「鎌倉車両センター中原支所」の版間の差分

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{{画像提供依頼|E127系南武線仕様|date=2023年7月|cat=鉄道}}
{{車両基地
|車両基地名 = 鎌倉車両センター中原支所
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|開設=1960年
|旧称=中原電車区
|備考 = 20222023年4月1日現在のデータ<br />敷地面積は有価証券報告書の値<ref name="yuho35">{{PDFlink|[https://www.jreast.co.jp/investor/securitiesreport/2022/pdf/securitiesreport.pdf 第35期有価証券報告書 40頁]}} - 東日本旅客鉄道</ref>
|備考全幅 =
}}
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== 概要 ==
南武線の車両基地はその前身である[[南武鉄道]]の開業以来[[矢向駅]]構内にあったが、手狭になったために[[1960年]][[4月25日]]に'''中原電車区'''として当所が開設され矢向電車区から車両を移管した。矢向駅にはこの際'''中原電車区矢向派出所'''を設置したが後に廃止され、現在は留置線のみ残る。{{要出典範囲|date=2017年2月25日 (土) 06:15 (UTC)|これに加え[[登戸駅]]構内に電留線を作る案もあったが}}、現在のところ実現していない。
 
[[国鉄分割民営化]]後の[[1988年]]には、弁天橋電車区から[[鶴見線]]の車両が移管された。これらは[[鶴見線営業所|川崎統括センター鶴見線オフィス]](旧弁天橋電車区敷地に鶴見線営業所として新設)に常駐している。
 
[[2015年]][[3月14日]]に浦和電車区が[[さいたま車両センター]]およびさいたま運転区に改編されたことで、JR東日本で最後の電車区(車両と運転士の両方が所属)となった。
略号は[[日本国有鉄道]](国鉄)時代の当初は東京[[鉄道管理局]]管轄であったことから「東ナハ」であったが、[[1969年]]に[[武蔵小杉駅|武蔵小杉]]以北が東京西鉄道管理局管轄とされたため、「西ナハ」とされた。民営化後は東京圏運行本部→東京地域本社の管轄となったため再び「東ナハ」となったが、[[1996年]]10月の横浜支社発足に伴う管轄の変更で「横ナハ」となった。
 
[[20152020年]][[3月14日]]の組織改正浦和より、中原電車区検修部門[[さいたま鎌倉車両センター]]に独立し、JR東日本で検修部門中原支所なった。その際、運転士が所属する最後の電部門は矢向と統合し、[[川崎運輸区]]([[すかいらーく|夢庵]]武蔵中原駅前店跡地に新設 現在は川崎統括センター南武線オフィス)となった。
 
[[2020年]][[3月14日]]に組織改正され、中原電車区から[[鎌倉車両センター]]中原支所となった。その際、運転士部門は矢向車掌区と統合し、旧・[[すかいらーく|夢庵]]武蔵中原駅前店の跡地に新設された[[川崎運輸区]]に再編された。
 
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=== 構内 ===
入出区線を下って構内に入ると両渡り分岐器([[分岐器#種類|シーサスクロッシング]])があり、留置線および洗浄線群、検修庫線、武蔵中原駅側の留置線へと分かれる<ref name="DJ2014-8">交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号シリーズ車両基地2014 Vol.13(特別編)「東京メガループの車両基地に注目」pp.48 - 53。</ref>。南武線の高架線側より
 
* 0番 - 3番の留置線がある<ref name="DJ2014-8"/>。1区と2区に分かれており、6両編成の車両を縦列留置できる<ref name="DJ2014-8"/>。
* 4番 - 7番の留置線は6両編成を留置できるが、4・5番線は終端部に85mの余裕があり、さらに南武支線用・鶴見線用車両留置できる<ref name="DJ2014-8"/>。
* 8・9番線は洗浄線で、手洗浄作業台が設置されている<ref name="DJ2014-8"/>。
* 11・12番線は検修線で、台検庫に繋がっている<ref name="DJ2014-8"/>。天井クレーン・リフティングジャッキを配備しており、機器の吊り替えや修理等を行う<ref name="DJ2014-8"/>。
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[[ファイル:JRE Yoko-Naha.JPG|thumb|鎌倉車両センター中原支所 所属略号]]
「'''横ナハ'''」…横浜支社を意味する「横」と、中原を意味する「ナハ」から構成される。
 
略号発足当初は[[日本国有鉄道|国鉄]](国鉄)時代の当初は東京[[鉄道管理局]]管轄であったことから「東ナハ」であったが、[[1969年]]に[[武蔵小杉駅|武蔵小杉]]以北が東京西鉄道管理局管轄とされたため、「西ナハ」とされた。民営化後は東京圏運行本部→東京地域本社の管轄となったため再び「東ナハ」となったが、[[1996年]]10月の横浜支社発足に伴う管轄の変更で「横ナハ」となった。
 
== 配置車両 ==
南武線・鶴見線用の電車が配置されている。20222024年4月1日時点の配置車両は以下の通り<ref>{{Cite book|和書 |title=JR電車編成表20222024夏 |date=2024年5月24日 |year=2022 |publisher=交通新聞社 |pages=84,85-87 |isbn=978-4-330-0282202824-48}}</ref>。
{| class="wikitable" rules="all" style="text-align:center"
|-
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!合計
|-
|252262
|0両
|0両
|0両
|0両
|252262
|}
; [[JR東日本E233系電車|E233系8000番台・8500番台]](216両)
: [[ファイル:Series-E233-8000-N10.jpg|サムネイル|E233系8000番台]][[南武線]]用8000番台6両編成35本(N1 - 35編成)と8500番台6両編成1本(N36編成)が配置されている。
: 205系と209系の置き換え用として投入され、2014年10月4日より営業運転を開始した<ref>2014年7月31日より順次、鎌倉車両センター中原支区(当時中原電車区)に配置されている(鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」2014年11月号「車両基地」記事より)。</ref><ref name="JRR 2020w 91">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2020冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2019年、p.91-92。ISBN 9784330021195。</ref>。
: 8500番台は、[[2017年]]2月に[[豊田車両センター]]から元[[青梅線|青梅]]・[[五日市線]]用の0番台青670編成が改番して転入したもの。同年3月15日より営業運転を開始している<ref>[http://railf.jp/news/2017/03/16/150000.html 南武線でE233系N36編成が営業運転を開始] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2017年3月16日</ref>。
; [[国鉄205系電車|205系]](33(15両)
: [[ファイル:JRE Series205-1100 T19.jpg|サムネイル|205系1100番台(鶴見線用)]] [[ファイル:JRE-Series205-1000-4.jpg|サムネイル|205系1000番台(南武支線用)]]3両編成93(T11 - (T15,17,19編成)、1000番台2両編成3本(ワ1,2,4編成、ワ3編成は残存していた101系に割り当てられていたため欠番)の計126本が配置されている。3両編成1100番台は[[鶴見線]]用、2両編成1000番台[[南武([[尻手駅|尻手]] - [[#浜川崎支線|南武線浜川崎支線(南武支線)]]間)用で、3両編成は[[鶴見線営業所]]に常駐する。2両編成は、クモヤ145形の廃車後、電車区内の[[入換 (鉄道)|構内入換]]をする牽引車代用の役目も担っている<ref>交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号(通巻364号)pp.49 - 50</ref>。
: かつては南武線用の6両編成も配置されており、2014年10月1日時点では32本した。これらはE233系の導入に伴って順次廃車<ref group="注">海外譲渡された車両も存在する。</ref>され、2016年1月9日のナハ46編成によるありがとう運転をもって営業運転を終了、同年1月15日に全廃となった。
: <!-- 導入時期・方法(新製投入・転入の別)など要記載 -->[[山手線]]・[[中央・総武緩行線]]・[[埼京線]]からの転入車のうち、先頭車化改造車(1000・1100・1200番台)が18本、落成時点から先頭車である編成は11本であった。なお、南武支線用と鶴見線用はすべての編成が中間車からの先頭車化改造車である。
: 先頭車前面の編成番号表記は、新製時より所属している編成がプレート式、転属車がテープ式になっている(ナハ15編成のクハ204-138・ナハ35編成のクハ205-19を除く)。
: 鶴見線用3両編成は全編成で大窓車と小窓車が混在しており、クモハ・モハが元山手線車でクハが元埼京線車である。南武支線用2両編成はワ4編成が元山手線車で小窓、ワ1・2編成が元中央・総武緩行線<ref group="注">大元をたどれば[[京浜東北線]]。</ref>車で大窓である。
: 先頭車化改造車のうちナハ48編成は[[2009年]]7月に209系2200番台によって置き換えられ、故障したナハ4編成の復旧のためにモハユニット2両を供出したうえで、4両編成として[[仙台車両センター宮城野派出所]]に転出して103系を置き換えた。ナハ4編成は抜かれたモハユニット2両を組み込んで営業運転に復帰し、故障当該車のモハユニットは廃車された。この結果、ナハ4編成は大窓車と小窓車が混在している。
: 2014年2月25日<ref>交友社「鉄道ファン」2014年7月号付録「JRグループ車両のデータバンク2013/2014」41頁。</ref>には、元[[鎌倉車両センター]]のH26編成が転入し、3月6日からナハ17編成として営業運転を開始した<ref>[http://railf.jp/news/2014/03/11/140000.html もと横浜線用205系が南武線で営業運転を開始] - 『鉄道ファン』[[交友社]] railf.jp 鉄道ニュース、2014年3月11日</ref>。大窓車であり、編成番号も大窓車の続番だが、番号札は両先頭車ともにテープ式であるほか、前面のLED行先表示機は存置され、号車札は鎌倉車両センター時代と同様に白地に青文字となっていた。2015年1月に廃車されている。<gallery>
: 鶴見線用1100番台はもともと9本(T11 - 19編成)が配置されていたが、E131系1000番台の投入により順次運用を離脱し廃車されている。最終運用は2024年2月27日のT17編成であった。
ファイル:Nanbu line 205kei Rapid.JPG|205系0番台(南武線用)
: 南武支線用1000番台についても後継となるE127系が投入されており、主にワ4編成が予備車として使用されるのみとなっている。
ファイル:JR East 205-1200 set 46 Musashi-Nakahara 20141004.JPG|205系1200番台(南武線用)
; [[JR東日本E127E131系電車#1000番台(鶴見線用)|E127E1311000番台]](4(24両)
</gallery>
:0 [[鶴見線]]用に1000番台23両編成28(V1(T1 - V2T8編成)が配置されている。
; [[JR東日本E127系電車|E127系]](4両)
: 205系1100番台の置き換え用として投入され、2023年12月24日に営業運転を開始した。
:0番台2両編成2本(V1 - V2編成)が配置されている。
: 2024年2月27日に同線の運用が同形式に統一され、同年3月16日のダイヤ改正よりワンマン運転を開始した。
:南武支線で運用される前述の205系1000番台の置き換え用。
; [[JR東日本E127系電車|E127系0番台]](4両)
:[[新潟車両センター]]に所属していた0番台V12編成に、塗装変更や防犯カメラ設置などの転用改造を施したうえでV1編成として2023年5月25日付けで中原支所へ転属した。
: [[南武線#浜川崎支線|南武支線]]用に0番台2両編成2本(V1,2編成)が配置されている。
: 205系1000番台の置き換え用として、2023年に[[新潟車両センター]]より転入した。
: [[長野総合車両センター]]での転用改造を経て、同年9月13日より同線での営業運転を開始した。
; [[国鉄31系電車|31系]](1両)
: [[ファイル:Kumoha12052.JPG|サムネイル|クモハ12052]]クモハ12052が保留車として当区に配置されているが、現車は車体を整備の上[[東京総合車両センター]]西エリアにて保管されており、定期運用は無い。
: 1996年3月まで、鶴見線大川支線で運用された。
: 1980年までは南武線浜川崎支線用の31系由来のクモハ11形・クハ16形が多数配置されていた。
; [[FV-E991系電車|FV-E991系]](2両)
: [[ファイル:SERIES FV-E991 SOUND OF HYDROGEN.jpg|サムネイル|FV-E991系]]2両編成1本(HY編成)が配置されている。愛称は「HYBARI(ひばり)HYBARI」。
: 試作車の水素ハイブリッド燃料蓄電池電車の試作編成で、南武線川崎 - 登戸、鶴見線、南武支線での試験走行を実施している。
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ファイル:Series-E233-8000-N10.jpg|E233系8000番台
ファイル:JRE-Series205-1000-4.jpg|205系1000番台
ファイル:JRE Series205-1100 T17.jpg|205系1100番台
ファイル:JR East 205-1200 set 46 Musashi-Nakahara 20141004.JPG|205系1200番台<br>南武線用廃車済
ファイル:Nanbu line 205kei Rapid.JPG|205系0番台<br>南武線用廃車済
ファイル:JRE Series-E131-1000 T1.jpg|E131系1000番台
ファイル:JRE Series-E127-0 V1.jpg|E127系0番台
ファイル:JNRJRE-クモハ12-1cMc12052.jpg|クモハ12形12052
ファイル:SERIES FV-E991 SOUND OF HYDROGEN.jpg|FV-E991系
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上記配置車両のほか、南武線乗り入れの[[修学旅行列車]]など臨時列車で南武線に乗り入れた車両が一時留置されることがある。修学旅行列車には現在、専用の[[E257系]]5000番台・5500番台が用いられているが、過去には[[国鉄165系電車#167系|167系]]、[[国鉄183系電車|183・189系]]、[[国鉄185系電車|185系]]などの使用実績がある。
 
=== 過去の配置車両 ===
; [[JR東日本209系電車|209系]]
: 2017年4月1日時点で南武線用の6両編成1本(2200番台)が配置されていた。
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; [[国鉄101系電車|101系]]
: 南武線用として試作車を含む編成が転入したのが最初で、鶴見線には弁天橋電車区時代の1980年に投入された。その後南武線からは[[1991年]]1月に、鶴見線からも[[1992年]]5月に撤退し、残った南武支線用のワンマン編成も[[2003年]]12月に運用を終了した。南武線で使用されていた試作車のうちクモハ101-902は東京総合車両センター西エリアを経て現在は[[鉄道博物館 (さいたま市)|鉄道博物館]]で保存されている。
; [[国鉄72系電車|72系]]・[[国鉄50系電車|50系]]・[[国鉄40系電車|40系]]・[[国鉄30系電車|30系]]
; [[国鉄50系電車|50系]]
; [[国鉄40系電車|40系]]
; [[国鉄30系電車|30系]]
 
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ファイル:209-2200Nanbu Naha52line inShitte20100920209kei Rapid.jpgJPG|205209系2200番台
ファイル:JNR103 JRE-EC-101-Tsurumi 04p5678v-Line.jpg|鶴見線用103101
ファイル:JNR101 series one-EC101man non-cooling.jpg|南武支線101系
ファイル:JRE-EC101-Nambu-Line.jpg|南武線101系
ファイル:JNR-クモハ12-1.jpg|クモハ12形
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