「ドリナ川」の版間の差分

ドリナ川は[[タラ川]]と[[ピヴァ川 (モンテネグロ)|ピヴァ川]]によって形作られ、ディナル・アルプス山脈に源を発する両河川が国境の村であるボスニア・ヘルツェゴビナ領フム村(Hum)・モンテネグロ領シチェパンポリェ村(Šćepan Polje)付近で合流する。タラ川の全長は144kmでそのうち110kmはモンテネグロ領内を流れ、最後の34kmはボスニア・ヘルツェゴビナとモンテネグロの国境を流れる。ドリナ川はボスニア・ヘルツェゴビナ北部を346kmにわたり流れ、途中で[[ソコルル・メフメト・パシャ橋]]で有名な[[ヴィシェグラード (ボスニア・ヘルツェゴビナ)|ヴィシェグラード]]などを通過するが<ref>{{Cite book|和書 |title=ドナウ、小さな水の旅：ベオグラード発 |date=2022-12 |publisher=左右社 |pages=116-126 |author=[[山崎佳代子]] |isbn=978-4-86528-354-9}}</ref>、206kmはボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア両国の国境に沿って流れている。最後はボサンスカ・ラチャ村(Bosanska Rača)でサヴァ川に流れ込む。ディナルアルプスにあるタラ川の源流からサヴァ川の合流地点までは487kmほどになる。ドリナ川は航行可能な河川ではないが、タラ川とともに[[バルカン半島|バルカン]]諸国の中で[[カヤック]]や[[ラフティング]]の地として人々をひき付けている。