイグ・ファーガソン。
2015年11月1日に開催された第19回ハリウッド映画賞の授賞式の司会に選ばれた[7]。
トニー賞授賞式の司会を2016年と2019年に[8]、グラミー賞授賞式の司会を2017年と2018年に[9]務めるなど、米国内で司会者としての実力を認められている。
2019年にバストファー・ジョーンズ役で出演したミュージカル映画『キャッツ』でデジタルテクノロジーによって猫化したキャストのビジュアルなどが酷評されると、第92回アカデミー賞授賞式では共演者のレベル・ウィルソンとともに猫の姿で視覚効果賞のプレゼンターを務めたことが話題となったほか、第40回ゴールデンラズベリー賞では最低助演男優賞を受賞した[10]。
私生活
編集ルームメイトだった俳優ドミニク・クーパーの紹介で知り合った元テレビプロデューサーのジュリア・ケイリー[11]と2012年に結婚、2人の間には結婚前に誕生した長男マックスと結婚後に生まれた長女ケイリー(ジュリアの旧姓と同じ)がいる[12]。
サッカーでは少年時代からウェストハム・ユナイテッドFCのファンであり[13]、出世作『Gavin & Stacey』でも自身の役を同クラブのファンと設定してたびたび劇中でグッズを着用していた。
2022年、ジェームズはニューヨークにあるキース・マクネリー経営のレストランBalthazarから出入り禁止の処分を食らった。原因はレストランのスタッフに対し罵倒や極めて不快な態度をとったことにあった。ジェームズがプライベートでキースに謝罪したことで出入り禁止の処分は解け、公の場でも「無礼だった」として改めて謝罪した[14][15]。
主な作品
編集年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1997 | トゥエンティフォー・セブン Twenty Four Seven |
カール(トンカ)・マーシュ | |
2002 | 人生は、時々晴れ All or Nothing |
ローリー・バセット | |
2006 | ヒストリーボーイズ The History Boys |
ティムズ | |
2007 | ロブの「この年、オレ年」 Rob Brydon's Annually Retentive |
本人 | 第2シリーズ第4回「深刻な“アタマ”事情!?」 |
2009 | レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ Lesbian Vampire Killers |
フレッチ | |
グラファロ もりでいちばんつよいのは? The Gruffalo |
ねずみ | テレビアニメ、声の出演 | |
2010 | ガリバー旅行記 Gulliver's Travels |
ジンクス | |
2011 | 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 The Three Musketeers |
プランシェ | |
グラファロのおじょうちゃん The Gruffalo's Child |
ねずみ | テレビアニメ、声の出演 | |
2013 | はじまりのうた Begin Again |
スティーヴ | |
ワン チャンス One Chance |
ポール・ポッツ | 歌声はポール・ポッツ本人による吹き替え | |
2013 - 2014 | THE WRONG MANS/間違えられた男たち The Wrong Mans |
フィル | テレビシリーズ |
2014 | イントゥ・ザ・ウッズ Into the Woods |
パン屋の主人 | |
2015 | 素敵なウソの恋まじない Roald Dahl's Esio Trot |
語り部の男性 | テレビ映画 |
マッド・ドライヴ Kill Your Friends |
ロジャー・ウォーターズ | ||
ミス・シェパードをお手本に The Lady in the Van |
市場の商人 | ||
2016 | トロールズ Trolls |
ビギー | 声の出演 |
2017 | 絵文字の国のジーン The Emoji Movie |
ハイタッチ | 声の出演 |
トロールズ みんなのハッピーホリデー! Trolls Holiday |
ビギー | 声の出演 | |
2018 | ピーターラビット Peter Rabbit |
ピーターラビット | 声の出演 |
オーシャンズ8 Ocean's Eight |
ジョン・フレイジャー | ||
2019 | キャッツ Cats |
バストファー・ジョーンズ | 第40回ゴールデンラズベリー賞: 最低助演男優賞 |
イエスタデイ Yesterday |
本人 | ||
2020 | ザ・プロム The Prom |
バリー・グリックマン | |
2021 | ピーターラビット2/バーナバスの誘惑 Peter Rabbit 2: The Runaway |
ピーターラビット | |
シンデレラ Cinderella |
ジェームズ | ||
2022 | 浮気なママル Mammals |
ジェイミー | 全6話のテレビシリーズ Amazon Prime Videoで配信 |
その他
編集- 2008年『トップ・ギア』シリーズ11第3回「安いアルファロメオに夢中」ゲスト出演 ※自動車番組
- 2015年 - 『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』司会
関連項目
編集参考文献
編集- ^ Lindi Bilgorri (2005年3月2日). “Its all down to confidence” (英語). This is Local London 2015年4月11日閲覧。
- ^ a b “James Corden: The day my father went to war” (英語). Daily Mail. (2008年10月3日) 2015年4月11日閲覧。
- ^ Andy Ricketts (2013年4月30日). “Sharon and Kelly Osbourne give their backing to Fashion Targets Breast Cancer 2013” (英語). Third Sector 2015年4月11日閲覧。
- ^ Kira Cochrane (2011年10月2日). “James Corden: 'I'm not sure people even think of me as an actor at all'” (英語). The Gurdian 2015年4月11日閲覧。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=sHq3vy_7cJQ
- ^ “New Year Honours 2015” (PDF) (英語). GOV.UK (2014年12月30日). 2015年4月11日閲覧。
- ^ “James Corden to Host the 19th Annual Hollywood Film Awards”. 2015年10月15日閲覧。
- ^ ELLE JAPAN (2019年6月11日). “ゲスト総立ち! 歴史に残る第73回トニー賞オープニングナンバー”. ELLE 2019年6月19日閲覧。
- ^ Hiromi Kaku (2017年5月18日). “ジェームズ・コーデン、2018年もグラミー賞の司会に”. シネマカフェ cinemacafe.net 2019年6月19日閲覧。
- ^ 市川遥 (2020年3月17日). “最低映画を決めるラジー賞『キャッツ』が最多6冠!他を寄せ付けぬ強さ”. シネマトゥデイ 2020年3月18日閲覧。
- ^ Hannah Symmons (2010年9月29日). “James Corden To Become A First-Time Dad” (英語). Sky News. オリジナルの2011年1月15日時点におけるアーカイブ。 2015年4月11日閲覧。
- ^ “James Corden and his wife Julia have welcomed a baby girl called Carey” (英語). BelfastTelegraph.co.uk. (2014年10月30日) 2015年4月11日閲覧。
- ^ “James Corden - a proper footy fan” (英語). BBC. (2009年8月25日) 2017年6月10日閲覧。
- ^ “Comedian James Corden apologises after Balthazar restaurant ban”. BBC News. (18 October 2022) 3 November 2022閲覧。
- ^ “James Corden tells viewers he was 'rude' to restaurant server”. BBC News. (25 October 2022) 3 November 2022閲覧。
外部リンク
編集- Jkcorden (@JKCorden) - X(旧Twitter)
- ジェームズ・コーデン - allcinema
- ジェームズ・コーデン - KINENOTE
- James Corden - オールムービー
- James Corden - IMDb
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