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{{出典の明記|date=2017年9月24日 (日) 07:56 (UTC)}}{{Infobox お笑いコンビ
|コンビ名={{ruby|横山|よこやま}}ホットブラザーズ
|メンバー=横山アキラ<br />横山マコト<br />横山セツオ
|出会い=実兄弟
|旧グループ名=横山トーロクショウ<br />横山トニー一党<br />横山ファミリーショウ
|事務所=[[松竹芸能]]→[[ケーエープロダクション]]<br />[[吉本興業]](業務提携、[[2011年]]より)
|活動時期=[[1936年]] - (横山ホットブラザーズとしては[[1952年]] - )[[2020年]]
|芸種=[[漫才|音曲漫才]]、[[ボーイズ (演芸)|ボーイズ]]
|現在の活動状況=テレビ・ラジオなど
|受賞歴=[[1971年]] 第6回[[上方漫才大賞]]奨励賞<br />[[1985年]] 第9回[[日本パロディ展]]優秀賞<br />[[1991年]] 第20回[[上方お笑い大賞]]審査員特別賞<br />[[1994年]] 第29回上方漫才大賞審査員特別賞<br />[[1996年]] 平成8年度第51回[[文化庁芸術祭]]大賞<br />[[2003年]] 第38回上方漫才大賞<br />[[2009年]] [[上方演芸の殿堂入り]]<br />[[2017年]] [[大阪市]]における[[無形文化財]]指定
}}
'''横山ホットブラザーズ'''(よこやまホットブラザーズ)は、[[ケーエープロダクション]]所属([[2011年]]より[[吉本興業]]と業務提携)の日本の[[ボーイズ (演芸)|音楽ショウ]]グループ。元[[松竹芸能]]所属。「しゃべくり漫才」→「シチュエーションコント」が主流を占める中で、[[楽器]]を用いた[[音曲漫才]]・[[ボーイズ (演芸)|ボーイズ物]]の伝統を守
結成は戦前に遡り、戦後は[[戎橋松竹]]、[[トップホットシアター]]、[[道頓堀角座]]等をホームグラウンドに、[[キャバレー (接待飲食店)|キャバレー]]廻り等もした。
== メンバー ==
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家父・創始者の[[横山東六]]には7 - 8人の子があったが、長男と長女は幼くして病死している。他の子は殆どがメンバーに在籍した。
===
;
: 長男、[[大阪府]]出身。[[ミュージックソー]]・[[ギター]]担当。
: 昨今ギターはほとんど叩いて音頭を取ったりする位で、きちんと弾くことは滅多にないが、 [[市川福治・かな江]]直伝の[[阿呆陀羅経]]などもこなす腕前を誇る。かつては進駐軍相手のジャズバンドに所属していた。のこぎりを叩く「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」のギャグは有名である。2012年に自転車で転倒し、腰の骨にヒビが入る重傷を負ったが、その後も舞台に立った。2016年秋のなんばグランド花月での舞台が最後となった。
:2020年12月9日午前8時、[[腎不全]]のため大阪市の療養施設で死去。{{没年齢|1932|8|7|2020|12|9}}<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202012110000960.html|title=横山ホットブラザーズの横山アキラさん死去 88歳|newspaper=[[日刊スポーツ]]|date=2020-12-11|accessdate=2020-12-11}}</ref>。
;
: 次男、[[大阪府]]出身。[[アコーディオン]]担当。
: かつては高級で音の良いアコーディオンを使用していたが、近年体力面からアキラのミュージックソー演奏中はアコーディオンを肩から下ろし、アコーディオンも小型軽量な物を使用している。いわゆる[[絶対音感]]の持ち主であり、音楽を聴きながら記譜ができるという。また[[作曲家]]として、学校の校歌や企業の社歌などを数多く手掛けている。毎朝の散歩を日課としていた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202204260000468.html|title=「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」横山ホットブラザーズ 次男の横山マコトさん死去、87歳|publisher=日刊スポーツ|date=2022-04-26|accessdate=2022-04-26}}</ref>。
: 妻は[[浪曲師]][[松浦四郎]]の娘。
:2022年4月22日、朝の散歩中に自宅付近で体調の異変を訴え、通り掛かった知人が通報し救急搬送中されたが、虚血性心疾患で死去。{{没年齢|1934|6|16|2022|4|22}}<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220426-OYT1T50143/|title=「横山ホットブラザーズ」横山マコトさん死去、87歳…兄弟3人で音曲漫才|newspaper=[[読売新聞社]]|date=2022-4-26|accessdate=2022-4-26}}</ref>。
;
: 三男、[[大阪府]]出身。エレキギター担当。
: 学生時代からバンド活動に参加。[[近畿大学]]を中退し[[1966年]]から加入。初舞台で緊張のあまりセリフに詰まっていると、長男から「おまえはしゃべらんでええ。そこにたっているだけでエエ。」というツッコミは
=== 元メンバー ===
;[[横山東六|横山 東六]](本名:横山 登二、[[1906年]] - [[1980年]][[11月6日]])
:[[ヴァイオリン|バイオリン]]担当。父親で創始者。
: 音楽学校卒の元[[楽士]]で、[[1928年]]に関西交響楽団(現在の[[大阪フィルハーモニー交響楽団]]の前身とは別団体)に入団。
: [[1933年]]より'''陽気屋東六'''の名で[[音曲漫才]]に転向し、[[落語]]家出身の[[鹿島洋々・林正二郎#メンバー福|笑福亭福之助(後の鹿島洋々)]]とコンビを組み、新世界[[アシベ劇場]]で漫才初舞台。
: [[1974年]]頃から健康上の理由で徐々に出番を減らし、[[1975年]]に引退。
;
:[[広島県]]呉出身。東六の弟子。途中から洋二に交代。
:[[日本国有鉄道|国鉄]]に勤務していたが芸界に憧れショウを自ら結成。後に妻と夫婦漫才を組む。
: 脱退後は[[吉本興業]]の[[ザ・ダッシュ]]に加入、[[ポケットミュージカルス]]でも活躍。その後は[[片山津温泉]]街で宴会の司会業をした。
; 横山 洋二(本名:上甲 元行、[[生没年不詳]])
:東六の弟子。
: 父は[[永田キング]]の弟子の[[永田小キング]]、母は[[星ギン子|星ギン子・ララ子]]の星ギン子。
: 1974年にセツオと交代。何でも'''用事'''が済む
== 略史 ==
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* [[1966年]] - 洋二と入れ替わりに、三男セツオが加入。
* [[1971年]] - 第6回 [[上方漫才大賞]] 奨励賞受賞。
* [[1975年]] - 東六が引退、
* [[1985年]] - 第9回 日本パロディ展 優秀賞受賞。
* [[1991年]] - 第20回 [[上方お笑い大賞]] 審査員特別賞。
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* [[2003年]] - 第38回 上方漫才大賞 大賞受賞。
* [[2009年]] - [[上方演芸の殿堂入り]]。
* [[2011年]]3月 - ケーエープロダクション所属のまま、[[吉本興業]]と業務提携<ref>[https://web.archive.org/web/20110302225405/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/03/01/kiji/K20110301000341970.html 「横山ホットブラザーズ」が吉本興業入り!]</ref>。
* [[2011年]]4月 - 43年ぶりに花月の通常公演に出演。以降NGKや[[よしもと祇園花月]]に出演。
* 2016年10月 - 最後の舞台。
* [[2017年]][[6月9日]]、[[大阪市]]の[[無形文化財]]に指定されたことが発表される。上方漫才部門では[[夢路いとし・喜味こいし]]に次いで2例目の指定<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASK695V27K69PTIL024.html?iref=comtop_8_08 「横山ホットブラザーズ」を無形文化財に指定 大阪市] - 朝日新聞デジタル 2017年6月9日</ref>。
* [[2020年]]12月 - 長男アキラが死去。
* [[2022年]]4月 - 次男マコトが死去。
== 芸風 ==
* テーマソングは父東六が参加していたころは「'''
* 出だしは決まって、マコトの歌(殆ど「[[北酒場]]」だが、「[[無錫旅情]]」など別の歌を用いる場合もある)。アキラがそれに「ヤッコラマタ、ドッコイマタ」と頬を痙攣させつつ合いの手を入れ、次第にオーバーアクションになってマコトの歌を食ってしまい、マコトが「やかましわい!」とツッコんで中断する。
* その後は、掛け合い~歌合戦系のネタと、楽器演奏系のネタに分かれる。
* アキラ([[ボケ (漫才)|ボケ]])とマコト([[漫才#ボケとツッコミ|ツッコミ]])の漫才形式で進行し、セツオの絡みは少ない。セツオがツッ込んだ場合は、それにアキラとマコトがツッ込み、セツオがいじられて会話から弾き出されるパターンが多い。
* 歌合戦系のネタの場合は、何かのテーマ(季節ネタや時事ネタ、地方巡業の場合はご当地ネタなど、演じる場に合わせる)に沿った歌を互いに出し合う形と、[[しりとり]]等のゲームで歌を繋いで
* しりとり型の場合は、司会のマコトがセツオに優しく、アキラには難しくなるように仕切って
* 楽器演奏系の場合は、家財道具(後述)を使って珍妙かつ軽快な音を出し、客を感心させる[[ボーイズ (演芸)|ボーイズ]]芸を見せる。
== 使用楽器 ==
===
; [[ミュージックソー]](のこぎりの形をした楽器)
: [[轟一蝶・美代子]]([[漫画トリオ]]の初代[[横山フック]]の親)から、バイオリンを分解するネタと
: 西洋のこぎりから派生した、演奏専用に作られた楽器(演奏用ではなく、本物ののこぎりだったという指摘もある<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/282766|title=お笑い界 偉人・奇人・変人伝 横山ホットブラザーズ 飛行機の手荷物検査で止められて…|newspaper=[[日刊ゲンダイ]]|date=2020-12-17|accessdate=2020-12-18}}</ref>)。アキラはこれを弾かずに、[[打楽器]]用の[[マレット (打楽器)|マレット]]で叩いて音を出す。
: 音程と余韻の操作をしつつ、7拍叩いて「'''お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜'''」と聞かせるギャグと、マコトのアコーディオン、セツオのギター伴奏によって「[[荒城の月]]」「[[阪神タイガースの歌|六甲おろし]]」「[[お正月 (歌曲)|お正月]]」等を演奏する持ち芸がある。
: 特に「おまえはアホか」はアキラの代名詞になっており、他の追随を許さぬ第一人者になっている。
: [[横山裕]]([[
: 「おまえはアホか」を音階で表すと「ド♯ ド♯ ド♯ シ♭ ド♯ シ♭ ド♯」となる。
: 「おまえはアホか」を音声認識式のコンピュータに入力すると、何故か「米陸軍」と出る(『[[探偵!ナイトスクープ]]』の小ネタより)。
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; 壊れるヴァイオリン「ストラディヴァリウス?」
: 父・東六のネタ。
: モーニング姿でヴァイオリンを抱え、舞台に登場。短く一曲を弾き終え、「これは(ヴァイオリニストの)[[辻久子]]の持っている[[ストラディバリウス|ストラディヴァリウス]]よりもさらに高い…明日から、見られまへんで。明日からフェスティバルホールに出まんねん…」などと笑わせる。
: 「ホンマに、丈夫だんねん」とヴァイオリンを叩くと、ネックが根元から折れて「おじゃましました!」と言いながら舞台を降りる。言うまでもなく、ネックは最初から根元が固定されていない。
; [[箒]]と[[はたき]]
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== その他 ==
* [[2005年]][[11月]]現在、[[NHKラジオ第1放送]]の演芸番組『[[上方演芸会]]』に170回超出演しており、現役芸人として最多の出演回数を誇る(歴代最多は[[夢路いとし・喜味こいし]]の230回超)。
* [[上方演芸会]]には191回出演した(2021年4月放送の上方演芸会「横山アキラさんをしのんで」より)
*メンバーの「長男・次男・三男」の位置づけは飽くまでグループ内のもので、出生順とは異なる。三男とされるセツオは、実際は8人兄弟の末っ子である(本人談)。
*かつて[[大津市]]の[[紅葉パラダイス]]で月に1度行われていた、のど自慢大会のバックバンドを務めていた。このバンドは通常の3人のメンバーのほかに増員されており、[[びわ湖放送]]と[[京都放送|KBSテレビ]]で放送されていた。
*次男・マコトは「横山誠」の名前で[[大阪市立苅田南小学校]]の校歌を作曲している<ref>{{Cite web
== 出演番組 ==
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=== ラジオ ===
* [[上方演芸会]]([[NHKラジオ第1放送]]) - 3 - 4ヶ月に1度の割合で出演。
* 歌謡曲でいこう([[朝日放送ラジオ]])
* '''[[ホットのしゃべって当てまショー!]]'''([[MBSラジオ]]) - 唯一の[[冠番組]]として四半世紀親しまれた。
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* [http://www.ka-pro-yhb.com/talent/profile/yokoyama_hot_bros.html ケーエープロダクション「プロフィール」]
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{{デフォルトソート:よこやまほつとふらさあす}}▼
[[Category:日本のお笑いグループ]]
[[Category:日本のお笑いトリオ]]
[[Category:コミックバンド]]
[[Category:過去の松竹芸能所属者]]
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