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'''流山線'''(ながれやません)は、[[千葉県]][[松戸市]]の[[馬橋駅]]と同県[[流山市]]の[[流山駅]]を結ぶ[[流鉄]]の[[鉄道路線]]である。[[駅ナンバリング]]を構成する記号は'''RN'''。
<!-- テンプレート -->
{{Infobox rail line
| box_width = 300px;
| name = [[File:Ryutetsu Logomark.svg|20px]] 流山線
| other_name =
| logo = 流鉄流山線ナンバリング.png
| logo_width = 40px
| image = Ryutetsu-Series5000-5104 Wakaba.jpg
| image_width = 300px
14 ⟶ 16行目:
| end = 終点:[[流山駅]]
| stations = 6駅
| open = {{Startstart date and age|1916|03|14|df=y}}
| close =
| owner = [[流鉄]]
35 ⟶ 37行目:
{{UKrail-header|停車場・施設・接続路線|}}
{{BS-table}}
{{BS4|BHF|O1=HUBaq|STR|O2=HUBq|KBHFa|O3=HUBeq||0.0|RN1 [[馬橋駅]]||}}
{{BS4|STR|ABZgl|KRZu|STR+r||||}}
{{BS6||O1=HUBrg|HST|O2=HUBeq|STR|STR|STR||||[[新松戸駅]]||}}
{{BS6|HSTq|O1=HUBe|KRZh|KRZh|KRZh|KRZh|ABZq+l|||←[[東日本旅客鉄道|JR東]]:[[武蔵野線]]→|}}
48 ⟶ 50行目:
{{BS4|||BHF||3.6|RN4 [[鰭ヶ崎駅]]|}}
{{BS4||tSTRq|KRZt|tSTRq|||←[[首都圏新都市鉄道]]:|}}
{{BS4|||STR|||||[[首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス|つくばエクスプレス]]→|}}
{{BS4|||eABZg+l|exKHSTeq|||[[メルシャン|東邦酒類]]専用線|}}
{{BS4|||BHF||5.1|RN5 [[平和台駅 (千葉県)|平和台駅]]|}}
{{BS4|||STR|exKHSTa|||[[キッコーマン]]流山工場|}}
{{BS4|||eKRWgl|exKRWg+r|||万上線|}}
{{BS4|||STR|exENDEe||||}}
{{BS4|||KBHFe||5.7|RN6 [[流山駅]]|}}
|}
80 ⟶ 86行目:
* 複線区間:なし(全線[[単線]])
* 電化区間:全線([[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]])
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:自動閉塞式(1982年にタブレット閉塞から変更<ref name="沿革">[http://ryutetsu.jp/about.html 沿革] 流鉄(2022年7月30日閲覧)</ref>)
* 保安装置:[[自動列車停止装置|ATS]]<ref>流鉄株式会社『安全報告書 2009』(2009年)p.3</ref>
** 誤出発防止装置(馬橋、小金城趾、流山の各駅に2003年から設置)
97 ⟶ 103行目:
*駅周辺など各駅の詳細は各駅の記事を参照。
* 線路 … ∨・∧:両端の駅、◇・|:単線区間(◇は[[列車交換]]可能)
*:馬橋駅ではJR東日本常磐線(快速線下り線)と線路がつながっている(車両輸送用。ただし受け渡し先は第二種鉄道事業者の[[日本貨物鉄道]])<ref>[https://web.archive.org/web/20160304142403/http://blogs.yahoo.co.jp/lunchapi/61854201.html 馬橋駅、JRと流鉄の線路は美しくつながっています!]{{リンク切れ|date=2022年7月}}</ref>。
<!-- 他の鉄道路線記事に合わせて事業者名・路線名の区切りに「:」を使用します。-->
{| class="wikitable" rules="all" style="font-size:90%;"
160 ⟶ 166行目:
|style="text-align:center;"|∧
|}
※幸谷駅接続または[[新松戸駅]]を発着地とする馬橋駅接続の[[連絡運輸]]の設定はない
 
== 運賃 ==
大人旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。20192024104月1日改定<ref>{{PDFlink|[http://www.ryutetsu.jp/info/wp-content/uploads/20192023/0908/2023.9%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E6%99%82%E5%BA%83%E5%A0%B1%E7%94%A81A8%E3%80%80HP.pdf 鉄道運賃の改定について]}} - 流鉄、20192023年9月107(2019(202410454日閲覧)</ref>(単位:[[円 (通貨)|円]])。定期運賃は1か月の金額を記載。交通系ICカード(Suica・PASMO等)は使用できない。目的地までの切符を購入する必要がある。
{| class="wikitable" border="1" style="text-align:center;"
|-
!キロ程!!普通運賃!!通勤定期!!通学定期
|-
|初乗り2 km||130140||50905600||36103980
|-
|3||140150||55006050||39104310
|-
|4||170190||63607000||45304990
|-
|5※||180200||72107940||51405660
|-
|6||200220||80608870||57406320
|}
 
※4 kmを超え5 kmまでの運賃(180(200円区間)は設定のみで適用区間は実際には存在しない。
 
定期運賃は1か月の金額を記載。
慢性的な赤字解消のため、2024年4月1日に運賃改定が実施された。消費増税分を除くと、値上げは1989年10月以来、34年半ぶり<ref name="yomiuri20230919" /><ref name="ryutetsu20230907" />。
 
== 運行形態 ==
[[ファイル:Nagareyama koganejoushi eki 1.jpg|thumb|200px|right|列車交換設備のある小金城趾駅]]
全列車が2両編成<ref name="東京新聞20220714">[https://www.tokyo-np.co.jp/article/189454 【TOKYO発】人気アツアツ オムライス列車 流鉄流山線「苦肉の策」が話題 赤と黄色に夢乗せて「沿線オムライス化」計画!?]『[[東京新聞]]』朝刊2022年7月14日26面(2022年7月30日閲覧)</ref>、[[ワンマン運転]]の[[普通列車]](各駅に停車)で区間運転はなく、馬橋駅 - 流山駅間の全線を行き来する<ref name="mabashi-taimetable">[http://ryutetsu.jp/timetable/mabashi.html 流山線各駅時刻表 馬橋駅 発] 流鉄(2022年7月30日閲覧)</ref>。列車交換は交換設備がある途中の[[小金城趾駅]]で行う。全線所要時間11分<ref>{{Cite web|和書|url=http://ryutetsu.jp/route.html|title=路線図|accessdate=2020-12-11|publisher=流鉄株式会社|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201030063803/http://ryutetsu.jp/route.html|archivedate=2020-10-30}}</ref>。昼間は20分間隔、夕方と土休日の朝は15分間隔、平日の朝は13分間隔、土休日の夜間は15 - 27分間隔で運行されている<ref name="mabashi-taimetable" /><ref name="nagareyama-taimetable">[http://ryutetsu.jp/timetable.html 流山線各駅時刻表 流山駅 発] 流鉄(2022年7月31日閲覧)</ref>。
 
[[1990年]][[11月18日]]から[[2009年]]6月20日までの18年7か月間、[[ダイヤ改正]]が行われなかった。この間、接続するJR東日本を始め、日本の多くの事業者が完全[[週休二日制]]の普及に伴い[[土曜日]]を休日ダイヤで運転するようになったが、本路線では土曜日も平日ダイヤでの運転を行っていた。
 
2009年[[6月21日]]のダイヤ改正で、昼間時間帯のワンマン運転開始と終日にわたる運転間隔の均等化を実施した<ref name="sone21 27" />。その7か月後の[[2010年]][[1月23日]]には、[[始発列車]]の繰り上げ(流山駅発4時55分)と[[終電|最終列車]]の繰り下げ(馬橋駅発翌0時17分)、夜間帯の増発と終日ワンマン運転の実施とともに、土曜日を休日ダイヤに変更するダイヤ改正を実施した<ref name="sone21 27" />。
 
[[2023年]][[7月1日]]にダイヤ改正が行われた。早朝、夜間帯の減便、JR線との接続の改善、日中のダイヤのパターン化を行った。
 
== 利用状況 ==
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特にTX開業による打撃は大きく、2005年度の年間乗車人員が前年度[[2004年]]度に比べて約16%も減少、特に[[流山駅]]では1日の利用客が50%近く減少した。流山駅はTXの[[流山セントラルパーク駅]]と約1.3km、[[鰭ヶ崎駅]]に至ってはJR・TXの[[南流山駅]]と約0.9kmしか離れておらず、相当数の沿線在住者が東京都区部へ乗り換えの必要がないTXに流出したと見られる。
 
このため流鉄では、2005年度末から2両編成の車両をワンマン対応に改造するなどの工事を行い、ワンマン運転化を進めた。ただし、ワンマン化には経費が約1,500万円かかるといい、中期的な[[合理化]]であるとしている。2006年[[5月17日]]から比較的乗客の少ない昼間に限り一部列車でワンマン習熟訓練を実施し、2009年6月21日のダイヤ改正より昼間時の列車をワンマン化、2010年1月23日にはワンマン運転完全実施となった。
 
この他、千葉県[[柏市]]に流鉄の不動産を売却して鉄道事業の損失を補うなどの対策を採っている。一方、流山市としては[[地域おこし]]と合わせた活性化策を実施している。駅や車庫、指定した列車内などで撮影できる[[コスプレ]]イベント<ref>[https://web.archive.org/web/20170301012432/http://bootyjapan.jp/event/105 流鉄流山線イベント]※2017年4月9日開催分を告知するbooty公式サイトの[[インターネットアーカイブ]](2022年7月30日閲覧)</ref>、「流鉄[[ビール|ビア]]列車」運行など観光鉄道的な取り組みを行いつつ、流山駅隣に交流スペースを設けて、流山市に流入する子育て世帯の利用増を図っている<ref>[https://mainichi.jp/articles/20181007/ddl/k13/100/002000c 【ぐるっと首都圏・旅する・みつける】千葉・流山-松戸/レトロな雰囲気を満喫 子どもにやさしい空間も]『[[毎日新聞]]』朝刊2018年10月7日(首都圏面)2018年10月26日閲覧</ref>。2021年12月には、車両不具合を受けに伴い苦肉の策として赤色と黄色の車両を連結して2両混色編成で運行したところ「[[オムライス]]みたい」と逆に話題になり、同じこの色の組み合わせを「[[総武流山電鉄3000形電車#混色編成「オムライス」|オムライス電車]]」と名付けて記念グッズ販売、オムライスのイラストを描いた[[ヘッドマーク]]設置、沿線でオムライスを提供する飲食店の募集を展開していなど<ref name="東京新聞20220714"/>、逆境を利用した増収策にも取り組んでいる。なお「オムライス電車」の運行は2023年8月に終了している<ref>{{Cite press release|title=さようならオムライス電車記念入場券の発売について|publisher=流鉄|date=2023-06-24|url=http://www.ryutetsu.jp/info/new/%e3%81%95%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%aa%e3%82%89%e3%82%aa%e3%83%a0%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b9%e9%9b%bb%e8%bb%8a%e8%a8%98%e5%bf%b5%e5%85%a5%e5%a0%b4%e5%88%b8%e3%81%ae%e7%99%ba%e5%a3%b2%e3%81%ab%e3%81%a4/|language=ja|access-date=2024-10-31}}</ref>。
 
=== 輸送実績 ===
591 ⟶ 600行目:
|-
! style="font-weight: normal;"|2012年(平成24年)
|101.9
| style="background-color: #ccffff;"|101.9
|28.2
| style="background-color: #ccffff;"|28.2
|130.1
| style="background-color: #ccffff;"|130.1
|152.4
|'''282.5'''
614 ⟶ 623行目:
|29.6
|135.2
|143.4
| style="background-color: #ccffff;"|143.4
| style="background-color: #ccffff;"|'''278.6'''
|4,706
| style="background-color: #ccffff;"|4,706
|''0.0''
|&nbsp;
647 ⟶ 656行目:
|'''286.3'''
|4,827
|''0.0''
|
|-
! style="font-weight: normal;"|2018年(平成30年)
|113.5
|29.6
|143.1
|145.7
|'''288.8'''
|4,867
|''0.0''
|
|-
! style="font-weight: normal;"|2019年(令和元年)
|115.5
|31.0
|146.5
|140.8
|'''287.3'''
|4,811
|''0.0''
|
|-
! style="font-weight: normal;"|2020年(令和2年)
| style="background-color: #ccffff;"|10199.98
| style="background-color: #ccffff;"|2819.27
| style="background-color: #ccffff;"|130119.15
| style="background-color: #ccffff;"|143105.40
| style="background-color: #ccffff;"|'''224.5'''
| style="background-color: #ccffff;"|43,706740
|''0.0''
|
|-
! style="font-weight: normal;"|2021年(令和3年)
|102.1
|22.5
|124.6
|119.8
|'''244.4'''
|4,050
|''0.0''
|
1,494 ⟶ 1,543行目:
 
==== 経営陣交替と社名変更(総武流山電鉄へ) ====
[[1971年]](昭和46年)[[1月20日]]、社名を'''総武流山電鉄'''と改称。経営陣も交替が激しく、[[平和相互銀行]]の小宮山グループの傘下に入り、第2位の株主はのちに[[銚子電気鉄道]]のオーナーとなる[[内野屋工務店]]<ref>事務所の所在地は千葉県[[東金市]]。1998年(平成10年)6月5日に[[破産]] -- 労働省発表資料一覧『[[#労働省19980828|(株)内野屋工務店を雇用調整助成金に係る大型倒産等事業主に指定]]』より。</ref>である<ref name="ちばの鉄道一世紀 p206" />。
 
'''国鉄武蔵野線開業の影響'''
1,618 ⟶ 1,667行目:
* 1933年(昭和8年)
** 4月1日 - [[平和台駅 (千葉県)#歴史|赤城駅]]開業<ref name="sone21 26">[[#sone21|『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 26頁]]</ref>。
** 4月28日 - ガソリンカー [[#kiha31|キハ31]]運行開始<ref>『[[#70年史|総武流山電鉄七十年史]]』p.223</ref>
* 1936年(昭和11年)12月11日 - 国鉄常磐線 [[上野駅]]&mdash;松戸駅間電化<ref name="幻の鉄道 p226">『[[#幻の鉄道|幻の鉄道]]』p.226</ref>。
* 1937年(昭和12年)1月30日 - 臨時株主総会開催。資本金20万円(4,000株)を4万円(800株)に減資することを可決<ref name="70年史 p225">『[[#70年史|総武流山電鉄七十年史]]』p.225</ref>。
1,702 ⟶ 1,751行目:
* 2006年(平成18年)5月17日 - 昼間時間帯に限りワンマン運転の習熟訓練を開始。
* 2007年(平成19年)11月18日 - 2000形「流馬」号が運用終了。
* [[2008年]](平成20年)[[8月1日]] - '''流鉄'''に社名変更、同時に路線名を総武流山線から'''流山線'''に変更<ref name="hobidas20080627" /><!-- 出典:2では年月のみしか記載されていないため。--><ref name=":2">{{Cite web|和書|url=http://ryutetsu.jp/about.html|title=流鉄について 沿革|accessdate=2020-12-11|publisher=流鉄株式会社|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201101152939/http://ryutetsu.jp/about.html|archivedate=2020-11-01|language=日本語}}</ref>。
* [[2009年]](平成21年)4月29日 - 2000形「明星」号が運用終了。
* [[2010年]](平成22年)
1,722 ⟶ 1,771行目:
* [[2018年]](平成30年)5月 - 駅番号を導入。
* [[2022年]](令和4年)8月2日 - 折からの猛暑により、レールの温度が2018年に規定値を定めて以来初めて上限の63度を超えたため、レール曲がりの点検を実施すべく、一時運転を見合わせる(レールに異常は無く、運転は再開された)<ref>{{Cite news|title=【速報】レール高温で運転見合わせ 猛暑で流鉄流山線、初めて 千葉県内、今年最高気温|newspaper=千葉日報|date=2022-08-02|url=https://www.chibanippo.co.jp/news/national/962460|access-date=2022-08-06}}</ref><ref>{{Cite news|title=流山線 レール温度規定値上回る 猛暑で初 一時運転見合わせ|newspaper=読売新聞|date=2022-08-03|url=https://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20220803-OYTNT50005/|access-date=2022-08-06}}</ref>。
* [[2023年]](令和5年)7月1日 - ダイヤ改正(減便と、JR線との若干の接続改善)。
* [[2024年]](令和6年)4月1日 - 運賃改定を実施。運賃値上げは[[消費税]]増税分によるものを除くと、34年6か月ぶりとなる<ref name="yomiuri20230919">{{Cite web|和書|title=つくばエクスプレス開業前と比べ旅客半減の「流鉄」、34年半ぶり値上げ |url=https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230919-OYT1T50055/ |website=読売新聞 |date=2023-09-19 |access-date=2023-09-19}}</ref><ref name="ryutetsu20230907">{{Cite press release|title=鉄道運賃の改定について|publisher=流鉄|date=2023-09-07|url=http://www.ryutetsu.jp/info/wp-content/uploads/2023/08/2023.9%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E6%99%82%E5%BA%83%E5%A0%B1%E7%94%A8%E3%80%80HP.pdf|format=PDF|language=ja|access-date=2023-09-20}}</ref>。
 
== 車両 ==
1,731 ⟶ 1,782行目:
==== 5000形 ====
{{Main|総武流山電鉄3000形電車#5000形}}
[[2009年]]に西武から譲渡された元[[西武101系電車#新101系・301系|新101系]]で、クモハ5000形-クモハ5100形の2両編成。2010年1月20日より「流馬」(3代目)、2011年3月11日より「流星」(3代目)、2012年3月14日より「あかぎ」(2代目)、2012年12月3日より「若葉」(3代目)、2013年12月6日より「なの花」(3代目)が、それぞれ営業を開始した<ref name=":2" />。西武時代に種別幕だった表示器には「[[ワンマン運転|ワンマン]]」と表示している。なお、「流馬」は2018年8月23日より塗装が変更され、「さくら」となった <ref>金子聡:[https://railf.jp/news/2018/08/24/143000.html 流鉄「さくら」号が運転開始] [[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]railf.jp 鉄道ニュース(2018年8月24日掲載)2022年7月30日閲覧</ref>。「流星」は、2021年1月21日から車体塗装や[[つり革]]の色を変更して運行している<ref>{{Cite press release |和書|title=流星号の運用開始について |publisher=流鉄 |date=2021-01-20 |url=http://www.ryutetsu.jp/info/new/%e3%80%8c%e6%b5%81%e6%98%9f%e3%80%8d%e5%8f%b7%e3%81%ae%e9%81%8b%e7%94%a8%e9%96%8b%e5%a7%8b%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ |accessdate=2021-01-22}}</ref>。
<gallery>
ファイル:Ryutetsu5001sakura-wiki.jpg|5000形「さくら」(幸谷駅 - 馬橋駅間)
1,976 ⟶ 2,027行目:
* トフ1([[無蓋車]])- 4トン積み。大日本軌道で新製。改軌に伴い廃車<ref name="鉄道ピクトリアル No.186 1966/7 p58" />。
* 4輪[[緩急車]] - 大日本軌道で新製。改軌に伴い廃車<ref name="鉄道ピクトリアル No.186 1966/7 p58" />。
 
<!-- 次節との区別を明確にするための空白行 -->
 
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鉄道運転事故は1994年度の[[踏切障害事故]](小型トラックと列車の衝突、負傷者なし)を最後に起きていなかったが<ref>{{PDFlink|[http://ryutetsu.jp/img/anzen_2012.pdf 安全報告書 2012]}}、流鉄株式会社 (2012)</ref>、2013年度に馬橋駅 - 幸谷駅間の踏切で自転車と接触する踏切障害事故(負傷者なし)が起きた<ref name="anzen2013" />。
 
2014年7月11日には安全報告書に記載された初の死亡事故として、小金城趾駅 - 幸谷駅間の踏切で流山駅発馬橋駅行き普通電車(5000系(5102-5002)「流星」2両編成)と乗用車が衝突し、電車の1両目前半分の車輪が[[列車脱線事故|脱線する事故]]が起きた。[[千葉県警察|千葉県警]]の調べでは乗用車に乗っていた男性と女性は骨盤が折れるなどの重傷を負い搬送先の病院で死亡を確認、電車の乗客約20人のうち男性1人が体の痛みを訴えて病院に運ばれた。現場の踏切は遮断機と警報機がない[[踏切#第4種|第4種踏切]]で、車1台が通行できる程度の幅しかなく、運転士は「踏切内に車が見えたので警笛を鳴らしたが、ブレーキが間に合わなかった」と話している。事故後、全線不通となり翌12日午前7時15分に運転を再開した<ref>{{Cite news|title=重傷の夫婦が死亡 流鉄流山線、運転再開 松戸|newspaper=[[千葉日報]]|date=2014-07-12|url=http://www.chibanippo.co.jp/news/national/203340|accessdate=2016-1-2|page=社会面}}</ref>。[[運輸安全委員会]]から公表された事故調査報告書によれば、脱線の原因は衝突した乗用車が列車の台車に接触したためで、踏切に乗用車が進入した理由については特定できなかった<ref>{{Cite news|title=車が下に入り込み脱線 松戸の流鉄踏切事故 運輸安全委|newspaper=千葉日報|date=2014-11-28|url=http://www.chibanippo.co.jp/news/national/227287|accessdate=2016-1-2|page=社会面}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/RA2014-10-1.pdf|title=流鉄株式会社 流山線 小金城趾駅〜幸谷駅間 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの)|accessdate=2018年9月-09-12<!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180911145010/http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/RA2014-10-1.pdf |archivedate=2018年9月-09-11 |deadlinkdateurl-status=dead|url-status-date=-->|date=2014-11-27|format=PDF|publisher=運輸安全委員会}}</ref>。2015年度版安全報告書によると、民家の出入口が踏切という特殊な宅地構造が根本的な原因であり対策を検討中とし、また、直ちに踏切表示器を設置して注意を喚起することとした<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.ryutetsu.jp/img/anzen_2015.pdf|title=2015年版 安全報告書|accessdate=2018年9月-09-12<!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160412070431/http://www.ryutetsu.jp/img/anzen_2015.pdf |archivedate=2016-04-12 |deadlinkdateurl-status=dead|url-status-date=-->|year=2015|format=PDF|publisher=流鉄|page=3}}</ref>。
 
その他の輸送障害(列車の30分以上の遅延や運休)の発生件数は以下の通りである<ref>流鉄株式会社『安全報告書 2009』2009年</ref><ref name="anzen2013">{{PDFlink|[http://ryutetsu.jp/img/anzen_2013.pdf 安全報告書 2013]}}、流鉄株式会社 (2013)</ref>。