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特に開祖である[[一遍]]、その弟子で遊行派の始祖である[[他阿]]を指す事が多い。
 
二代他阿以降、代々他阿(他阿弥陀仏)の名をも継承している{{sfn|梅谷繁樹|1986-1987|p=243}}。時宗の総本山である[[清浄光寺]]の[[法主]]が継承しており、藤沢上人と同一視されることもあるが、本来は隠居した遊行上人を指す言葉であり、一方で遊行上人とならなかった藤沢上人も存在する{{sfn|梅谷繁樹|1986-1987|p=243}}。[[梅谷繁樹]]は、本来代々の遊行上人および藤沢上人が名乗った名は他阿弥陀仏のみであり、「真教」(二代)や「尊観」(12代)のような[[道号]]を用いるようになったのは近世以降ではないかと見ている{{sfn|梅谷繁樹|1986-1987|p=246}}。またこれらの道号は、[[江戸時代]]前期の42代上人[[他阿尊任]]の頃に整備され、以降の上人も道号を名乗るようになったのではないかと見ている{{sfn|梅谷繁樹|1986-1987|p=246}}<ref>ただし、永禄元年(1558年)に29代[[他阿躰光]]は、躰光の名のはいった印判を使用している{{harv|梅谷繁樹|1986-1987|p=246}}</ref>。
 
== 著名な遊行上人 ==
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* [[他阿]] - 二代遊行上人
* [[他阿智得]] - 三代遊行上人
* [[呑海]] - 四代遊行上人。[[清浄光寺]](遊行寺)開基
*他阿一鎮 - 六代遊行上人。迎称寺(こうしょうじ)(京都市左京区浄土寺真如町)開基とも伝える。
* [[他阿託何]] - 七代遊行上人