原亨吉

日本の学者

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原 亨吉(はら こうきち、1918年6月21日 - )は、フランス文学者、大阪大学名誉教授。

京都市出身。姫路市に育つ。第一高等学校理科を経て、1938年京都帝国大学哲学科入学、1940年退学し1942年東京帝国大学仏文科卒業。1942年入営し少尉で敗戦、1945年8月20日中尉(ポツダム中尉)、1947年同志社女子専門学校教授、1949年関東学院大学経済学部助教授、1955年大阪大学文学部助教授、1963年パリ大学に留学、1965年博士号を取得し帰国、1970年教授、1974年評議員、フランス政府よりパルム・アカデミーク勲章を授与、1982年阪大を定年退官、名誉教授、天理大学教授。1982年「パスカルの数学的業績(“L'ŒUVRE MATHEMATIQUE DE PASCAL”)」で日本学士院恩賜賞を受賞、1989年勲二等瑞宝章受章。

論文

  • L'ŒUVRE MATHEMATIQUE DE PASCAL(『大阪大学文学部紀要』1981)

共著

翻訳

  • 恋愛論 スタンダール 宇佐見英治共訳 角川文庫 1951 のち改版
  • 海辺の対話 悟性の探求 アラン 角川文庫 1953
  • ヴアレリイ 若きパルク 矢内原伊作共訳 角川書店 1954
  • 思想と年齢 アラン 角川文庫 1955 のち改版
  • 想像力 ジャンヌ・ベルニ 白水社:文庫クセジュ 1957
  • 人間論 アラン著作集4巻 白水社 1960、改訳1980、新装版1996ほか
  • ホイヘンス 科学の名著.第2期10巻、共編訳 朝日出版社 1989 
  • ライプニッツ著作集 第2巻数学論・数学.3巻数学・自然学、訳・解説、工作舎 1997-99

参考文献

  • 原亨吉先生略歴『Gallia』、1982年