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2024年1月31日 (水) 15:23時点における版編集 Bcxfubot (会話 \| 投稿記録) ボット、拡張承認された利用者 664,096 回編集 m 外部リンクの修正 http:// -> web.archive.org (sankei.jp.msn.com) (Botによる編集) ← 古い編集		2024年8月27日 (火) 08:48時点における版編集取り消し 1.33.123.150 (会話) 編集の要約なし新しい編集 →
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34行目: '''小保方晴子'''（おぼかたはるこ、[[1983年]]〈[[昭和]]58年〉[[9月25日]]{{R\|誕生日出典}}{{Efn\|name="偽誕生日"}} - ）は、日本の[[科学者]]。[[独立行政法人]][[理化学研究所]]の元[[研究員]]<ref>{{Cite news\|title=【ＳＴＡＰ問題】小保方氏、退職へ「責任を痛感、おわびの言葉もありません」\|date=2014-12-19\|last=\|first=\|url=https://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190009-n1.html\|accessdate=2018-11-20\|publication-date=\|language=ja-JP\|archiveurl=https://web.archive.org/web/20181120172527/https://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190009-n1.html\|archivedate=2018-11-20\|work=[[産経新聞]]}}</ref>。 [[2014年]]1月末に[[刺激惹起性多能性獲得細胞\|STAP細胞]]の[[論文]]を[[ネイチャー\|Nature]]誌に発表し「[[リケジョ]]の星」として一夜にして時代の寵児となった。その後、当該論文や[[早稲田大学博士論文不正問題\|早稲田大学の博士論文]]に~~不正が発覚し、一転して疑惑~~画像の盗用や他人物の論文からのコピペと~~して話題~~される内容があったことが明らかになりまた3年間の研究期間で研究ノートが2冊だけだった事などが報道された<ref>[https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163901916 捏造の科学者 STAP細胞事件] 須田桃子文藝春秋 2015-01-07{{要ページ番号\|date=2022-05}} 2016年12月6日閲覧</ref>。理化学研究所の上司だった[[笹井芳樹]]はこの騒動を受けて自殺し、マスメディアの報道姿勢や警察の対応も問われた<ref>[https://s3-us-west-2.amazonaws.com/jnpc-prd-public-oregon/files/2014/11/jnpc-b-201411.pdf 座談会「最先端研究どう伝える STAP報道の現場から」(PDF 4.5MB)] 日本記者クラブ会報 2014年11月10日第537号</ref><ref name="#1">[http://www.bpo.gr.jp/?p=8946 「ＳＴＡＰ細胞報道に対する申立て」に関する委員会決定] 放送人権委員会委員会決定　2016年度　第62号</ref><ref>[http://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/brc/determination/2016/62/dec/k_nhk_62.pdf 「STAP細胞報道に対する申立て」―勧告―（全文）] 2017年(平成29年)2月10日　放送人権委員会決定第62号</ref><ref>[http://www.asahi.com/sp/articles/ASK2B4HJWK2BUCVL00H.html ＮＨＫスペシャル「小保方氏への人権侵害」　ＢＰＯ勧告] 朝日新聞デジタル 2017年2月10日付</ref>。学位は猶予期間を経て[[2015年]]11月に取り消され{{R\|弁護士20151102\|早稲田取り消し}}、理化学研究所も退職した<ref>{{Cite web\|和書\|title=STAP現象の検証結果について {{!}} 理化学研究所\|url=https://www.riken.jp/pr/news/2014/20141219_1/\|website=www.riken.jp\|accessdate=2020-01-09}}</ref>。後に発表した手記『[[あの日]]』はベストセラーとなった{{R\|佐藤・緑}}。『[[婦人公論]]』に連載を持った。 ~~事件後に発表した手記『[[あの日]]』はベストセラーとなった{{R\|佐藤・緑}}。『[[婦人公論]]』に連載を持った。~~ == 概要 == [[ハーバード大学医学大学院]]客員研究員、[[理化学研究所]]発生・再生科学総合センター客員研究員、同・[[細胞]]リプログラミング研究ユニットリーダー{{R\|rikennews381}}として、[[胞子様細胞]]の研究に従事。[[2014年]]1月の[[ネイチャー]]誌に、遺伝子導入を伴わない方法で全ての[[生体組織]]と[[胎盤組織]]に分化できる多能性を持った細胞（STAP細胞と命名された）を作出したことを筆頭著者として論文報告し、「[[リケジョ]]の星」として注目を集めた。しかし、自身の博士論文も含めて~~論文不正~~誤ったとされる記載や研究実態の疑義精度が問題となり、STAP細胞の論文は撤回された。8月5日には上司であり論文執筆を指導した[[笹井芳樹]]教授がメディアによる批判の渦中で自殺し、小保方は12月21日付で理化学研究所を退職した{{R\|産経20141219}}。小保方の研究者としての行く末や自身による検証実験の行方が大きな注目を集めた{{R\|検証実験の進め方\|obokata20140630\|毎日20140701\|弁護士20140702}}。研究内容のほかに人物像や記者会見、[[実験ノート]]に関する報道も耳目が集まり、多くの批判意見や擁護意見も世間を騒がせた{{R\|立花2014\|佐藤・緑}}。インターネットの匿名掲示板[[2ちゃんねる]]ではSTAP細胞論文の発表から１年間で86万件以上の書き込みがSTAP細胞や小保方についてなされた<ref name="tanaka2015">[http://journal.skeptics.jp/journal24_tanaka.pdf インターネットにおける論文不正発覚史] [[田中嘉津夫]], Journal of the [[Japan Skeptics]], 24号, 4-9 (2015)</ref>。一方、STAP騒動よりはるかに重大な[[科学における不正行為\|研究不正]]事件は他に存在するとも言われている<ref>河内敏康、八田浩輔「偽りの薬バルサルタン臨床試験疑惑を追う」毎日新聞科学環境部、2014年、pp.202-203 2016年12月11日閲覧</ref><ref name="mushi">[http://www.mag2.com/p/news/4412 【超STAP事件】日本の学会は捏造論文だらけ！大スキャンダルに発展か] [[堀川大樹]]「むしマガ」Vol.272 2015年1月11日 2016年12月11日閲覧</ref><ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=119214260X00220161025 参議院厚生労働委員会] [[足立信也]]参議院議員 2016年10月25日 2016年12月11日閲覧</ref><ref>[https://www.jmir.org/2017/2/e57/ Sugawara Y, Tanimoto T, Miyagawa S, Murakami M, Tsuya A, Tanaka A, Kami M, Narimatsu H. Scientific Misconduct and Social Media: Role of Twitter in the Stimulus Triggered Acquisition of Pluripotency Cells Scandal. J Med Internet Res 2017;19(2):e57 DOI: 10.2196/jmir.6706] 2017年2月28日 2017年3月1日閲覧</ref>。理化学研究所を退職後に文筆活動を行ったが、笹井芳樹の未亡人は、STAP細胞が本当はあるというのであれば小説を書く前に実験をしてほしいと述べた<ref>{{Cite web\|和書\|title=（2ページ目）「STAP細胞はありましたか」小保方女史へ笹井未亡人からの代表質問 \|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01140556/ \|website=デイリー新潮 \|access-date=2022-11-12 \|language=ja}}</ref>。小保方の研究者としての行く末や自身による検証実験の行方が大きな注目を集めた{{R\|検証実験の進め方\|obokata20140630\|毎日20140701\|弁護士20140702}}。研究内容のほかに人物像や記者会見、[[実験ノート]]に関する報道も耳目が集まり、多くの批判意見や擁護意見も世間を騒がせた{{R\|立花2014\|佐藤・緑}}。インターネットの匿名掲示板[[2ちゃんねる]]ではSTAP細胞論文の発表から１年間で86万件以上の書き込みがSTAP細胞や小保方についてなされた<ref name="tanaka2015">[http://journal.skeptics.jp/journal24_tanaka.pdf インターネットにおける論文不正発覚史] [[田中嘉津夫]], Journal of the [[Japan Skeptics]], 24号, 4-9 (2015)</ref>。一方、STAP事件よりはるかに重大な[[科学における不正行為\|研究不正]]事件は他に存在するとも言われている<ref>河内敏康、八田浩輔「偽りの薬バルサルタン臨床試験疑惑を追う」毎日新聞科学環境部、2014年、pp.202-203 2016年12月11日閲覧</ref><ref name="mushi">[http://www.mag2.com/p/news/4412 【超STAP事件】日本の学会は捏造論文だらけ！大スキャンダルに発展か] [[堀川大樹]]「むしマガ」Vol.272 2015年1月11日 2016年12月11日閲覧</ref><ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=119214260X00220161025 参議院厚生労働委員会] [[足立信也]]参議院議員 2016年10月25日 2016年12月11日閲覧</ref><ref>[https://www.jmir.org/2017/2/e57/ Sugawara Y, Tanimoto T, Miyagawa S, Murakami M, Tsuya A, Tanaka A, Kami M, Narimatsu H. Scientific Misconduct and Social Media: Role of Twitter in the Stimulus Triggered Acquisition of Pluripotency Cells Scandal. J Med Internet Res 2017;19(2):e57 DOI: 10.2196/jmir.6706] 2017年2月28日 2017年3月1日閲覧</ref>。理化学研究所を退職後に文筆活動を行ったが、笹井芳樹の未亡人は、STAP細胞が本当はあるというのであれば小説を書く前に実験をしてほしいと述べた<ref>{{Cite web\|和書\|title=（2ページ目）「STAP細胞はありましたか」小保方女史へ笹井未亡人からの代表質問 \|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01140556/ \|website=デイリー新潮 \|access-date=2022-11-12 \|language=ja}}</ref>。 == 来歴・人物 == 53 ⟶ 47行目: === TWInsでの細胞シートの研究 === 早稲田大学大学院に進学すると<!--指導教授からのアドバイスで-->専門分野を転向し、[[東京女子医科大学]]先端生命医科学研究所の研修生となり、東京女子医科大学教授[[大和雅之]]の指導の下、医工融合研究教育拠点である先端生命医科学センター (TWIns) にて<ref>{{Cite press release\|和書\|ururl= http://www.waseda.jp/jp/news13/140130_obokata.html \|title=小保方晴子さんをリーダーとする研究チーム、STAP細胞開発に成功\|publisher=早稲田大学ニュース&プレスリリース\|date=2014-01-30\|accessdate=2014-01-30}}</ref>[[再生医療]]の研究を開始する<ref>{{Cite web\|和書\|url = http://www.rikejo.jp/news/article/8360.html\|title = Labo Reseach 東京女子医科大学大学院 [大和雅之研究室]\|accessdate = 2014-06-25\|publisher = [[講談社]] Rikejo\|archiveurl = https://archive.is/20140315182626/http://www.rikejo.jp/news/article/8360.html\|archivedate = 2014~~年3月~~-03-15日\|~~deadlinkdate~~ url-status=dead\|url-status-date= 2017年-10月}}</ref>。ベンチャー企業[[セルシード]]でも活躍している[[岡野光夫]]や大和雅之の指導の下、細胞シートについての研究に取り組む。研究は細胞をシート状にして組織工学へ応用する内容で、温度応答性培養皿で作製した口腔粘膜上皮細胞シートを皮下移植する技術について研究し、国内の学術講演会<ref>小保方晴子、大和雅之、西田幸二、常田聡、岡野光夫「温度応答性培養皿で作製した口腔粘膜上皮細胞シートの皮下移植」2007年3月14日。</ref><ref>小保方晴子、大和雅之、西田幸二、常田聡、岡野光夫「温度応答性培養皿で作製した口腔粘膜上皮細胞シートの皮下移植」、『第7回日本再生医療学会総会』2008年3月14日。（名古屋）。</ref>や国際会議（シカゴ<ref>H. Obokata, M. Yamato, K. Nishida, S. Tsuneda, T. Okano (2007-04). “Subcutaneous transplantation of autologous oral mucosal epithelial cell sheets fabricated on temperature-responsive culture dishes”. Society for Biomaterials 2007 Annual Meeting. (4/17-21, Chicago, IL)</ref>、大阪<ref>H. Obokata, M. Yamato, K. Nishida, S. Tsuneda, T. Okano (2007-06). “Time-course observation of subcutaneous transplanted autologous oral mucosal epithelial cell sheets fabricated on temperature-responsive culture dishes”. The 13th World Congress of International Society for Artificial Organs, IFAO-JSAO Annual Meeting. (6/28-31, Osaka, Japan)</ref>、東京<ref>H. Obokata, M. Yamato, K. Nishida, S. Tsuneda, T. Okano (2007-12). “Inflammatory analyses of subcutaneously-transplanted human epithelial cell sheets”. Termis-AP. (12/3-5, Tokyo, Japan)</ref>）における学会発表も経験した。指導教授の1人である[[岡野光夫]]は当時を振り返り、日曜日の夜遅くまで残る熱心さやプレゼンテーション資料の質、自分の意見をはっきり述べるといった点について小保方を評価していた{{Sfn\|森健\|2014\|p=150}}。 71 ⟶ 65行目: 2011年4月から[[2013年]]2月まで[[理化学研究所]]発生・再生科学総合研究センター（CDB）ゲノムリプログラミング研究チーム（チームリーダー：[[若山照彦]]）客員研究員としてSTAP細胞の研究に取り組む{{Efn\|一時帰国している間の[[2011年]]3月に[[東日本大震災]]が発生した。その影響で米国の就労ビザが得られず、若山を頼って理化学研究所に入ることになったと報道されている<ref>{{Cite news\|url=http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201401/0006674818.shtml\|title=小保方さん理研入り転機は震災 STAP細胞作製\|newspaper=神戸新聞\|date=2014-01-31\|accessdate=2014-02-03\|archiveurl=https://archive.is/20140203124534/http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201401/0006674818.shtml\|archivedate=2014年2月3日\|deadlinkdate=2017年10月}}</ref><ref>{{Cite news\|title=理研を頼ったきっかけは東日本大震災… 小保方さん、米国に戻れず\|date=2014-01-31\|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140131/wlf14013113370022-n1.htm\|newspaper=msn産経ニュース\|accessdate=2014-06-24\|archiveurl=https://archive.is/20140810064839/http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140131/wlf14013113370022-n1.htm\|archivedate=2014年8月10日\|deadlinkdate=2017年10月}}</ref>。また、震災の影響で理研が若手研究者の受け入れを拡大していたことも要因であったと指摘されている{{Sfn\|森健\|2014\|p=152-153}}。}}。この間ハーバード・メディカルスクールの博士研究員（非常勤）の籍も持つ。 2010年に[[チャールズ・バカンティ]]と[[大和雅之]]は独立に刺激で細胞が初期化されるアイデアを思い付き<ref name="yamato20140210">{{Cite news\|title=【新型の万能細胞「STAP」】東京女子医大・大和雅之教授「10年以内に臨床研究」、慶応大・岡野栄之教授「慎重な検証が必要だ」（1/2ページ）\|date=2014-02-10\|newspaper=産経ニュース\|publisher=[[産経新聞社]]\|url=http://sankei.jp.msn.com/science/news/140210/scn14021014270002-n1.htm\|accessdate=2014-06-10\|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140303025615/http://sankei.jp.msn.com/science/news/140210/scn14021014270002-n1.htm\|archivedate=2014年3月3日\|deadlinkdate=2017年10月}}</ref><ref name="bostonglobe20140202">{{Cite news\|url=http://www.bostonglobe.com/lifestyle/health-wellness/2014/02/02/vacanti/uvmxqLIW1I8A6uBraA4MbK/story.html\|title=Ignorance led to invention of stem cell technique - Discoverer was freed by what he didn’t know\|author=Carolyn Y. Johnson\|date=2014-02-02\|accessdate=2014-06-29}}</ref>、小保方は[[幹細胞]]を取り出す実験を繰り返すうちに、取り出しているのではなく刺激でできていることを発見したとされる<ref name="asadigiB">{{Cite news\|url = http://www.asahi.com/articles/ASG1Z0PGCG1YPLBJ00W.html\|title = 「生物のロマン見ている」小保方さん会見一問一答\|newspaper = [[朝日新聞]]\|date = 2014-01-30\|accessdate = 2014-01-30\|archiveurl = https://archive.is/20140130140522/http://www.asahi.com/articles/ASG1Z0PGCG1YPLBJ00W.html\|archivedate = 2014年1月30日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref>。この外からの刺激で[[体細胞]]を[[リプログラミング\|初期化]]する現象を「''刺激惹起性多能性獲得''」（英語名のstimulus-triggered acquisition of pluripotencyから「''STAP''」）」{{Sfn\|Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al.\|2014\|pp=641-647}}、それで得られる全ての生体組織と[[胎盤]]組織に分化できる[[分化能#多能性 (pluripotency)\|多能性]]を持った細胞を「'''STAP細胞'''」（スタップさいぼう、<span lang="en">''STAP cells''</span>）<ref name="riken-kobe">{{Cite web\|和書\|url=http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/14/140130_stap.html\|title=細胞外からの強いストレスが多能性幹細胞を生み出す\|publisher=独立行政法人理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター\|date=2014-01-30\|accessdate=2014-02-04\|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140206100317/http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/14/140130_stap.html\|archivedate=2014~~年2月6日~~-02-06\|~~deadlinkdate~~url-status=dead\|url-status-date=2017年-10月}}</ref><ref name="asadigiA">{{Cite news\|url = http://www.asahi.com/articles/ASG1Y41F4G1YPLBJ004.html\|title = 新しい万能細胞作製に成功 iPS細胞より簡易理研\|newspaper = [[朝日新聞]]デジタル\|date = 2014-01-29\|accessdate = 2014-01-30\|archiveurl = https://archive.is/20140130140512/http://www.asahi.com/articles/ASG1Y41F4G1YPLBJ004.html\|archivedate = 2014年1月30日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref><ref name="nikkeiA">{{Cite news\|url= http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2901L_Z20C14A1MM8000/ \|title= 理研、万能細胞を短期で作製 iPS細胞より簡単に\|newspaper=[[日本経済新聞]] \|date=2014-01-29 \|accessdate=2014-01-30}}</ref>{{Efn\|なお、外部刺激が加わえられることによって多様性を得る様が、王子様にキスされて目覚めるお姫様になぞらえることができるという考えから、小保方は当初「STAP細胞」を「Princess細胞（''P細胞''）」と命名することを提案していた<ref>{{Cite news\|url=http://www.asahi.com/articles/ASG1064BKG10PLBJ005.html\|title=キスでお目覚め「お姫様細胞」小保方さん幻の命名案 STAP細胞\|date=2014-02-02\|newspaper=朝日新聞デジタル\|accessdate=2014-02-02\|archiveurl=https://archive.is/20140326124613/http://www.asahi.com/articles/ASG1064BKG10PLBJ005.html\|archivedate=2014年3月26日\|deadlinkdate=2017年10月}}</ref>。 }}、STAP細胞に増殖能を持たせたものを「'''STAP幹細胞'''」 (''STAP-SC'')、胎盤へ寄与できるものを「'''FI幹細胞'''」 (''FI-SC''){{Efn\|FI幹細胞{{Sfn\|古田彩\|詫摩雅子\|2014}}またはFGF4誘導幹細胞{{Sfn\|CDB 自己点検検証委員会\|2014\|p=22}}は、ネイチャー・プロトコル（'''7月2日撤回済み'''）{{Sfn\|Obokata, H.; Sasai, Y. ; Niwa, H.\|2014}}ではFI stem cells、レター論文（'''7月2日撤回済み'''）{{Sfn\|Obokata, H.; Wakayama, T. et al.\|2014\|pp=676-680}}ではFgf4-induced stem cellsと記述されている。}} と名付けた<ref>{{Cite journal\|和書\|title=（2014年9月号号外）STAP細胞元細胞の由来論文と矛盾\|author=古田彩\|author2=詫摩雅子\|journal=日経サイエンス\|Volume=44\|number=9\|date=2014-06-11\|format=PDF\|url=http://www.nikkei-science.com/wp-content/uploads/2014/06/20140611STAP.pdf\|accessdate=2014-06-11\|ref=harv}}</ref>。 78 ⟶ 72行目: 2013年3月1日に研究ユニットリーダーに就任し、[[理化学研究所]] 発生・再生科学総合研究センター細胞リプログラミング研究ユニットを主宰する<ref name=rikennews381>{{Cite report\|url=http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/publications/news/2013/rn201303.pdf \|title=RIKEN NEWS No.381\|publisher=理化学研究所}}</ref>。[[笹井芳樹]]らがメンターの元、3月中に米国仮特許出願{{Sfn\|米国仮特許出願\|2013}}とネイチャー再投稿、4月に国際特許出願{{Sfn\|国際特許出願\|2013}}を行う{{Sfn\|CDB 自己点検検証委員会\|2014\|p=5,20}}。2013年10月に国際特許が公開され{{Sfn\|国際特許公開\|2013}}、12月に念願のネイチャー論文2報（[[万能細胞]]の作製法が中心の'''撤回済み'''アーティクル論文{{Sfn\|Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al.\|2014}}と、[[多能性]]の検証が中心の'''撤回済み'''レター論文{{Sfn\|Obokata, H.; Sasai, Y.; Wakayama, T. et al.\|2014}}）が受理される。 2014年1月末にSTAP研究を発表し、「[[リケジョ]]の星」<ref>{{Cite web\|和書\|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140419/wlf14041907000010-n1.htm\|title=【精神科女医のつぶやき】片田珠美（８３）リケジョの星になれなくて…でも小保方氏の涙にはだまされない\|accessdate=2020-202-909\|publisher=[[産経新聞]]\|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140419203933/http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140419/wlf14041907000010-n1.htm\|archivedate=2014-404-19\|~~deadlinkdate~~url-status=dead\|url-status-date=2020-404-19}}</ref>「ノーベル賞級の発見」<ref>{{Cite news\|url= http://toyokeizai.net/articles/-/30126 \|title=STAP細胞が映す､科学立国の期待と課題若き女性科学者の研究成果は日本に何をもたらすか\|date=2014-02-07\|author=小長洋子\|newspaper=東洋経済\|accessdate=2014-11-22}}</ref>として一躍時の人となるが、STAP論文や[[論文\|博士論文]]において様々な[[科学における不正行為\|研究不正]]の疑義が発覚。2月17日に理化学研究所やネイチャーが本格的に調査を開始。3月28日に[[早稲田大学]]も博士論文について調査委員会を立ち上げ、3か月ほどで報告を行うと発表した<ref>{{Cite web\|和書\|url = http://www.waseda.jp/jp/news13/140328_committee.html\|title = 早稲田大学大学院先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会の設置について\|date = 2014-03-28\|publisher = [[早稲田大学]]\|accessdate = 2014-06-17\|archiveurl = https://archive.is/20140719164312/http://www.waseda.jp/jp/news13/140328_committee.html\|archivedate = 2014~~年7月~~-07-19日\|~~deadlinkdate~~ url-status=dead\|url-status-date= 2017年-10月}}</ref>。 === 博士論文の不正調査と処分事後 === {{See also\|早稲田大学博士論文不正問題\|胞子様細胞}} 博士論文~~の疑義~~については7月17日<!--2014年-->に[[早稲田大学]]の調査委員会（委員長 [[小林英明]]弁護士）が[[総長]]へ報告し<ref>{{Cite web\|和書\|title=先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会調査報告書概要\|publisher=早稲田大学\|date=2014-07-17\|format=PDF\|url= http://www.waseda.jp/jp/news14/data/140328_committee.pdf \|accessdate=2014-07-19\|ref={{Sfnref\|早稲田調査委小保方博論調査報告概要\|2014}} }}</ref><ref>{{Cite web\|和書\|title=先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会調査報告書全文\|publisher=早稲田大学\|date=2014-07-19\|format=PDF\|url=http://www.waseda.jp/jp/news14/data/140717_committee_report.pdf\|accessdate=2014-07-19\|ref={{Sfnref\|早稲田調査委小保方博論調査報告全文\|2014}} }}（7月17日以降に個人情報対策がなされ、7月19日に公表された）</ref>、同日、小林委員長らが記者会見を実施した。早稲田大学の調査委員会は、当時、~~世間から荒唐無稽な主張と言われていた~~「取り違いによって作成初期段階の草稿が製本され、それが博士論文として大学に提出された」との小保方の主張を、真実と認定し、製本された論文は「著作権侵害行為、創作者誤認惹起行為、意味不明な記載、論旨が不明瞭な記載、[[:en:Tissue_(biology)\|Tissue誌]][[論文]]との記載内容と整合性がない記載、及び論文の形式上の不備と多くの問題個所が認められた」{{Sfn\|早稲田調査委小保方博論調査報告全文\|2014\|p=78}}と認定した。そのうえで、「製本された論文を前提とすれば、学位を授与すべきでなかったが、大学の審査体制の不備で、いったん、授与してしまった以上は、大学で定められている『取り消し規定』に該当しない限り、取り消しはできない。今回のケースは、その規定に該当しない」との結論を記載した報告書を作成し、早大に提出した{{Sfn\|早稲田調査委小保方博論調査報告全文\|2014\|p=78}}<ref name="waseda20140717">{{Cite news\|title = 「学位取り消し該当せず」＝小保方氏の博士論文－早大調査委\|url = http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071700665&g=soc\|date = 2014-07-17\|newspaper = 時事通信\|accessdate = 2014-07-17\|archiveurl = https://archive.is/20140717083537/http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071700665&g=soc\|archivedate = 2014年7月17日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref><ref name="asahi20140718">{{Cite news\|title = 「論文も審査もずさん」小保方氏論文問題、早大調査委が報告\|url = http://www.asahi.com/articles/DA3S11249671.html\|date = 2014-07-18\|newspaper = 朝日新聞\|accessdate = 2014-07-18\|archiveurl = https://archive.is/20140718044203/http://www.asahi.com/articles/DA3S11249671.html\|archivedate = 2014年7月18日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref><ref name="bengoshi20140717">{{Cite news\|title=早稲田はコピペしても「博士号」が取れる？小保方さんが「学位取消」にあたらない理由\|url=http://www.bengo4.com/topics/1809/\|date=2014-07-17\|newspaper=弁護士ドッコム\|accessdate=2014-07-17}}</ref><ref name="asahi_waseda">{{Cite news\|url = http://www.asahi.com/articles/ASG7K5SJJG7KULBJ00H.html?iref=com_alist_6_01\|title = 小保方氏の博士号取り消さず早大「草稿誤り提出」認定\|newspaper = [[朝日新聞]]\|date = 2014-07-17\|accessdate = 2014-07-17\|archiveurl = https://archive.is/20140720175210/http://www.asahi.com/articles/ASG7K5SJJG7KULBJ00H.html?iref=com_alist_6_01\|archivedate = 2014年7月20日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref>。同日会見した[[鎌田薫]]総長は、論文取り下げや審査やり直しも含めて学内で再議論するとした<ref name="gakuiiji">{{Cite news\|url = https://megalodon.jp/2014-0717-2203-02/www.yomiuri.co.jp/science/20140717-OYT1T50077.html\|title = 小保方さん早大論文、15か所不適切…学位維持\|newspaper = 読売新聞\|date = 2014-07-17\|accessdate = 2014-07-17\|archiveurl = https://archive.is/20140717130302/http://www.yomiuri.co.jp/science/20140717-OYT1T50077.html\|archivedate = 2014年7月17日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref>。同調査委員会は、7月に公表した報告書で、小保方の製本された論文には[[米国立衛生研究所]]（NIH）のWEBサイトからの英文のコピーや画像の流用など、少なくとも26か所の問題点があり、そのうち6か所は「[[故意]]による不正」だと認定していた<ref name="産経20141007">{{Cite news\|title = 小保方氏、論文訂正なければ博士号取り消し早大が方針決定\|date = 2014-10-07\|url = http://www.sankei.com/west/news/141007/wst1410070044-n1.html\|newspaper = 産経ニュース\|archiveurl = https://archive.is/20141008081753/http://www.sankei.com/west/news/141007/wst1410070044-n1.html\|archivedate = 2014年10月8日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref>。 2014年10月7日、早稲田大学は調査委員会の結論を受け入れず小保方の博士号を取り消すと決定した{{R\|早稲田猶予}}。ただし、論文の指導および審査過程にも重大な欠陥があったとし、1年程度の猶予期間が設けられ、その間に小保方が再指導・再教育を受けたうえで論文を訂正・再提出し、これが博士論文としてふさわしいものと認められた場合は学位を維持する、としていた{{R\|早稲田猶予\|産経20141007}}。 90 ⟶ 84行目: === STAP騒動と理研からの離職 === {{See also\|刺激惹起性多能性獲得細胞\|調査報告 STAP細胞不正の深層}} 4月1日<!--2014年-->に理化学研究所の調査委員会が最終報告を行ったが、小保方は[[4月7日]]から入院し、調査不服申し立てのために[[三木秀夫]]ら4名の[[弁護士]]からなる弁護団を代理人に選任する<ref name="bengodan0409">{{Cite news\|title=弁護団“チーム小保方”は知財や偽装問題のプロ集団、あの注目会見にも同席\|newspaper=MSN産経ニュース\|date=2014-04-09\|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140409/waf14040900270000-n1.htm\|accessdate=2014-07-14\|archive-date=2014年4月10日\|archive-url=https://web.archive.org/web/20140410213859/http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140409/waf14040900270000-n1.htm~~\|accessdate=2014-07-14~~}}</ref>。4月8日に釈明記者会見を行い、「'''STAP細胞はあります'''」「'''200回以上作製に成功しています'''」などと強い口調で断言するなど、不正は全く無かったことを主張したものの<ref>[~~http~~https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG09048_Z00C14A4CC1000/ 小保方氏会見、なお分からぬ真実「STAP細胞はあります」]日本経済新聞 2014年4月10日記事</ref>、通常は弁護団経由でコメントを発信しており、会見やコメントも様々な批判を受けた。入院していながら5月下旬から検証実験への助言のため、CDBに出勤していたことが報道されている<ref name="nikkei20140623">{{Cite news\|url=~~http~~https://www.nikkei.com/article/DGXNASGG19012_Z10C14A6PE8000/?dg=1 \|title=誰もあると思ってない幻のSTAP（ルポ迫真）\|newspaper=[[日経新聞]] \|date=2014-06-23 \|accessdate=2014-06-23}}</ref>。 5月8日<!--2014年-->に認定された画像2点の不正によって、懲戒委員会が発足して処分が検討されていた。再現ができていないこと、論文に盗用や改ざんなどの不正が見つかったこと、サンプルや公開遺伝子データの遺伝子解析が論文と矛盾したことなどから、6月に論文撤回に追い込まれた。ユニットリーダー採用試験において、研究計画書の疑義<ref>{{Cite news\|date = 2014-06-05\|url = http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=71934\|title = 小保方氏採用時の書類に転用画像\|publisher = 共同通信\|accessdate = 2014-06-05\|archiveurl = https://archive.is/20140607072723/http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=71934\|archivedate = 2014年6月7日\|newspaper = 沖縄タイムス\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref><ref>{{Cite news\|date = 2014-06-06\|url = http://www.47news.jp/47topics/e/254182.php\|title = 【研究不信】採用時の書類に転用画像小保方氏、英文同じ表現理研自己点検で判明\|publisher = 共同通信\|accessdate = 2014-06-06\|archiveurl = https://archive.is/20140607093511/http://www.47news.jp/47topics/e/254182.php\|archivedate = 2014年6月7日\|newspaper = 47NEWS\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref><ref>{{Cite news\|和書 \|title=小保方氏反論「私の文章」コピペ指摘のハーバード大特許出願書類 \|url=http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140607-00000035-sph-soci \|date=2014-6-7 \|newspaper=Yahoo!ニュース \|accessdate=2014-6-7 \|publisher=スポーツ報知 \|archiveurl=https://archive.is/20140607033320/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140607-00000035-sph-soci \|archivedate=2014-6-7}}</ref>や英語セミナーを省略するなどの特別扱いが発覚<ref name="cdb_kaitai">{{Cite news\|date = 2014-06-12\|url = http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/12/news138.html\|title = 「理研CDB解体を」――STAP問題で改革委が提言小保方氏の採用経緯は「信じがたいずさんさ」\|publisher = ITmedia\|accessdate = 2014-06-12}}</ref><ref>{{Cite report\|title=研究不正再発防止のための提言書\|date=2014-06-12\|author=研究不正再発防止のための改革委員会\|format=PDF\|url=http://www3.riken.jp/stap/j/d7document15.pdf\|publisher=理化学研究所\|accessdate=2014-06-12}}</ref>して逮捕の可能性も報道されたが<ref name="sakura20140625">{{Cite news\|title = 理研小保方晴子氏に詐欺容疑での逮捕・立件も?\|url = http://www.sakurafinancialnews.com/news/9999/20140625_12\|date = 2014-06-25\|accessdate = 2014-06-25\|newspaper = さくらフィナンシャルニュース}}</ref><ref name="livedoor20140625">{{Cite news\|和書 \|title=小保方晴子氏の逮捕情報が巷に \|url=http://sakurafinancialnews.com/news/9999/20140625_1 \|date=2014-6-25 \|newspaper=さくらフィナンシャルニュース \|accessdate=2023-5-24 \|archive-date=2016-3-7 \|archive-url=https://web.archive.org/web/20160307133311/http://sakurafinancialnews.com/news/9999/20140625_1}}</ref><ref name="yahoo20140627">{{Cite news\|和書 \|title=小保方氏ピンチ「STAP研究費6億円」に捜査のメスも \|url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/151403/ \|date=2014-6-27 \|newspaper=日刊ゲンダイ \|accessdate=2023-5-24}}</ref><ref name="sakura20140628">{{Cite news\|title=逮捕の可能性が取りざたされる小保方晴子氏と理研に長期の法廷闘争を回避させる日本的な背景\|url=http://www.sakurafinancialnews.com/news/9999/20140628_6\|date=2014-06-28\|newspaper=さくらフィナンシャルニュース\|accessdate=2014-06-28}}</ref>、科学的な疑義に対する新たな予備調査が開始され、また検証実験へ小保方自身が参加することになり、6月30日に懲戒委員会は一時停止となった<ref>{{Cite web\|和書\|title=STAP細胞事案に関する理化学研究所の対応について\|url= http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140804_1/ \|date=2014-08-04\|publisher=理化学研究所\|accessdate=2014-08-04}}</ref>。予備調査を経て9月3日に本調査の委員会が設置されている<ref>{{Cite news\|url= http://www.sankei.com/life/news/140904/lif1409040015-n1.html \|title=【STAP論文】委員会設置、新たな疑義を追加調査理研\|date=2014-09-04\|newspaper=産経ニュース\|accessdate=2014-10-06}}</ref>。 106 ⟶ 100行目: 9月24日<!--2015年-->付のネイチャーに、ハーバード大のグループなどが計133回の再現実験ですべてSTAP細胞を作れなかったとの報告を発表。理化学研究所も「STAP細胞はES細胞（胚性幹細胞）由来だった」との試料解析結果を報告。ネイチャーは論説欄で「論文撤回時の説明はSTAP現象が本物である可能性を残していたが、2本の報告は現象が本当ではないことを立証した」とコメントした<ref>{{Cite news\|date = 2015-09-24\|url = http://mainichi.jp/select/news/20150924k0000m040122000c.html\|title = STAP細胞：133回の再現実験ですべて作れず\|publisher = 毎日新聞\|accessdate = 2015-09-24\|archiveurl = https://archive.is/20150923172639/http://mainichi.jp/select/news/20150924k0000m040122000c.html\|archivedate = 2015年9月23日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref>。 2016年1月28日、小保方はSTAP細胞問題に触れた手記『[[あの日]]』を出版し{{R\|毎日20160127}}、話題を集めた{{R\|齋藤\|小谷野\|佐藤・緑}}。3月25日<!--2016年-->、「STAP細胞作成を実現するための確実な証拠となるような情報を、科学界に提供すること」を目的とし、STAP細胞の作製手順や理研による検証実験の内容を自身のサイト「STAP HOPE PAGE<ref>{{Cite web \|date = 2016-03-25\|url = https://stap-hope-page.com/\|title = STAP HOPE ~~PAG~~PAGE\|publisher =本人によるSTAP細胞生成プロトコル公開サイト\|accessdate = 2016-04-03\|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220305142900/https://stap-hope-page.com/ \|archivedate=2022-05-05 }}</ref>」で公開<ref>{{Cite news\|date = 2016-04-01\|url = http://www.japantimes.co.jp/news/2016/04/01/national/science-health/obokata-sticks-guns-launches-website-boasting-way-make-stap-cells/#.VwDVOVJcy2w\|title = Obokata sticks to guns, launches website with instructions for making STAP cells\|publisher =THE JAPAN TIMES\|accessdate = 2016-04-03}}</ref>。 2016年2月10日、放送倫理・番組向上機構（BPO）の放送人権委員会は、理化学研究所の小保方晴子元研究員らのSTAP細胞問題を特集したNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」について、（1）小保方を窃盗容疑者のように報道した件について「STAP細胞とされるES細胞は若山研究室の元留学生が作製し、申立人の研究室で使われる冷凍庫に保管されていたものであって、これを申立人が何らかの不正行為により入手し混入してSTAP細胞を作製した疑惑があるとする事実摘示については、名誉毀損の人権侵害が認められる」、（2）小保方を宿泊先まで追跡し、結果的に小保方が全治2週間の受傷をした件について「取材手段が不適切な可能性がある」（ただし、小保方とNHKの主張は著しく異なっており事実の認定は困難とした）として、「放送倫理上の問題があった」として再発防止に努めるようNHKに勧告した。人権侵害による勧告は委員会の判断としては最も重い<ref name="#1"/><ref>[http://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/brc/determination/2016/62/dec/k_nhk_62.pdf 「STAP細胞報道に対する申立て」―勧告―（全文）] 2017年(平成29年)2月10日　放送人権委員会決定第62号</ref><ref>[http://www.asahi.com/sp/articles/ASK2B4HJWK2BUCVL00H.html ＮＨＫスペシャル「小保方氏への人権侵害」 BPO勧告] 朝日新聞デジタル 2017年2月10日付</ref>。 2016年5月26日発売の『[[婦人公論]]』に、小保方と[[瀬戸内寂聴]]の対談記事（カラー、7ページ）が掲載された<ref name=":0">{{Cite news\|title=小保方晴子さんと瀬戸内寂聴さんが女性誌で対談\|date=2016-05-23\|url=http://www.yomiuri.co.jp/matome/archive/20160523-OYT8T50007.html\|accessdate=2018-05-14\|publication-date=\|language=ja\|work=[[読売新聞]]\|archive-date=2016年5月23日\|archive-url=https://web.archive.org/web/20160523030124/http://www.yomiuri.co.jp/matome/archive/20160523-OYT8T50007.html}}</ref>。2014年4月の記者会見以来、2年ぶりのメディアへの登場であった<ref name=":0" />。 2018年5月9日発売の『[[週刊文春]]』のグラビア「原色美女図鑑」に登場した<ref>“[https://www.daily.co.jp/gossip/2018/05/12/0011249789.shtml 小保方晴子さん　文春グラビア登場に騒然「屈強メンタル」「雰囲気違う」]”. ''デイリースポーツ''. (2018年5月12日) 2021年3月12日閲覧。</ref>。 137 ⟶ 131行目: 「三胚葉由来組織に共通する成体幹細胞の探索」 <ins>小保方晴子</ins>、[[小島宏司]]、[[大和雅之]]、[[若山照彦]]、[[常田聡]]、[[岡野光夫]]、[[チャールズ・バカンティ\|Charles A. Vacanti]]{{Sfn\|小保方晴子\|2010-12\|p=6}} * 2014年度[[ネット流行語大賞]]金賞（第1位）「STAP細胞はありまぁす｣<ref>{{Cite web\|和書\|url=~~http~~https://getnews.jp/archives/711452\|title=『ネット流行語大賞2014』発表！金賞は「STAP細胞はありまぁす」銀賞には「この日本ンフンフンッハアアアアアアアアアアァン! ……ウッ……ガエダイ!」\|publisher=ガジェット通信\|date=2014-12-01\|accessdate=2014-12-23}}</ref> == 著作 == 220 ⟶ 214行目: {{Reflist\|2\|refs= <ref name="早稲田猶予">{{Cite news\|title=＜速報＞小保方さんの博士号「学位を取り消す」早稲田大学が「猶予付き」の決定\|date=2014-10-07\|url=http://www.bengo4.com/topics/2137/\|accessdate=2014-10-07}}</ref> <ref name="早稲田取り消し">{{Cite web\|和書\|url = https://www.waseda.jp/top/information/34191\|title = 早稲田大学における博士学位論文の取扱いについて\|publisher = 早稲田大学\|accessdate = 2015-11-02\|archiveurl = https://archive.is/20151106131850/https://www.waseda.jp/top/information/34191\|archivedate = 2015年-11~~月6日~~-06\|~~deadlinkdate~~ url-status=dead\|url-status-date= 2017年-10月}}</ref> <ref name=時事20151102>{{Cite news\|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2015110200705 \|title=小保方氏の博士号取り消し＝「必要な訂正行われず」－早大 \|newspaper=時事ドットコム \|date=2015-11-02}}</ref> <ref name="弁護士20151102">“[https://www.bengo4.com/other/1146/1307/n_3886/ 小保方さん「早稲田大学の決定はとても不公正」博士号「取り消し」にコメント（全文）]”. 弁護士ドットコム. (2015年11月2日) 2016年11月13日閲覧。</ref> <ref name="毎日20141114">{{Cite news\|url = http://mainichi.jp/select/news/20141115k0000m040032000c.html\|title = 理研:小保方さんは一研究員に再生研を再編\|date = 2014-11-14\|author = 斎藤広子\|newspaper = 毎日新聞\|accessdate = 2014-11-21\|archiveurl = https://archive.is/20141114170601/http://mainichi.jp/select/news/20141115k0000m040032000c.html\|archivedate = 2014年11月14日\|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref> <ref name="誕生日出典">{{Cite news\|url=http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20140131-1251199.html\|title=かっぽう着美女が世界を驚かせる万能細胞\|newspaper=日刊スポーツ\|accessdate=2014-1-31\|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140131031449/http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20140131-1251199.html\|archivedate=2014年1月31日}}</ref> <ref name="産経20141219">{{cite news\|url=http://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190009-n1.html\|accessdate=2016-05-12\|title=【STAP問題】小保方氏、退職へ「責任を痛感、おわびの言葉もありません」\|date=2014-12-19\|newspaper=産経ニュース\|archive-date=2014年12月29日\|archive-url=https://web.archive.org/web/20141229200857/http://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190009-n1.html}}</ref> <ref name="検証実験の進め方">{{Cite press release\|和書\|title=小保方研究ユニットリーダーが参加する「STAP現象の検証計画」の進め方\|date=2014-07-01\|publisher=理化学研究所\|format=PDF\|url=http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20140704_1/20140704_1_1.pdf\|accessdate=2014-07-04}}</ref> <ref name=obokata20140630>{{Cite press release\|和書\|title=小保方晴子研究ユニットリーダーコメント\|author=小保方晴子\|publisher=理化学研究所\|date=2014-06-30\|url=http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20140630_1/20140630_1_2.pdf\|format=PDF\|accessdate=2014-07-03}}</ref> 232 ⟶ 226行目: <ref name="立花2014">{{Cite journal\|和書\|author=[[立花隆]]\|title=日本再生・三十八疑惑の細胞のこと\|journal=[[文藝春秋]]\|volume=92\|number=7\|pages=77-79\|date=2014-06}}</ref> <!-- <ref name="リケジョの星">{{Cite news\|url= https://web.archive.org/web/20150129075920/http://www.sankei.com/west/news/140409/wst1404090039-n1.html \|title=渦中の「リケジョの星」、うわずった声で…\|date=2014-04-09\|newspaper=産経ニュース\|accessdate=2015-01-29}}</ref> --> <ref name="小谷野">[[小谷野敦]]「氷雲篩雪50 小保方晴子『あの日』とマスコミ」、『出版ニュース』2408号、2016年3月下旬号、22-23頁。</ref> 238 ⟶ 232行目: <ref name="佐藤・緑">[[佐藤優 (作家)\|佐藤優]]、緑慎也「[http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1826 ◎ベストセラー手記に騙されるな小保方晴子は錬金術師である]」、『[[文藝春秋]]』2016年4月号</ref> <!-- <ref name="瀬戸内対談">[[瀬戸内寂聴]]、小保方晴子「〈STAP騒動から2年〉小保方さん、あなたは必ず蘇ります」、『[[婦人公論]]』第1449号、2016年6月14日号、76-82頁。</ref> <ref name="読売20160523">{{Cite web\|url = https://web.archive.org/web/20160523030124/http://www.yomiuri.co.jp/matome/archive/20160523-OYT8T50007.html\|title = 小保方晴子さんと瀬戸内寂聴さんが女性誌で対談\|date=2016-5-23\|newspaper=YOMIURI ONLINE\|accessdate=2016-11-13}}</ref> --> <ref name="毎日20160127">{{Cite web\|和書\|url = http://mainichi.jp/articles/20160127/k00/00e/040/218000c\|title = 小保方晴子氏「あの日」手記を出版\|author = 毎日新聞\|accessdate = 2016-01-27\|archiveurl = https://archive.is/20160127034957/http://mainichi.jp/articles/20160127/k00/00e/040/218000c\|archivedate = 2016~~年1月~~-01-27日\|~~deadlinkdate~~ url-status=dead\|url-status-date= 2017年-10月}}</ref> }} 277 ⟶ 271行目: * {{Cite journal\|和書\|title=（STAP細胞事件の真相）座談会組織のあり方、国際競争、研究者の倫理観不正はなぜ防げなかったのか\|author1=[[佐倉統]]\|author2=[[片瀬久美子]]\|author3=[[八代嘉美]]\|journal=[[中央公論]]\|volume=129\|number=1567\|pages=50-60\|date=2014-06\|url=https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I025428770-00\|accessdate=2014-05-22\|ref=harv}} * {{Cite book\|和書\|title=小保方博士と理研の迷宮 -STAP細胞論文問題はなぜ起きたか-\|author=金田信一郎\|publisher=[[日本経済新聞社]]\|series=日経e新書\|date=2014-06-19\|url=https://eb.store.nikkei.com/asp/ShowItemDetailStart.do?itemId=D1-00232100B0}} * {{Cite book\|和書\|title=[[背信の科学者たち\|背信の科学者たち－論文捏造はなぜ繰り返されるのか？]]\|publisher=[[講談社]]\|date=2014-06-20\|isbn=978-4062190954\|author=ウイリアム・ブロード、ニコラス・ウェイド \|editor=牧野賢治訳\|url=https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188842}} * {{Cite book\|和書\|title=劣化する日本人\|author=香山リカ\|series=ベスト新書\|publisher=ベストセラー社\|date=2014-07-09\|isbn=978-4584124437\|url=https://web.archive.org/web/20140728205039/http://www.kk-bestsellers.com/cgi-bin/detail.cgi?isbn=978-4-584-12443-7}} -->