'''コンサルティング''' ({{lang-en-short|consulting}}) とは、[[企業]](まれに[[行政]]など公共機関)などの[[役員 (会社)|役員]](特に[[経営者]])に事業継続のための解決策や方針を示す業務。コンサルティングを行う企業を、[[コンサルティングファーム]]と呼ぶ。発祥はアメリカ合衆国<ref name=":1">{{Cite web |title=コンサルばかり儲けさせる「国の補助金」の問題 |url=https://toyokeizai.net/articles/-/324834 |website=東洋経済オンライン |date=2020-01-20 |access-date=2024-04-20 |language=ja}}</ref>。
{{出典の明記|date=2018年12月}}
'''コンサルティング''' ({{lang-en-short|consulting}}) とは、[[企業]](まれに[[行政]]など公共機関)などの[[役員 (会社)|役員]](特に[[経営者]]が多い)に解決策・方針を示し、企業の発展を助ける業務。又は、その業務を行うこと。コンサルティング会社は、コンサルティングファームとも呼ばれる。「企業の業績拡大、経営改革には不可欠」との意見もあり、経営陣に代わって企業の舵取りをしているコンサルタントも少なくない。しかし、特殊な事例に基づいた理論で企業組織が複雑化し、従業員は酷使される一方で、コンサルティング料で潤ったコンサルタントたちは、「エクセルのスプレッドシートや、見かけ倒しの方法論や、人を煙に巻く専門用語や鼻持ちならない傲慢さで武装」「数々の経営神話をでっちあげ、世間に広め」続けているとの批判もある<ref name=":0" />。
==概要==
== コンサルティング用語 ==
企業・機関の相談を受け、経営戦略・事業開発・業務開発などで抱える課題に指導や企画・立案を行い、成長へと導く仕事である<ref>{{Cite web |title=コンサルティング業界とは?仕事内容や将来性について {{!}} 船井総研 採用サイト |url=https://recruit.funaisoken.co.jp/work/position/ |website=recruit.funaisoken.co.jp |access-date=2024-04-20 |language=ja}}</ref>。2021年~2022にはコンサルしか知らなかった情報の[[コモディティ化]]・コロナ禍における[[デジタルトランスフォーメーション]]の進行の影響を受けている。他にもコンサルティングファームは人員を大幅に増やしているが、事業内容の比重は解決策提案から「解決策の実行支援」となってきているため、コンサルタントという肩書を持っていても戦略提案を担えず実行支援以降のフェーズしか経験のない者が増えている課題がある<ref>{{Cite web |title=【2021年~2022年】コンサル業界の最新動向|コンサル&ポストコンサル転職 |url=http://www.concord-career.com/column/serial_consul/future_of_conslting/ |website=コンサル&ポストコンサル転職|コンコードエグゼクティブグループ |access-date=2022-09-25 |language=ja}}</ref>。
== 用語 ==
* 3C 顧客 (Customer)・競合 (Competitor)・自社 (Company) の3つからビジネスを捉えて戦略を練ること。
* 4P 製品 (Product)・価格 (Price)・販売チャネル (Place)・プロモーション (Promotion)の4つの視点からマーケティング戦略を捉えること。
* コンテンツ (content) 情報的な内容のこと。
== コンサルタントの役職 ==
一般に、コンサルティングファームでは、一般企業で使うタイトル([[課長]]、[[部長]]といったもの)は使用されず、以下のような独特な人事タイトルで階級づけを行う。しかし、会社毎ごとによってタイトルの階級は異なるのが実情といえる。
例えば、IT企業で「[[アナリスト]]」は上級のプロジェクトマネージャーを指すが、コンサルティング業界では入門クラスの名称として使われる。
例えばIT企業で「[[アナリスト]]」は上級のプロジェクトマネージャーを指すが、コンサルティング業界では入門クラスの名称として使われる。
* [[アナリスト]]、[[リサーチャー]]、[[プランナー]] (一般社員クラス)
[[財務]]・[[税務]]・[[法務]]・[[コスト削減]]・[[人事]]・[[営業]]・[[調達]]・[[研究]]・[[生産]]・[[物流]]・[[環境]]・[[マーケティング]]・[[情報技術|IT]]・[[生産性向上]]・[[技術コンサルタント|技術]]([[建設コンサルタント|建設]]・[[都市計画コンサルタント|都市計画]]・[[空間情報コンサルタント|空間情報]]・[[上下水道コンサルタント|上下水道]]・[[地質コンサルタント|地質]]・[[農業土木コンサルタント|農業土木]]・[[造園コンサルタント|造園]]・[[ランドスケープコンサルタント|ランドスケープ]]・[[森林コンサルタント|森林]]・[[林業コンサルタント|林業]]・[[林業経営コンサルタント|林業経営]]・[[建築コンサルタント|建築]]・[[補償コンサルタント|補償]]・[[再開発コンサルタント|再開発]]・[[積算コンサルタント|積算]]・[[環境コンサルタント|環境]])・[[観光コンサルタント|観光]]・[[食品]]・[[外食]]・[[アパレル]]・[[機械]]・[[電気]]・[[流通]]・[[製造]]・[[不動産]]・[[物流]]・[[運輸]]・[[通信]]・[[金融]]・[[医療]]など。
==批判・問題点==
== 分類および代表企業 ==
*「企業の業績拡大、経営改革には不可欠」との意見もあり、経営陣に代わって企業の舵取りをしているコンサルタントも少なくないものの、特殊な事例に基づいた理論で企業組織が複雑化し、従業員は酷使される一方で、コンサルティング料で潤ったコンサルタントたちは、「エクセルのスプレッドシートや、見かけ倒しの方法論や、人を煙に巻く専門用語や鼻持ちならない傲慢さで武装」「数々の経営神話をでっちあげ、世間に広め」続けているとの批判がある<ref name=":0" />。
(1)戦略コンサルティングファーム (2)総合系コンサルティングファーム (3)IT系コンサルティングファーム (4)シンクタンク系コンサルティングファーム (5)監査法人系コンサルティングファームなどに分類される<ref name=":1">{{Cite web |title=【戦略・総合・IT】ジャンル別コンサルティングファームの徹底解説【保存版】 |url=https://gaishishukatsu.com/archives/112229 |website=外資就活ドットコム |access-date=2022-05-11}}</ref>。
*経営コンサルタント日沖健<ref>{{Cite web |title=日沖 健 プロフィール |url=https://bunshun.jp/list/author/6191c8047765617db5010000 |website=文春オンライン |access-date=2024-04-20 |language=ja}}</ref>によると経営者が経営での問題をコンサルタントに相談するというのが本来の業務であるが、他にも日本政府の審査が甘くなったため、事業承継支援(など公的支援)では「コンサルタントが補助金をエサに経営者に売り込む」という逆転現象が起きていて、「事業承継支援」が補助金でバブル化している問題が起きている。「事業承継」への補助金申請の採択率が、導入初年度の平成29年度は11%のみときちんと審査が行われたが、国が事業承継対策に力を入れ出した平成30年度以降から73~82%と劇的に甘くなって、バラマキ状態なことが背景にある。そして、コンサルティング業の発祥であるアメリカでは起業家や投資銀行家のが人気であるが、日沖によると日本では東大などトップ校学生に外資系コンサルファームが人気となっている日本特有のバブル現象が起きている。<ref name=":1" />。
*経営陣がコンサルタントの役に立たない経営理論に振り回される問題点がある。大企業でさえ、経営理論によってボロボロにされるケースがあり、ファイザーは、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が重要な競争優位をもたらすと主張した「差別化戦略」(大型新薬開発に特化)を実践したにもかかわらず、新薬開発に失敗し続け、株価は42ドルから2008年の株式市場の暴落以前よ17ドルにまで下落してしまった。2001年末に経営破綻した[[エンロン]]では、コンサルティングファームの[[マッキンゼー]]によって導入させられた[[スター制度]]で見られるように、[[コンサルタント]]が割高なことや[[エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?|コンサルトされた会社を破綻]]させることも問題になっている。コンサルティングファームが主張する「最先端の経営理論」の多くは、個々でたまたま成功しただけの事例であり、他の企業でも成功するとは限らないのに、コンサルタントが特殊な事例を素晴らしい理論かのように持ち上げ、法外なコンサルティング料で売り込み続けている問題がある<ref name=":0">{{Cite web |title=経営コンサルが企業を滅ぼす…法外料金、役に立たない理論 敏腕コンサルが暴露 |url=https://biz-journal.jp/journalism/post_5029.html |website=ビジネスジャーナル/Business Journal {{!}} ビジネスの本音に迫る |access-date=2022-05-11 |last=編集部}}</ref>。
=== 戦略系コンサルティング ===
企業の全社戦略やM&Aにおける事業統合のサポート、海外新規参入戦略など企業経営のトップレベルに関わる問題解決を担当する。 主なクライアントは日系・外資系の大手企業であるが、、戦略におけるIT・デジタル化の重要性が増してきたため、本来は総合系ファームが手掛けていた領域に進出している企業もある<ref name=":1" />。
代表企業例
(外資系大手)
*[[マッキンゼー・アンド・カンパニー]]<ref>{{Cite web|title=McKinsey & Company {{!}} Global management consulting|url=https://www.mckinsey.com/|website=www.mckinsey.com|accessdate=2020-03-30|language=en}}</ref>
*[[ボストン・コンサルティング・グループ]]<ref>{{Cite web|title=Boston Consulting Group {{!}} Management Consulting {{!}} BCG|url=https://www.bcg.com/|website=https://www.bcg.com|accessdate=2020-03-30}}</ref>
*[[ベイン・アンド・カンパニー]]<ref>{{Cite web|title=ベイン・アンド・カンパニー|url=https://www.bain.com/ja/|website=Bain|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[オリバー・ワイマン]]<ref>{{Cite web|title=Oliver Wyman - Impact-Driven Strategy Advisors|url=https://www.oliverwyman.com/index.html|website=www.oliverwyman.com|accessdate=2020-03-30|language=en|first=Oliver|last=Wyman}}</ref>
*A.T.カーニー<ref>{{Cite web|title=Global Management Consulting Firm - Japan - Kearney|url=http://www.jp.kearney.com/|website=www.jp.kearney.com|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[ローランド・ベルガー]]
* [[アーサー・D・リトル]]
* {{仮リンク|モニターデロイト|en|Monitor Deloitte}}(デロイト・トゥシュ・トーマツ)
* [[EYパルテノン]]([[アーンスト・アンド・ヤング]])
(独立系)
* [[コーポレイト・ディレクション]]
* [[ドリーム・インキュベーター]]
* [[経営共創基盤]]
=== 総合系コンサルティング ===
人事戦略やM&Aなどの提案からITを中心としたシステム導入などの実行支援まで、幅広い業務を手がけているのが特徴である<ref name=":1" />。
なおこの分類のファームは、Big4([[デロイト トウシュ トーマツ|Deloitte]]、[[アーンスト・アンド・ヤング|EY]]、[[KPMG]]、[[プライスウォーターハウスクーパース|PwC]])と呼ばれる[[4大会計事務所|世界4大会計事務所]]から派生したものが多々見られる。
代表企業例
(国際会計事務所の集団会社)
*[[デロイトトーマツコンサルティング]]<ref>{{Cite web|title=デロイト トーマツ コンサルティング|会社案内|デロイト トーマツ グループ|Deloitte|url=https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/dtc.html|website=デロイト・メンバーファーム|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>(DTC)([[モニター・グループ]]を買収した)
* [[プライスウォーターハウスクーパース]]([[ブーズ・アンド・カンパニー]]、PRTMと合併)
* [[KPMG]]コンサルティング
* [[アーンスト・アンド・ヤング]]・アドバイザリー
これら4社は外資系コンサルタント企業に分類されるが、出資者に外国資本が入っているわけではないという特徴を持つ。
(国際会計事務所を出自とするもの)※カッコ内は旧属事務所
* [[アクセンチュア]](旧[[アーサー・アンダーセン]])
* [[IBMビジネスコンサルティングサービス]]([[プライスウォーターハウスクーパース]])
* [[ベリングポイント]]([[KPMG]])
* [[クニエ]]([[アーンスト・アンド・ヤング]])
=== IT系コンサルティング ===
IT戦略、ERP等のシステム導入のコンサルティングなどITを切り口に顧客のビジネス・経営に関わる解決策を提供するコンサルティングファーム<ref name=":1" />。
代表企業例
* [[アビームコンサルティング]](旧デロイトトーマツコンサルティング内、IT業務支援チームが本国からの意向で切り出し)
* [[フューチャー (企業)|フューチャー・アーキテクト]]
* [[日立コンサルティング]](旧エクサージュ)
* [[NTTデータ経営研究所]]
* [[ガートナー]]
* [[ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ]]
* [[バーチャレクス・コンサルティング]]
* [https://www.valeocon.com/ バレオコン・マネジメント・コンサルティング]
従来からある戦略系ファームにおいても、エンジニアリングに特化した部署の編成が行われているが、ITコンサル会社と比較すれば、技術力の面では未だに立ち上げ段階にある(デジタル・マッキンゼー、デジタルBCGなど)。
=== 人事系・人材開発系コンサルティング ===
代表企業例
* [[エーオンヒューイットジャパン]]
* [[マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング]]
* [[タワーズワトソン]]
*[[産業能率大学総合研究所]]<ref>{{Cite web|title=経営管理研究所 {{!}} 産業能率大学 総合研究所|url=https://www.hj.sanno.ac.jp/ri/organization/|website=産業能率大学|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[リクルートワークス研究所]]<ref>{{Cite web|title=リクルートワークス研究所|url=https://www.works-i.com/|website=www.works-i.com|accessdate=2020-03-30|language=ja|first=(C) Recruit Holdings|last=Co.,Ltd}}</ref>
*[[パーソル総合研究所]]<ref>{{Cite web|title=パーソル総合研究所 - 人と組織に関する調査研究・人事コンサルティング支援|url=https://rc.persol-group.co.jp/|website=パーソル総合研究所|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
=== 国内総合研究所系コンサルティング(シンクタンク) ===
[[シンクタンク]]を指す。元は政策の提言を行う研究機関であり、官公庁向けのリサーチや経済調査などをしていたが、民間企業に向けたコンサルティングも行うようになった以降は、官公庁向けの案件から得られる収益よりも、民間企業のIT・経営コンサルティング事業から得られる収益の方が大きい企業もある<ref name=":1" />。
代表企業例
*[[野村総合研究所]]<ref>{{Cite web|title=NRI 野村総合研究所|url=http://www.nri.com/jp/|website=www.nri.com|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[三菱総合研究所]]<ref>{{Cite web|title=三菱総合研究所(MRI)|url=https://www.mri.co.jp/index.html|website=日本語|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
* [[大和総研]]
* [[みずほ情報総研]]
* [[みずほ総合研究所]]
* [[日本能率協会総合研究所]]
* [[りそな総合研究所]]
* [[三菱UFJリサーチ&コンサルティング]](旧UFJ総合研究所)
* [[日本総合研究所 (株式会社)]]
* [[富士通総研]]
=== 国内系経営コンサルティング ===
代表企業例
*英知コンサルティング
*[[みらいコンサルティング]](旧中央青山[[PwC]]コンサルティング)
*[[マーバルパートナーズ]](旧デロイトトーマツコンサルティング、アビームM&Aコンサルティング)
* [[HRガバナンス・リーダーズ]]
* [[ベイカレント・コンサルティング]] (東証1・6532)
* 日本経営グループ
* [[リブ・コンサルティング]]
* [[日本能率協会コンサルティング]]
*[[シグマクシス]]<ref>{{Cite web|title=株式会社シグマクシス(SIGMAXYZ Inc.)|url=https://www.sigmaxyz.com/|website=株式会社シグマクシス(SIGMAXYZ Inc.)|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
* [[アタックスグループ]]
* [[ジェムコ日本経営]]
* [[テクノ経営総合研究所]]
* [[エスネットワークス]]
* [[日本経営システム]]
* [[プロレド・パートナーズ]](ブーズカンパニー、アクセンチュア出身者で創業)(東証マザーズ・7034)
* [[大樹総研]]
* [[タナベ経営]] (東証1・9644)
* [[船井総合研究所]](名前は総研だが、実質はコンサルティング業務のみ)
* [[リンクアンドモチベーション]] (東証1・2170)
*[[ビジネスブレイン太田昭和]]
* [[アイティアイディコンサルティング]](製造業の企画領域・設計開発領域の業務コンサルティング)
* [[SMBCコンサルティング]]
* [[日本生産性本部]]
*[[コマース総研]]
* [[ジェイ・シー・アイ]]
* [[レイヤーズコンサルティング]]
* [[オープンアソシエイツ]]
*[[ユナイテッド・コンサルティング・ファーム]](UCF)
*[[経営創研]]
* [[日本コンサルタントグループ]]
* [[M-ITソリューションズ]]
* [[掟総合研究所]]
=== マーケティング系コンサルティング ===
企業のマーケティング部署に助言を行なったり、調査の支援を行う。
代表企業例
*[[サイモン・クチャーアンドパートナーズ]](専門系・価格戦略)
*[[ランドーアソシエイツ]](専門系・ブランド戦略)
* [[電通ネットイヤーアビーム]](専門系・事業戦略)
* [[インサイトフォース]](専門系・ブランド戦略)
* [[JDパワー|J.D.パワー・アンド・アソシエイツ]] (専門系・ブランド戦略)
* [[プロフェット]](専門系・ブランド戦略)
* [[ラウンドナップ]](専門系・Web戦略)
* [[ブランド・コア]](専門系・ブランド戦略・事業戦略)
* 日本ブランドアソシエイツ、BRAND ASSOCIATES(専門系・ブランド戦略)
* マーケティング研究協会(専門系・販売戦略)
=== ブランド戦略系コンサルティング ===
企業のマーケティング部署にブランディングに関する助言を行う。
代表企業例
* [[ランドーアソシエイツ]]
* [[リスキーブランド]]
* [[シー・アイ・エー]]
*[[バニスター]]<ref>{{Cite web|title=バニスター株式会社 - ブランディングデザイン、ブランド戦略|url=https://www.bannistar.com/|website=www.bannistar.com|accessdate=2020-03-30}}</ref>
* [[グラムコ]]
* [[アクサム]]
* [[博報堂ブランドコンサルティング]]
* [[インサイトフォース]]
* [[AXIS Design]]
* [[ブランド・コア]]
* [[日経BPコンサルティング]]
* [[インターブランド]]
* 日本ブランドアソシエイツ、BRAND ASSOCIATES
* [[リンク・マーケティング]]
=== Webコンサルティング ===
マーケティング領域の中で、発展・変化の激しいWeb・ITの世界におけるマーケティングや人材活用などを専門的に支援する。[[ポータルサイト]]を含むWebサイト制作やネットを媒体とした告活用、ソーシャルメディア・動画などメディアの活用、企そして業のWebマーケティング支援と人材育成が求められる。また、特に中小企業においては企業のリテラシー不足を解決するための内部の顧問・専門家としての役割を期待されることも少なくない。
代表企業例
* ゴンウェブコンサルティング<ref>{{Cite web|title=ゴンウェブコンサルティング|url=https://www.gonweb.co.jp/|website=ゴンウェブコンサルティング|accessdate=2020-03-30}}</ref>
* ラウンドナップ・コンサルティング<ref>{{Cite web|title=ウェブを頑張りたい中小企業のパートナー【ラウンドナップ・Webコンサルティング】|url=https://www.roundup-consulting.jp/|website=ウェブを頑張りたい中小企業のパートナー【ラウンドナップ・Webコンサルティング】|date=2019-02-07|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
* 岡山ウェブコンサルティング<ref>{{Cite web|title=岡山ウェブコンサルティング - あなたのウェブ戦略パートナー -|url=https://okayama-web.jp/|website=岡山ウェブコンサルティング - あなたのウェブ戦略パートナー -|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[クリエイティブホープ]]<ref>{{Cite web|title=未来を創るコンサルティング&テクノロジーカンパニー|クリエイティブホープ|url=https://www.creativehope.co.jp/|website=クリエイティブホープ|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[ペンシル]]<ref>{{Cite web|title=WEBコンサルティング|株式会社ペンシル|url=https://www.pencil.co.jp/|website=www.pencil.co.jp|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[売れるネット広告社]]<ref>{{Cite web|title=売れるネット広告社 {{!}} 単品通販(D2C) {{!}} ランディングページ|url=https://www.ureru.co.jp/|website=売れるネット広告社|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>
*[[メディア・ヴァーグ]]<ref>{{Cite web|title=メディア・ヴァーグ|url=https://mediavague.co.jp/service/|website=株式会社メディア・ヴァーグ|accessdate=2021-08-21|language=ja}}</ref>
=== 企業再生コンサルティング ===
代表企業例
* [[ジェネックスパートナーズ]]
* [[みらいエフピー]]
* [[フィナンシャル・インスティチュート]]
=== コスト削減コンサルティング(BPO、BPR) ===
企業における直接材、間接材コストの削減を手掛けるコンサルティングサービス。
サプライヤーマネジメントでは、サプライヤーとの条件交渉、価格交渉を行い、ユーザーマネジメントでは業務改善(BPR)を中心にとした経営体質の改善を行う。
代表企業例
* [[プロレド・パートナーズ]]
* [[PSI (企業)|PSI]]
=== ERPコンサルティング ===
ERP([[企業資源計画]]or統合業務パッケージ)を製造、販売している[[ベンダー]]企業において、その導入をサポートするサービスを指す。この業務に従事する者をERPコンサルタントという。
ERPは、そのパッケージに対する専門的な知識と、顧客の業務内容によってソフトをカスタマイズするスキルが要求されるため、広義のコンサルタントに位置づけられることが多い。しかし、ソフトウェア導入を前提とした助言やアドバイスとなるため、サービスはERPパッケージの付随的である。
代表企業例
* [[SAPジャパン]](自社ERP)
* [[日本オラクル]](自社ERP)
* [[ワークスアプリケーションズ]](自社ERP)
*[[ワークスヒューマンインテリジェンス]](自社ERP)
* [[デル]] (ハード系、MS、Oracle、SAP)
* [[マイクロソフト]] (自社製品)
* [[サン・マイクロシステムズ]](自社製品)
=== 新規事業・イノベーションコンサルティング ===
イノベーションにより、価値創造や新規事業創出を支援する。新規事業の立ち上げやイノベーションマネジメントに関わる助言を行う。従来の経営コンサルティングでは、企業が持つ資源の再配分を最適化することに主眼が置かれているが、イノベーションコンサルティングでは、資源を獲得するイノベーションを指向する。
代表企業例
*[[イノサイト]](Innosight):[[クレイトン・クリステンセン]]氏が設立した破壊的イノベーション理論やジョブ理論を基軸としたコンサルティングを提供するグローバルファーム。
*ReGACY Innovation Group株式会社 http://regacy-innovation.com/
*INDEE Japan<ref>{{Cite web|title=INDEE Japan Ltd - イノベーションコンサルティングと新規事業開発|url=https://www.indee-jp.com/|website=INDEE Japan Ltd|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref> https://www.indee-jp.com/
*[[イノベティカ]]
*クオンタム・リープ株式会社<ref>{{Cite web|title=イノベーションコンサルティング事業|url=http://qxl.jp/consulting/|website=クオンタムリープ株式会社|date=2017-06-19|accessdate=2020-03-30|language=ja}}</ref>[http://qxl.jp/ http://qxl.jp/]
*BCG Digital Ventures https://bcgdv.com/
*プライマル株式会社 https://www.primal-biz.co.jp/
*アスタミューゼ株式会社 https://www.astamuse.co.jp/
=== 環境コンサルティング ===
自然環境や気候変動、エネルギー、環境関連政策等のコンサルティングに関わる。
イー・アール・エム日本株式会社他、[[環境コンサルタント]]がある。
=== セキュリティコンサルティング ===
システム監査やリスク管理、内部統制、情報セキュリティ監査、サイバーセキュリティといったセキュリティ領域において、大手セキュリティベンダーや監査法人を中心にセキュリティコンサルティングが実施されている。主な国家資格に[[システム監査技術者試験]]や[[情報処理安全確保支援士]]がある。
=== 業界特化コンサルティング ===
一部の特殊な業界や政府機関に助言をする企業もある。
* [[開発コンサルティング]] :国家間の開発援助政策、国際的な経済格差対策、発展途上国の貧困解消、海外への技術移転などを支援する。海外における都市開発、鉄道、道路、空港等のインフラ施設に関する分野の他、環境、教育、保健医療、産業振興、公共政策、エネルギー、貧困削減等の分野に関わる。こうした海外での開発コンサルティングを手がける企業は、開発コンサルタント、とも呼ばれる。<ref>{{Cite web |url=http://www.jica.go.jp/hiroba/event/2013/131211_01.html |title=国際協力JOBセミナー 開発コンサルタント編 |publisher=独立行政法人[[国際協力機構]](JICA) |accessdate=2014-03-01}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.ecfa.or.jp/japanese/consul/index.html |title=開発コンサルタントとは? |publisher=一般社団法人[[海外コンサルティング企業協会]] |accessdate=2014-03-01}}</ref> ブラジルエンジニアリングコンサルティング協会などがある。
* [[農業コンサルティング]]: 農業の効率化や付加価値向上を支援する。
* [[不動産コンサルティング]]: [[不動産]]のコンサルティングを行う。関連協会に一般社団法人全国不動産コンサルティング協会、不動産コンサルティング中央協議会、 各都道府県不動産コンサルティング協会、NPO法人 湘南不動産コンサルティング協会などがある。
* [[キャリアコンサルティング]]: 主に企業ではなく、個人への職業・就職相談を行う。 [[セルフ・コンサルティング]]: 個人のプロモーションや、自己啓発に類似した助言を行う。 [[インテリアコーディネーター]]: 整理収納アドバイザー等としてインテリアコーディネートの一環で整理収納サービスや住まいの収納プランニングやコンサルティングを行う。
== 批判・問題点 ==
*経営陣がコンサルタントの役に立たない経営理論に振り回される問題点がある。大企業でさえ、経営理論によってボロボロにされるケースがあり、ファイザーは、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が重要な競争優位をもたらすと主張した「差別化戦略」(大型新薬開発に特化)を実践したにもかかわらず、新薬開発に失敗し続け、株価は42ドルから2008年の株式市場の暴落以前よ17ドルにまで下落してしまった。2001年末に経営破綻した[[エンロン]]では、コンサルティングファームの[[マッキンゼー]]によって導入させられた[[スター制度]]で見られるように、[[コンサルタント]]が割高なことや[[エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?|コンサルトされた会社を破綻]]させることも問題になっている。コンサルティングファームが主張する「最先端の経営理論」の多くは、個々でたまたま成功しただけの事例であり、他の企業でも成功するとは限らないのに、コンサルタントが特殊な事例を素晴らしい理論かのように持ち上げ、法外なコンサルティング料で売り込み続けている問題がある<ref name=":0">{{Cite web |title=経営コンサルが企業を滅ぼす…法外料金、役に立たない理論 敏腕コンサルが暴露 |url=https://biz-journal.jp/2014/06/post_5029.html |website=ビジネスジャーナル/Business Journal {{!}} ビジネスの本音に迫る |access-date=2022-05-11 |last=編集部}}</ref>。
* 本来の性質上、外資系のコンサル会社は、特にアメリカにおいては、軍や[[中央情報局]](CIA:諜報機関)、[[外交問題評議会]]といった組織と関係のある幹部やメンバーが少なくなく、これらの組織からの委託業務も多いと言われる。<ref>{{cite book
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