二進指数え法
概要
桁上がりの原理を使用した指数え方法の一つ。主に右手を使用する。親指を一の位、以下小指に向かい二、四、八、十六の位として、基本的には指を折った状態を0、伸ばした状態を1として数える。(ただし、指を伸ばした状態を0、指を折った状態を1とする数え方もある。)(例:親指、薬指を伸ばす → 01001 → 9)左手は、三十二から五百十二の位までを数える。
これを利用することにより、片手で 5 までしかカウントできないのが、11111(2)=31(10)へと広がる。同じく桁上がりの原理を使用する六進指数え法では両手で55(6)=100011(2)=35(10)までだが、二進指数え法では両手で1111111111(2)=4423(6)=1023(10)までカウントできる。
例
右手
-
0
-
1
-
2
-
3 = 2 + 1
-
4
-
6 = 4 + 2
-
7 = 4 + 2 + 1
-
14 = 8 + 4 + 2
-
16
-
17 = 16 + 1
-
19 = 16 + 2 + 1
-
22 = 16 + 4 + 2
-
26 = 16 + 8 + 2
-
28 = 16 + 8 + 4
-
30 = 16 + 8 + 4 + 2
-
31 = 16 + 8 + 4 + 2 + 1
左手
-
64
-
128
-
256
-
448 = 256 + 128 + 64
-
480 = 256 + 128 + 64 + 32
-
512
-
544 = 512 + 32
-
768 = 512 + 256
-
992 = 512 + 256 + 128 + 64 + 32
関連項目
参考文献
- Pohl, Frederik (2003). Chasing Science (reprint, illustrated ed.). Macmillan. pp. 304. ISBN 9780765308290
- Pohl, Frederik (1976). The Best of Frederik Pohl. Sidgwick & Jackson. pp. 363
- Fahnestock, James D. (1959). Computers and how They Work. Ziff-Davis Pub. Co.. pp. 228