桑実寺
滋賀県近江八幡市にある天台宗の寺院
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桑実寺(くわのみでら)は滋賀県蒲生郡安土町にある天台宗の寺院。山号は繖山(きぬがさやま)、本尊は薬師如来、開山は定恵(じょうえ)。別名桑峰薬師。
桑実寺 | |
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本堂(国重文) | |
所在地 | 滋賀県蒲生郡安土町桑実寺675 |
山号 | 繖山(きぬがさやま) |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 薬師如来 |
創建年 | (伝)白鳳6年(677年) |
開基 | 定恵 |
別称 | 桑峰薬師 |
文化財 | 本堂・桑実寺縁起絵巻(国重文) |
法人番号 | 5160005007004 |
歴史
標高433メートルの繖山(観音寺山)の中腹にあり、西国三十三箇所観音霊場の32番札所である観音正寺へと登る途上に位置する。
寺伝では、天智天皇の四女、阿閉(あべ)皇女(元明天皇)の病気回復を僧に祈らせたところ、琵琶湖から薬師如来が降臨し、阿閉皇女の病気を治して去り、それに感激した天智天皇の勅願により、藤原鎌足の長男、定恵が白鳳6年(677年)に創建したと伝えられている。寺名は、定恵が唐から持ち帰った桑の実をこの地の農家にて栽培し、日本で最初に養蚕を始めたことに由来する。
1532年には室町幕府13代将軍足利義晴が、ここに仮の幕府を設置。一時期荒廃していたが1576年、織田信長によって保護された。1582年には、安土城の女中たちが信長の留守中に禁足を破って参拝に訪れたことを信長が咎めて、女中たちと擁護した桑実寺の高僧たちを殺害するという事件が起きた。
文化財
- 重要文化財
- 本堂 - 室町時代初期、檜皮葺き
- 桑実寺縁起絵巻 附:後奈良天皇宸翰題籤(だいせん)及び消息 - 絵巻の絵は土佐光茂(みつもち)筆。将軍足利義晴から寄進されたもの。
拝観情報
- 開門時間 - 9時~16時30分
- 拝観料 - 300円
所在地
滋賀県蒲生郡安土町桑実寺675