「鎌倉車両センター中原支所」の版間の差分

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{{Notice|配置車両数の変動があっても、明確な出典を示した上で編集を行ってください([[WP:CITE|Wikipedia:出典を明記する]])。明確でない場合は、差し戻されることがあります。}}
{{車両基地
|車両基地名 = 鎌倉車両センター中原支所
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|画像 = Nakahara_06f5794v.jpg
|pxl =
|画像説明 = 中原電両展示会で賑わう区時代の鎌倉車両センター中原支所(当時は中原電車区)。すぐ側を南武線本線の高架が通る。
|国={{JPN}}
|事業者 = [[東日本旅客鉄道]]
|管轄支社 = [[東日本旅客鉄道横浜支社首都圏本部|横浜支社首都圏本部]]
|所属略号 = ナハ
|敷地面積 = 28,124
|電車両数 = 250
|電車両数 = 252
|気動車両数 =
|機関車両数 =
|客車両数 =
|貨車両数 =
|合計両数 = 250252
|開設=1960年
|備考 = 2019年10月1日現在のデータ
|旧称=中原電車区
|備考 = 2023年4月1日現在のデータ<br />敷地面積は有価証券報告書の値<ref name="yuho35">{{PDFlink|[https://www.jreast.co.jp/investor/securitiesreport/2022/pdf/securitiesreport.pdf 第35期有価証券報告書 40頁]}} - 東日本旅客鉄道</ref>
|備考全幅 =
}}
'''鎌倉車両センター中原支所'''(かまくらしゃりょうセンターなかはらししょ)は、[[神奈川県]][[川崎市]][[中原区]][[上小田中]]5丁目にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[東日本旅客鉄道首都圏本部|首都圏本部]]の[[車両基地]]である。
 
[[南武線]]の[[武蔵中原駅|武蔵中原]] - [[武蔵新城駅|武蔵新城]]間に並行しており、電車の入出区は武蔵中原駅から行われる。武蔵中原駅は高架構造のため、地上の車両基地との入出区線は急勾配となっている。
'''鎌倉車両センター中原支所'''(かまくらしゃりょうセンターなかはらししょ)は、[[神奈川県]][[川崎市]][[中原区]][[上小田中]]5丁目にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[東日本旅客鉄道横浜支社|横浜支社]]の[[車両基地]]である。
 
== 概要 ==
[[南武線]]の[[武蔵中原駅|武蔵中原]] - [[武蔵新城駅|武蔵新城]]間に並行しており、電車の出入区は武蔵中原駅から行われる。
南武線の車両基地はその前身である[[南武鉄道]]の開業以来[[矢向駅]]構内にあったが、手狭になったために[[1960年]][[4月25日]]に'''中原電車区'''として当所が開設され矢向電車区から車両を移管した。矢向駅にはこの際'''中原電車区矢向派出所'''を設置したが後に廃止され、現在は留置線のみが残る。{{要出典範囲|date=2017年2月25日 (土) 06:15 (UTC)|これに加え[[登戸駅]]構内に電留線を作る案もあったが}}、現在のところ実現していない。
 
[[国鉄分割民営化]]後の[[1988年]]には、弁天橋電車区から[[鶴見線]]の車両が移管された。これらは[[鶴見線営業所|川崎統括センター鶴見線オフィス]](旧弁天橋電車区敷地に鶴見線営業所として新設)に常駐している。
== 配置車両の車体に記される略号 ==
「'''横ナハ'''」…横浜支社を意味する「横」と、中原を意味する「ナハ」から構成される。
[[File:JRE Yoko-Naha.JPG|thumb|right|200px|鎌倉車両センター中原支所 所属略号]]
 
== 歴史 ==
南武線の前身である[[南武鉄道]]の開業以来、[[矢向駅]]構内に矢向電車区があったが手狭になったために、[[1960年]][[4月25日]]に'''中原電車区'''として開設され車両を移管した。{{要出典範囲|date=2017年2月25日 (土) 06:15 (UTC)|[[登戸駅]]構内に電留線を作る案もあったが}}、現在のところ実現していない。なお、矢向駅には'''中原電車区矢向派出所'''を設置したが後に廃止され、現在は留置線のみ残る。
 
[[国鉄分割民営化]]後の[[1988年]]には、[[鶴見線]]の車両も担当することになり弁天橋電車区から移管された。なお、鶴見線用車両は[[鶴見線営業所]](旧弁天橋電車区敷地に新設)に常駐している。
 
略号は[[日本国有鉄道]](国鉄)時代の当初は東京[[鉄道管理局]]管轄であったことから「東ナハ」であったが、[[1969年]]に[[武蔵小杉駅|武蔵小杉]]以北が東京西鉄道管理局管轄とされたため、「西ナハ」とされた。民営化後は東京圏運行本部→東京地域本社の管轄となったため再び「東ナハ」となったが、[[1996年]]10月の横浜支社発足に伴う管轄の変更で「横ナハ」となった。
 
[[2015年]][[3月14日]]に浦和電車区の検修部門が[[さいたま車両センター]]およびさいたま運転区独立し改編されたことで、JR東日本で検修部門最後の電車区(車両と運転士の両方が所属する最後の電車区となった。
 
[[2020年]][[3月14日]]組織改正されにより、中原電車区から検修部門は[[鎌倉車両センター]]中原支所となった。その際、運転士部門は矢向車掌区と統合し、旧・[[川崎運輸区]]([[すかいらーく|夢庵]]武蔵中原駅前店跡地に新設された[[ 現在は川崎運輸区]]に再編された。この改正によ統括センター南武線オフィス)となて、JR東日本より「電車区」が消滅した。
 
<gallery>
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</gallery>
 
== 配置車両と運用構内 ==
入出区線を下って構内に入ると両渡り分岐器([[分岐器#種類|シーサスクロッシング]])があり、留置線および洗浄線群、検修庫線、武蔵中原駅側の留置線へと分かれる<ref name="DJ2014-8">交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号シリーズ車両基地2014 Vol.13(特別編)「東京メガループの車両基地に注目」pp.48 - 53。</ref>。南武線の高架線側より
南武線・鶴見線用の電車が配置されている。2019年10月1日時点の配置車両は以下の通り<ref name="railfan201907">[[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』2019年7月号付録 「JR旅客会社の車両配置表」</ref><ref name="JRR 2020w 91">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2020冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2019年、p.91-92。ISBN 9784330021195。</ref>。
 
* 0番 - 3番の留置線がある<ref name="DJ2014-8"/>。1区と2区に分かれており、6両編成の車両を縦列留置できる<ref name="DJ2014-8"/>。
[[ファイル:NanbulineTrain205209.JPG|thumb|right|200px|南武線の車両。左から [[国鉄205系電車#クモハ205・204形1000番台|205系1000番台]]、[[国鉄205系電車#0番台量産車|同0番台]]、[[JR東日本209系電車|209系]]、[[国鉄205系電車#クハ205・204形1200番台|205系1200番台]]。]]
* 4番 - 7番の留置線は6両編成を留置できるが、4・5番線は終端部に85mの余裕があり、さらに南武支線用・鶴見線用車両を留置できる<ref name="DJ2014-8"/>。
[[ファイル:JRE-TsurumiStn-TsurumiLine.JPG|thumb|right|200px|鶴見線の[[国鉄205系電車#クモハ205・クハ204形1100番台|205系1100番台]]。]]
* 8・9番線は洗浄線で、手洗浄作業台が設置されている<ref name="DJ2014-8"/>。
* 11・12番線は検修線で、台検庫に繋がっている<ref name="DJ2014-8"/>。天井クレーン・リフティングジャッキを配備しており、機器の吊り替えや修理等を行う<ref name="DJ2014-8"/>。
* 13・14番線は交検線で、交検庫に繋がっている<ref name="DJ2014-8"/>。基本的に14番線において交番検査(205系)または機能保全(E233系)を実施する<ref name="DJ2014-8"/>。
* 武蔵中原駅側の留置線は16・17番線があり、途中に[[車両洗浄装置 (鉄道)|車両洗浄機]]がある<ref name="DJ2014-8"/>。
 
当支所には車輪転削設備がないため、実施する場合には車両を[[国府津車両センター]]に[[回送]]して実施している<ref name="DJ2014-8"/>。
{|class="wikitable" rules="all" style="text-align:center"|-
 
== 配置車両に記される略号 ==
[[ファイル:JRE Yoko-Naha.JPG|thumb|鎌倉車両センター中原支所 所属略号]]
「'''横ナハ'''」…横浜支社を意味する「横」と、中原を意味する「ナハ」から構成される。
 
発足当初は[[日本国有鉄道|国鉄]]東京[[鉄道管理局]]管轄であったことから「東ナハ」であったが、[[1969年]]に[[武蔵小杉駅|武蔵小杉]]以北が東京西鉄道管理局管轄とされたため、「西ナハ」とされた。民営化後は東京圏運行本部→東京地域本社の管轄となったため再び「東ナハ」となったが、[[1996年]]10月の横浜支社発足に伴う管轄の変更で「横ナハ」となった。
 
== 配置車両 ==
南武線・鶴見線用の電車が配置されている。2024年4月1日時点の配置車両は以下の通り<ref>{{Cite book|和書 |title=JR電車編成表2024夏 |date=2024年5月24日 |year= |publisher=交通新聞社 |pages=84-87 |isbn=978-4-330-02824-8}}</ref>。
{| class="wikitable" rules="all" style="text-align:center"
|-
!電車
!気動車
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!合計
|-
|250262
|0両
|0両
|0両
|0両
|250262
|}
; [[JR東日本E233系電車|E233系8000番台・8500番台]](216両)
: [[南武線]]用に8000番台6両編成35本(N1 - 35編成)と8500番台6両編成1本(N36編成)が配置されている。
: 205系と209系の置き換え用として投入され、2014年10月4日より営業運転を開始した<ref>2014年7月31日より順次、鎌倉車両センター中原支区(当時中原電車区)に配置されている(鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」2014年11月号「車両基地」記事より)。</ref><ref name="JRR 2020w 91">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2020冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2019年、p.91-92。ISBN 9784330021195。</ref>。
: 8500番台は、[[2017年]]2月に[[豊田車両センター]]から元[[青梅線|青梅]]・[[五日市線]]用の0番台青670編成が改番して転入したもの。同年3月15日より営業運転を開始している<ref>[http://railf.jp/news/2017/03/16/150000.html 南武線でE233系N36編成が営業運転を開始] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2017年3月16日</ref>。
; [[国鉄205系電車|205系]](15両)
: 1100番台3両編成3本(T15,17,19編成)、1000番台2両編成3本(ワ1,2,4編成、ワ3編成は残存していた101系に割り当てられていたため欠番)の計6本が配置されている。1100番台は[[鶴見線]]用、1000番台は[[南武線#浜川崎支線|南武線浜川崎支線(南武支線)]]用で、3両編成は[[鶴見線営業所]]に常駐する。2両編成は、クモヤ145形の廃車後、電車区内の[[入換 (鉄道)|構内入換]]をする牽引車代用の役目も担っている<ref>交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号(通巻364号)pp.49 - 50</ref>。
: かつては南武線用の6両編成も配置されており、2014年10月1日時点では32本在籍した。これらはE233系の導入に伴って順次廃車<ref group="注">海外譲渡された車両も存在する。</ref>され、2016年1月9日のナハ46編成によるありがとう運転をもって営業運転を終了、同年1月15日に全廃となった。
: <!-- 導入時期・方法(新製投入・転入の別)など要記載 -->[[山手線]]・[[中央・総武緩行線]]・[[埼京線]]からの転入車のうち、先頭車化改造車(1000・1100・1200番台)が18本、落成時点から先頭車である編成は11本であった。なお、南武支線用と鶴見線用はすべての編成が中間車からの先頭車化改造車である。
: 先頭車前面の編成番号表記は、新製時より所属している編成がプレート式、転属車がテープ式になっている(ナハ15編成のクハ204-138・ナハ35編成のクハ205-19を除く)。
: 鶴見線用3両編成は全編成で大窓車と小窓車が混在しており、クモハ・モハが元山手線車でクハが元埼京線車である。南武支線用2両編成はワ4編成が元山手線車で小窓、ワ1・2編成が元中央・総武緩行線<ref group="注">大元をたどれば[[京浜東北線]]。</ref>車で大窓である。
: 先頭車化改造車のうちナハ48編成は[[2009年]]7月に209系2200番台によって置き換えられ、故障したナハ4編成の復旧のためにモハユニット2両を供出したうえで、4両編成として[[仙台車両センター宮城野派出所]]に転出して103系を置き換えた。ナハ4編成は抜かれたモハユニット2両を組み込んで営業運転に復帰し、故障当該車のモハユニットは廃車された。この結果、ナハ4編成は大窓車と小窓車が混在している。
: 2014年2月25日<ref>交友社「鉄道ファン」2014年7月号付録「JRグループ車両のデータバンク2013/2014」41頁。</ref>には、元[[鎌倉車両センター]]のH26編成が転入し、3月6日からナハ17編成として営業運転を開始した<ref>[http://railf.jp/news/2014/03/11/140000.html もと横浜線用205系が南武線で営業運転を開始] - 『鉄道ファン』[[交友社]] railf.jp 鉄道ニュース、2014年3月11日</ref>。大窓車であり、編成番号も大窓車の続番だが、番号札は両先頭車ともにテープ式であるほか、前面のLED行先表示機は存置され、号車札は鎌倉車両センター時代と同様に白地に青文字となっていた。2015年1月に廃車されている。
: 鶴見線用1100番台はもともと9本(T11 - 19編成)が配置されていたが、E131系1000番台の投入により順次運用を離脱し廃車されている。最終運用は2024年2月27日のT17編成であった。
: 南武支線用1000番台についても後継となるE127系が投入されており、主にワ4編成が予備車として使用されるのみとなっている。
; [[JR東日本E131系電車#1000番台(鶴見線用)|E131系1000番台]](24両)
: [[鶴見線]]用に1000番台3両編成8本(T1 - T8編成)が配置されている。
: 205系1100番台の置き換え用として投入され、2023年12月24日に営業運転を開始した。
: 2024年2月27日に同線の運用が同形式に統一され、同年3月16日のダイヤ改正よりワンマン運転を開始した。
; [[JR東日本E127系電車|E127系0番台]](4両)
: [[南武線#浜川崎支線|南武支線]]用に0番台2両編成2本(V1,2編成)が配置されている。
: 205系1000番台の置き換え用として、2023年に[[新潟車両センター]]より転入した。
: [[長野総合車両センター]]での転用改造を経て、同年9月13日より同線での営業運転を開始した。
; [[国鉄31系電車|31系]](1両)
: クモハ12052が保留車として当区に配置されているが、整備の上[[東京総合車両センター]]西エリアにて保管されており、定期運用は無い。
: 1996年3月まで、鶴見線大川支線で運用された。
: 1980年までは南武線浜川崎支線用の31系由来のクモハ11形・クハ16形が多数配置されていた。
; [[FV-E991系電車|FV-E991系]](2両)
: 2両編成1本(HY編成)が配置されている。愛称は「HYBARI」。
: 水素燃料蓄電池電車の試作編成で、南武線(川崎駅 - 登戸駅間)、鶴見線、南武支線での試験走行を実施している。
<gallery>
ファイル:Series-E233-8000-N10.jpg|E233系8000番台
ファイル:JRE-Series205-1000-4.jpg|205系1000番台
ファイル:JRE Series205-1100 T17.jpg|205系1100番台
ファイル:JR East 205-1200 set 46 Musashi-Nakahara 20141004.JPG|205系1200番台<br>(廃車済)
ファイル:Nanbu line 205kei Rapid.JPG|205系0番台<br>(廃車済)
ファイル:JRE Series-E131-1000 T1.jpg|E131系1000番台
ファイル:JRE Series-E127-0 V1.jpg|E127系0番台
ファイル:JRE-cMc12052.jpg|クモハ12052
ファイル:SERIES FV-E991 SOUND OF HYDROGEN.jpg|FV-E991系
</gallery>
 
上記配置車両のほか、[[修学旅行列車]]などの臨時列車で南武線に乗り入れた車両が一時留置されることがある。修学旅行列車には現在[[E257系]]5000番台・5500番台が用いられているが、過去には[[国鉄165系電車#167系|167系]]、[[国鉄183系電車|183・189系]]、[[国鉄185系電車|185系]]などの使用実績がある。
* '''[[JR東日本E233系電車|E233系8000番台・8500番台]]'''(216両)
** [[南武線]]用の8000番台6両編成35本(N1 - 35編成)と8500番台6両編成1本(N36編成)が配置される。
** 205系と209系の置き換え用として投入され、2014年10月4日より営業運転を開始した<ref>2014年7月31日より順次、鎌倉車両センター中原支区(当時中原電車区)に配置されている(鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」2014年11月号「車両基地」記事より)。</ref><ref name="JRR 2020w 91"/>。
** 8500番台は、[[2017年]]2月に[[豊田車両センター]]から元[[青梅線|青梅]]・[[五日市線]]用の0番台青670編成が改番して転入したもの。同年3月15日より営業運転を開始している<ref>[http://railf.jp/news/2017/03/16/150000.html 南武線でE233系N36編成が営業運転を開始] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2017年3月16日</ref>。
 
* '''[[国鉄205系電車|205系電車]]'''(33両)
** 3両編成9本(T編成)、2両編成3本(ワ編成)の計12本が配置されている。3両編成は[[鶴見線]]用、2両編成は南武支線([[尻手駅|尻手]] - [[浜川崎駅|浜川崎]]間)用で、3両編成は[[鶴見線営業所]]に常駐する。2両編成は、クモヤ145形の廃車後、電車区内の[[入換 (鉄道)|構内入換]]をする牽引車代用の役目を担っている<ref>交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号(通巻364号)pp.49 - 50</ref>。
** [[山手線]]・[[中央・総武緩行線]]・[[埼京線]]からの転入車のうち、先頭改造車(1000・1100・1200番台)が18本、落成時点から先頭車である編成は11本であった。なお、南武支線用と鶴見線用はすべての編成が先頭改造車である。
** 先頭車前面の編成番号表記は、新製時より所属している編成がプレート式、転属車がテープ式になっている(ナハ15編成のクハ204-138・ナハ35編成のクハ205-19を除く)。
** 先頭改造車のうちナハ48編成は[[2009年]]7月に、209系2200番台投入による捻出とナハ4編成復旧のため、モハユニット2両を抜いた4両編成に組み換えて[[仙台車両センター宮城野派出所]]に転出、これにより103系が置き換えられた。ナハ4編成は抜かれたモハユニット2両を組み込んで営業運転に復帰し、故障当該車のモハユニットは廃車された。
** 鶴見線用3両編成は全編成で大窓小窓車が混在しており、クモハ・モハが元山手線車でクハが元埼京線車である。南武支線用2両編成はワ4編成が元山手線車で小窓、ワ1・2編成が元中央・総武緩行線車で大窓であるが、もとは[[京浜東北線]]で使用された中間車であった。
** ナハ4編成は前述の組換えを行ったため大窓小窓車が混在している。
** 2014年2月25日<ref>交友社「鉄道ファン」2014年7月号付録「JRグループ車両のデータバンク2013/2014」41頁。</ref>には、元[[鎌倉車両センター]]のH26編成が転入し、3月6日からナハ17編成として営業運転を開始した<ref>[http://railf.jp/news/2014/03/11/140000.html もと横浜線用205系が南武線で営業運転を開始] - 『鉄道ファン』[[交友社]] railf.jp 鉄道ニュース、2014年3月11日</ref>。大窓車であり、編成番号も大窓車の続番だが、番号札は両先頭車ともにテープ式であるほか、前面のLED行先表示機は存置され、号車札は鎌倉車両センター時代と同様に白地に青文字となっていた。2015年1月に廃車されている。
** 南武線用6両編成は、2014年10月1日には32本配置されていたが、順次廃車もしくは海外譲渡され、2016年1月9日のナハ46編成によるありがとう運転をもって営業運転を終了、同年1月15日に全廃となった。
 
* '''[[国鉄31系電車|31系]]'''(1両)
** 書類上、1両のみ(クモハ12052)が保留車として当区に配置されているが、現車は車体を整備の上[[東京総合車両センター]]西エリアにて保管されている。
** 1996年3月まで、鶴見線大川支線で運用された。
** 1980年までは南武線浜川崎支線用の31系由来のクモハ11形・クハ16形が多数配置されていた。
 
=== 過去の配置車両 ===
*; '''[[JR東日本209系電車|209系電車]]'''( - 2017年4月)
**: 2017年4月1日時点で南武線用の6両編成1本(2200番台)が配置されていた。
**: もとは[[京浜東北線]]用0番台からの改造で、京浜東北線時代に固定窓の一部を開閉可能にする工事が施工されている。
**: 2200番台はE233系8000番台投入前は3編成が配置されていたが、うちナハ52編成・ナハ54編成は2015年度までにE233系に置き換えられ廃車となった。
**: E233系投入後も残留していたナハ53編成も、E233系8500番台の投入により置き換えられ<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2016/yokohama/20170126_y02.pdf 南武線(川崎~立川間)E233系車両導入完了について - JR東日本]</ref>、2017年4月13日付で[[幕張車両センター]]に転属し<ref>ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2017年、p.358。ISBN 9784330841175。</ref>、[[BOSO BICYCLE BASE|J1編成「BOSO BICYCLE BASE」]]に再改造された。
**: 0番台は、E233系8000番台に置き換えられて2015年までに廃車された。
; [[国鉄145系電車|クモヤ145形]]
 
: [[牽引車]]。116号の1両が配置されていた。2013年2月14日に長野総合車両センターへ回送され<ref>[http://railf.jp/news/2013/02/15/130000.html クモヤ145-116が長野総合車両センターへ]</ref>、2月18日付けで廃車となった<ref>交友社『鉄道ファン』2013年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」</ref>
* '''[[国鉄145系電車|クモヤ145形]]'''( - 2013年)
: 新型入換作業システムの導入に伴い、運転台以外での無線操縦が可能で、誘導係員を必要としない入換運転が可能であった。
** [[牽引車]]。116号の1両が配置されていた。2013年2月14日に長野総合車両センターへ回送され<ref>[http://railf.jp/news/2013/02/15/130000.html クモヤ145-116が長野総合車両センターへ]</ref>、2月18日付けで廃車となった<ref>交友社『鉄道ファン』2013年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」</ref>
; [[国鉄103系電車|103系]]
** 新型入換作業システムの導入に伴い、運転台以外での無線操縦が可能で、誘導係員を必要としない入換運転が可能であった。
: [[2005年]]12月に鶴見線用として最後の1本となっていたT1編成が運用を離脱。[[2006年]][[4月26日]]に廃車回送された。
 
: 南武線用の編成は当初クモハ103形を含む両端低運転台だったが、ATS-P形の使用開始に伴い1993年以降は浦和電車区(現・[[さいたま車両センター]])などから転入のクハ103形高運転台車を両端に配した編成に統一されていた。これは比較的経年の浅いクハ103形高運転台車にATS-P形を設置することが投資効果上有効であるという判断からであった。国鉄末期には浦和電車区や山手電車区(現・[[東京総合車両センター]])、松戸電車区(現・[[松戸車両センター]])などからの転入車による混色編成や、さらに浦和電車区や豊田電車区(現・[[豊田車両センター]])、[[奈良電車区]](現・[[吹田総合車両所#奈良支所|吹田総合車両所奈良支所]])からの転入車による非冷房車の編成も出現していた。このうち奈良電車区から転入の非冷房モハユニットは新製配置が明石電車区(現・[[網干総合車両所#明石支所|網干総合車両所明石支所]])で、近畿地区の車両基地に新製配置された車両は南武線では唯一の存在だった。
* '''[[国鉄103系電車]]'''(1982年6月 - 2006年4月)
; [[国鉄101系電車|101系]]
** [[2005年]]12月に鶴見線用として最後の1本となっていたT1編成が運用を離脱。[[2006年]][[4月26日]]に廃車回送された。
: 南武線用として試作車を含む編成が転入したのが最初で、鶴見線には弁天橋電車区時代の1980年に投入された。その後南武線からは[[1991年]]1月に、鶴見線からも[[1992年]]5月に撤退し、残った南武支線用のワンマン編成も[[2003年]]12月に運用を終了した。南武線で使用されていた試作車のうちクモハ101-902は東京総合車両センター西エリアを経て現在は[[鉄道博物館 (さいたま市)|鉄道博物館]]で保存されている。
** 南武線用の編成は当初クモハ103形を含む両端低運転台だったが、ATS-P形の使用開始に伴い1993年以降は浦和電車区(現・[[さいたま車両センター]])などから転入のクハ103形高運転台車を両端に配した編成に統一されていた。これは比較的経年の浅いクハ103形高運転台車にATS-P形を設置することが投資効果上有効であるという判断からであった。国鉄末期には浦和電車区や山手電車区(現・[[東京総合車両センター]])、松戸電車区(現・[[松戸車両センター]])などからの転入車による混色編成や、さらに浦和電車区や豊田電車区(現・[[豊田車両センター]])、[[奈良電車区]](現・[[吹田総合車両所#奈良支所|吹田総合車両所奈良支所]])からの転入車による非冷房車の編成も出現していた。このうち奈良電車区から転入の非冷房モハユニットは新製配置が明石電車区(現・[[網干総合車両所#明石支所|網干総合車両所明石支所]])で、近畿地区の車両基地に新製配置された車両は南武線では唯一の存在だった。
; [[国鉄72系電車|72系]]・[[国鉄50系電車|50系]]・[[国鉄40系電車|40系]]・[[国鉄30系電車|30系]]
* '''[[国鉄101系電車]]'''(1972年 - 2003年12月)
** 南武線用として試作車を含む編成が転入したのが最初で、鶴見線には弁天橋電車区時代の1980年に投入された。その後南武線からは[[1991年]]1月に、鶴見線からも[[1992年]]5月に撤退し、残った南武支線用のワンマン編成も[[2003年]]12月に運用を終了した。南武線で使用されていた試作車のうちクモハ101-902は東京総合車両センター西エリアを経て現在は[[鉄道博物館 (さいたま市)|鉄道博物館]]で保存されている。
 
* '''[[国鉄72系電車]]'''( - 1978年)
 
* '''[[国鉄50系電車]]'''
 
* '''[[国鉄40系電車]]'''
 
* '''[[国鉄30系電車]]'''( - 1980年)
 
配置車両のほか、南武線に乗り入れた[[修学旅行列車]]などの臨時列車が一時留置されることがある。修学旅行列車は現在は[[国鉄185系電車|185系]]([[大宮総合車両センター]]配置)だが、過去には[[国鉄165系電車#167系|167系]]、[[国鉄183系電車|183・189系]]などの実績がある。
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ファイル:JNR103_Tsurumi_04p5678vNanbu line 209kei Rapid.jpgJPG|鶴見線の103209(T1編成)2200番台
ファイル:JNRJRE-EC101EC-101-Tsurumi-Line.jpg|南武線浜川崎支鶴見101系
ファイル:JRE101 series one-EC101man non-Nambu-Linecooling.jpg|南武101系
ファイル:JNRJRE-クモハ12EC101-1Nambu-Line.jpg|鶴見線大川支南武のクモハ12形101系
ファイル:JNR167_Syugakuryoko_Nambu_02309095.jpg|修学旅行列車の167系
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
* [[交通新聞社]]『[[鉄道ダイヤ情報]]』2014年8月号シリーズ車両基地2014 Vol.13(特別編)「東京メガループの車両基地に注目」pp.48 - 53
 
== 関連項目 ==
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* [[中央新幹線]] - 鎌倉車両センター中原支所の直下を同線の第一首都圏トンネルが通過する予定。
* [[日本の車両基地一覧]]
 
{{東日本旅客鉄道首都圏本部}}
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{{東日本旅客鉄道横浜支社}}
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[[Category:東日本旅客鉄道の車両基地]]
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[[Category:中原区の交通]]
[[Category:中原区の建築物]]
[[Category:鉄道車両関連]]