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==作品解説==
赤い体に緑色の[[くちばし]]と手足を持つ[[ペンギン]]のペンゴを操り、敵キャラクターである'''スノービー'''を全滅させることが目的の[[アクションパズル|アクションパズルゲーム]]。画面にはアイスブロック(以下、氷と呼称)が迷路状に配置されており(この配置はいくつかのパターンからラウンド開始時にランダムに決められる)、この氷でスノービーを押し潰すのが主な倒し方である。ペンゴはスノービーに触れるとミスとなる。
 
盤面上に配置されている氷の前でボタンを押すと、氷のさらに向こう側に氷や外壁がなければ、他の氷か壁にぶつかるまで氷を押し飛ばす。この氷でスノービーを押し潰す際、まとめてスノービーを潰すことで高得点となる(1匹で400点、2匹で1600点、3匹で3200点、4匹で6400点)。また、向こう側に氷や外壁のある(飛ばすことのできない)氷の前でボタンを押すと、氷を破壊することができる(30点)。ただし、スノービーが封じられた氷は破壊しても無得点である。また、ダイヤモンドブロック(後述)は破壊できない。
 
外壁の前でに向かってボタンを押すと壁が揺れ、壁に接触していたスノービーは一定時間しびれてしまう。ただし、ラウンドが重なるにつれてスノービーがしびれるまでのタイムラグが上がるため、壁を揺らしても間に合わずにスノービーに接触されるミスに陥りやすくなる。しびれている間に捕獲することも可能(100点)。
 
==ボーナス==
===ダイヤモンドブロック===
各ラウンドに三つ、'''ダイヤモンドブロック'''という名の破壊できない特殊ブロックがある。これを一列に並べるとボーナスが1000010,000点入る(壁沿いに並べた場合は50005,000)(ダイヤブロックが一つだけ壁に触れるように並べた場合は1000010,000点)。さらにボーナス点加算直後に画面内のスノービーが全てしびれ状態になり捕獲可能となる。ボーナスが入るのは一面ごとに一度だけで、ダイヤモンドブロックを再度並べ直しても何も起こらない。
 
===ラウンドクリア===
面クリア時に、クリアまでに掛かった時間で決定される[[ボーナス]]点が加算される。
*0-19秒:5000:5,000
*20-29秒:2000:2,000
*30-39秒:1000点
*40-49秒:500点
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==スノービーの行動パターン==
*ラウンド開始時、スノービーにはペンゴを追いかけ回す個体と、ペンゴとは無関係に動き回る個体が並存する。外見上はまったく同じ。
*何かとプレイヤーの裏をかく行動をとる(氷をスタンバイして待ち伏せるとプレイヤーと縦軸もしくは横軸を合わせない、外壁を揺らして気絶させようとすると内側から接近してくる等)
*スノービーは特定の氷に封じられた卵から孵化してくる。画面内に常に一定数(1面~4面は3匹、それ以降は4匹)のスノービーがいるようになっており、倒されるたびに卵から孵化する。孵化中のスノービーには当たり判定はなく、触れてもミスにはならないが潰すこともできない。卵が封じられた氷を破壊すると、卵ごと破壊できる(500点)。卵の封じられた氷は外見上は他の氷と変わらないが、ラウンド開始時や孵化時に点滅する。
*スノービーもペンゴ同様、氷を破壊する(押すことはない)。ただし、卵が配置されている氷を崩すことはない。ペンゴが立ち止まって氷を崩すのに対して、スノービーは氷に重なって崩しながら移動する。氷を崩している間は移動速度が落ちる。
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偶数面をクリアすると、ナムコの『[[パックマン]]』のようなコーヒーブレイクデモがある。8面クリア後のデモでは、6羽のペンギンが[[タイトー]]の『[[スペースインベーダー]]』の[[カニ]]型・Crabのような動作をする。
 
16面をクリアすると1面に戻る。「表記が17面で実質1面」ではなく、表記も「1面」である。ラウンド表記は基板によって「ACT」のものと「RD(ROUND)」のものがあった。
 
最高得点は655350655,350点。これを超えると、[[カウンターストップ]]はせずに0点に戻る。
 
== 音楽について ==
日本国内向け製品のラウンド中のBGMには、[[ガーション・キングスレイ]]の『[[ポップコーン (曲)|ポップコーン]]』が使用されている。当時のアーケードゲーム業界には楽曲等の著作権に対する認識が甘い部分が随所で見られ、無許可で楽曲を使用するケースが多かったことから、そのためペンゴも同様のケースと勘違いされることが多いが、[[インストラクションカード]]には[[日本音楽著作権協会|JASRAC]]のシールが貼付されており、正規の許諾を得ていることを示している。また、前述のコーヒーブレイクデモでは[[交響曲第9番 (ベートーヴェン)]]いわゆる'''第九'''が使われている。
 
なお、海外版や一部の移植版では別の曲が使用されている。
 
== 隠しコマンド ==
アトラクトモードで、1Pと2Pの上レバーとボタンを押しながら、1Pのスタートボタンを押すと、制作スタッフの名前が表示される。[[タイトー]]の『[[リターン オブ ザ インベーダー]]』 (1985年) にも同様の隠しコマンドがあり、うち2名は共通の名前である<ref>{{Cite web |url=https://tcrf.net/Pengo_(Arcade)|title=Pengo (Arcade) - The Cutting Room Floor|accessdate=2021-04-13}}</ref>。
 
==バグ==