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{{サッカーナショナルチーム
|国={{MAR}}
|協会=[[王立モロッコサッカー連盟]] (FMRF)
|愛称=Lions de l'Atlas<br />([[バーバリライオン|アトラスのライオン]])
|監督={{Flagicon|MAR}} [[ワリド・レグラギ]]
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|W杯最高成績=4位 ([[2022 FIFAワールドカップ|2022]])
|ナショナルチームによる国際大会=[[アフリカネイションズカップ]]
|国際大会出場回数=1819
|国際大会最高成績=優勝 ([[アフリカネイションズカップ1976|1976]])
|ナショナルチームによる国際大会2=[[アフリカネイションズチャンピオンシップ]]
|国際大会出場回数2=4
|国際大会最高成績2=優勝 ([[アフリカネイションズチャンピオンシップ2018|2018]], [[アフリカネイションズチャンピオンシップ2020|2020]])
|ナショナルチームによる国際大会3=[[FIFAアラブカップ]]
|国際大会出場回数3=4
|国際大会最高成績3= 優勝 ([[アラブカップ2012|2012]])
| pattern_la1 = _mar22h
| pattern_b1 = _mar22h
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|FIFAコード=MAR
}}
'''サッカーモロッコ代表'''(サッカーモロッコだいひょう)は、[[王立モロッコサッカー連盟]](FRMF)によって構成される[[モロッコ]]の[[サッカー]]の[[ナショナルチーム]]である。愛称は'''[[バーバリライオン|アトラスのライオン]]'''
 
== 歴史 ==
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近年はワールドカップ本大会出場も[[1998 FIFAワールドカップ|1998年フランス大会]]を最後に遠ざかっていたが、[[2017年]][[11月11日]]の[[2018 FIFAワールドカップ|2018年ロシア大会]]・[[2018 FIFAワールドカップ・アフリカ3次予選|アフリカ3次予選]]の最終節、[[サッカーコートジボワール代表|コートジボワール]]戦に2-0で勝利した。これによりモロッコのグループC1位が確定し、1998年大会以来5大会ぶりとなるワールドカップの出場権を獲得した。[[2018 FIFAワールドカップ|本大会]]では[[2018 FIFAワールドカップ・グループB|グループB]]に入るが、初戦の[[サッカーイラン代表|イラン]]戦、[[サッカーポルトガル代表|ポルトガル]]戦ともに0-1で敗れ、モロッコのグループリーグ敗退が決定した。第三戦の[[サッカースペイン代表|スペイン]]戦は2-2で引き分け、勝ち点1を得た。
 
同大会の躍進を語るうえで欠かせないのが[[ムハンマド6世国王アカデミー]]である。FMRFは2009年に王の名を冠したサッカー「ムハンマド6世国王アカデミーを開校。[[CNN]]のレポートによると首都[[ラバト]]の郊外にある同施設には、五つ星ホテル4棟、国際サッカー連盟(FIFA)の基準を満たしたピッチ8面が含まれる。({{Refnest|group="注"|ピッチのうちの一つは温度・湿度が管理された屋内にある。) }}。このほか他、医療関係の施設には歯科医も配属されている。また欧州中にスカウトを派遣し、各国のモロッコ移民の中から若い才能を発掘する取り組みにも力を入れてきた<ref>{{Cite web |url=https://www.cnn.co.jp/showbiz/35197148-2.html |title=カタールW杯 モロッコの快進撃がまぐれではない理由 |publisher=CNN|date=2022-12-09|access-date=2022-12-16}}</ref>。
=== カタールW杯での躍進 ===
[[2022 FIFAワールドカップ|2022年カタール大会]]では、[[サッカークロアチア代表|クロアチア]]、[[サッカーベルギー代表|ベルギー]]、[[サッカーカナダ代表|カナダ]]と同じ[[2022 FIFAワールドカップ・グループF|グループF]]に組み分けされた。しかし[[王立モロッコサッカー連盟]]は開幕まで残り3カ月に迫る中、当時練習への遅刻や怪我を偽って親善試合に出場することを拒否した<ref>{{cite web|url=https://qoly.jp/2021/09/03/morocco-boss-slams-ziyech-kgn-1|title=モロッコ代表ハリルホジッチ監督、「ウソ怪我」のジヤシュを追放|website=Qoly|date=2021-09-03|access-date=2022-11-29}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88/Why-does-Ziyech-not-play-for-Morocco/blt60c5ba18683d9400#csc273ed464385897a|title=なぜツィエクはモロッコ代表でプレーしないのか?チェルシーのスター選手の代表引退を解説|website=Goal.com|date=2022-03-01|access-date=2022-11-29}}</ref>として[[ハキム・ツィエク]]ら主力選手を代表から追放していた[[ヴァイッド・ハリルホジッチ]]監督との契約を解消<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/Morocco-vahid-halilhodzic-202208112000/blt8f62823792be1949|title=4年前と同様の結末に…モロッコとハリルホジッチがW杯前に契約解消|website=Goal.com|date=2022-08-14|access-date=2022-12-12}}</ref>。すると、後任の[[ワリド・レグラギ]]監督が追放されていたツィエクらをW杯のメンバーに招集した<ref>{{Cite web|title=لائحة المنتخب الوطني المشاركة في نهائيات كأس العالم قطر 2022|url=https://site.frmf.ma/%D9%84%D8%A7%D8%A6%D8%AD%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D9%85%D9%86%D8%AA%D8%AE%D8%A8-%D8%A7%D9%84%D9%88%D8%B7%D9%86%D9%8A-%D8%A7%D9%84%D9%85%D8%B4%D8%A7%D8%B1%D9%83%D8%A9-%D9%81%D9%8A-%D9%86%D9%87%D8%A7%D8%A6/|date=2022-11-10|accessdate=2022-11-12|website=Fédération royale marocaine de football|language=ar}}</ref>。
 
FMRFは女子サッカーへの投資にも着手。学校やクラブでプレー環境を充実させつつ、国内リーグを立ち上げた。現在の女子サッカーで、完全プロ化した2部制の国内リーグを持つ国は世界でモロッコしかない。({{Refnest|group="注"|2022年の[[アフリカ女子ネイションズカップ]]で準優勝を果たし、[[2023 FIFA女子ワールドカップ|女子W杯]]への初出場を決めている。)}}。
追放されていた選手らがスタメン出場した初戦のクロアチア戦をスコアレスドローで終えると<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/worldcup-morocco-croatia-202211232055/blt242b1bb40880ffb7|title=前回準優勝のクロアチア、初戦飾れず…W杯初対決のモロッコとスコアレスドロー|website=Goal.com|date=2022-11-23|access-date=2022-12-12}}</ref>、第2節のベルギー戦では[[ヤシン・ブヌ]]が国歌斉唱中に体調不良を起こしたため、急遽[[ムニル・モハンド・モハメディ|ムニル・エル・カジュイ]]が代役として出場した<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/morocco-belgium-world-cup-20221128/blt6c05f67b6e75395e|title=国歌斉唱中にめまい…ベルギー撃破のモロッコ、GKが体調不良で試合開始直前に選手交代|website=Gaol.com|date=2022-11-28|access-date=2022-11-29}}</ref>。そのムニルが再三にわたるファインセーブで、ベルギーの攻撃を凌ぐと後半にセットプレーから先制点を挙げ、さらに試合終了直前にも追加点を挙げたことで2-0で勝利した。前々回出場の[[1998 FIFAワールドカップ|1998年フランス大会]]以来、24年ぶりの勝利は[[FIFAランキング]]2位のベルギー相手という大金星となった<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/worldcup-belgium-morocco-202211280000/blt32d39260f8033b33|title=【動画】モロッコがタレント軍団ベルギーを撃破!W杯で24年ぶりの勝利を手に|website=Goal.com|date=2022-11-27|access-date=2022-12-12}}</ref>。さらに最終節のカナダ戦も2-1で勝利したことで36年ぶりとなる決勝トーナメント進出を掴んだ<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/worldcup-groupf-md3-20221202-2/blte34e8ba893aad7fb|title=首位通過モロッコが36年ぶり決勝T進出! 日本はスペインに勝利なら2位通過クロアチアとの対戦が濃厚に|website=Goal.com|date=2022-12-02|access-date=2022-12-12}}</ref>。
 
こうした国内サッカーの体制を全面的に見直した改革が実を結び、ワールドカップで史上初のベスト4に行っただけでなくクラブは男女のアフリカチャンピオンズリーグのタイトルを獲得。男子では欧州の[[UEFAヨーロッパリーグ]]に相当する{{仮リンク|CAFコンフェデレーションズカップ|en|CAF Confederation Cup}}でも優勝した。
そして迎えた決勝トーナメント1回戦では、双方が[[ペレヒル島]]の領有権を主張するなどといった一部政治的対立もあるスペインと対戦。試合は終始、スペインにボールを支配されるも120分間得点を許さずPK戦に突入した。PK戦では守護神のブヌがスペインの1本目から3本目のキックを全て止め、初のベスト8進出を果たした<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/spain-morocco-world-cup-20221206/bltad317ef555b05a7b|title=モロッコが新たな歴史を作る!PK戦に及ぶ死闘でスペイン下し、史上初のベスト8進出|website=Goal.com|date=2022-12-07|access-date=2022-12-12}}</ref>。準々決勝でのポルトガル戦でもその躍進は止まらず、[[ユセフ・エン=ネシリ|エン・ネシリ]]が飛び出したGKよりも高い打点からのヘディングを叩き込んで先制点を奪うと、最後までその得点を守り抜き1-0で勝利。これにより、アフリカ勢では初のベスト4進出を決めた。準決勝ではかつての宗主国である[[サッカーフランス代表|フランス]]と対戦し、0-2で敗れ決勝進出はならず、グループステージ初戦で対戦したクロアチアとの3位決定戦に臨んだ<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/morocco-portugal-world-cup-round8-20221210/bltdf0a4affd081d1e8|title=モロッコがアフリカ勢史上初のW杯ベスト4進出!ポルトガルの猛攻耐えきり、歴史的偉業を達成|website=Goal.com|date=2022-12-11|access-date=2022-12-12}}</ref>。
 
=== カタールW杯での躍進 ===
同大会の躍進を語るうえで欠かせないのが[[ムハンマド6世国王アカデミー]]である。FMRFは2009年に同王の名を冠したサッカーアカデミーを開校。[[CNN]]のレポートによると首都[[ラバト]]の郊外にある同施設には、五つ星ホテル4棟、国際サッカー連盟(FIFA)の基準を満たしたピッチ8面が含まれる。(ピッチのうちの一つは温度・湿度が管理された屋内にある。) このほか医療関係の施設には歯科医も配属されている。また欧州中にスカウトを派遣し、各国のモロッコ移民の中から若い才能を発掘する取り組みにも力を入れてきた<ref>{{Cite web |url=https://www.cnn.co.jp/showbiz/35197148-2.html |title=カタールW杯 モロッコの快進撃がまぐれではない理由 |access-date=2022-12-16}}</ref>。
[[2022 FIFAワールドカップ|2022年カタール大会]]では、[[サッカークロアチア代表|クロアチア]]、[[サッカーベルギー代表|ベルギー]]、[[サッカーカナダ代表|カナダ]]と同じ[[2022 FIFAワールドカップ・グループF|グループF]]に組み分けされた。しかし[[王立モロッコサッカー連盟]]FMRFは開幕まで残り3カ月に迫る中、当時練習への遅刻や怪我を偽って親善試合に出場することを拒否した<ref>{{cite web|url=https://qoly.jp/2021/09/03/morocco-boss-slams-ziyech-kgn-1|title=モロッコ代表ハリルホジッチ監督、「ウソ怪我」のジヤシュを追放|website=Qoly|date=2021-09-03|access-date=2022-11-29}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88/Why-does-Ziyech-not-play-for-Morocco/blt60c5ba18683d9400#csc273ed464385897a|title=なぜツィエクはモロッコ代表でプレーしないのか?チェルシーのスター選手の代表引退を解説|website=Goal.com|date=2022-03-01|access-date=2022-11-29}}</ref>として[[ハキム・ツィエク]]ら主力選手を代表から追放していた[[ヴァイッド・ハリルホジッチ]]監督との契約を解消<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/Morocco-vahid-halilhodzic-202208112000/blt8f62823792be1949|title=4年前と同様の結末に…モロッコとハリルホジッチがW杯前に契約解消|website=Goal.com|date=2022-08-14|access-date=2022-12-12}}</ref>。すると、後任の[[ワリド・レグラギ]]監督が追放されていたツィエクらをW杯のメンバーに招集した<ref>{{Cite web|title=لائحة المنتخب الوطني المشاركة في نهائيات كأس العالم قطر 2022|url=https://site.frmf.ma/%D9%84%D8%A7%D8%A6%D8%AD%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D9%85%D9%86%D8%AA%D8%AE%D8%A8-%D8%A7%D9%84%D9%88%D8%B7%D9%86%D9%8A-%D8%A7%D9%84%D9%85%D8%B4%D8%A7%D8%B1%D9%83%D8%A9-%D9%81%D9%8A-%D9%86%D9%87%D8%A7%D8%A6/|date=2022-11-10|accessdate=2022-11-12|website=Fédération royale marocaine de football|language=ar}}</ref>。
 
追放されていた選手らがスタメン出場した初戦のクロアチア戦をスコアレスドローで終えると<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/worldcup-morocco-croatia-202211232055/blt242b1bb40880ffb7|title=前回準優勝のクロアチア、初戦飾れず…W杯初対決のモロッコとスコアレスドロー|website=Goal.com|date=2022-11-23|access-date=2022-12-12}}</ref>、第2節のベルギー戦では[[ヤシン・ブヌ]]が国歌斉唱中に体調不良を起こしたため、急遽[[ムニル・モハンド・モハメディ|ムニル・エル・カジュイ]]が代役として出場した<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/morocco-belgium-world-cup-20221128/blt6c05f67b6e75395e|title=国歌斉唱中にめまい…ベルギー撃破のモロッコ、GKが体調不良で試合開始直前に選手交代|website=Gaol.com|date=2022-11-28|access-date=2022-11-29}}</ref>。そのムニルが再三にわたるファインセーブで、ベルギーの攻撃を凌ぐと後半にセットプレーから先制点を挙げ、さらに試合終了直前にも追加点を挙げたことで2-0で勝利した。前々回出場の[[1998 FIFAワールドカップ|1998年フランス大会]]以来、24年ぶりの勝利は[[FIFAランキング]]2位のベルギー相手という大金星となった<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/worldcup-belgium-morocco-202211280000/blt32d39260f8033b33|title=【動画】モロッコがタレント軍団ベルギーを撃破!W杯で24年ぶりの勝利を手に|website=Goal.com|date=2022-11-27|access-date=2022-12-12}}</ref>。さらに最終節のカナダ戦も2-1で勝利したことで36年ぶりとなる決勝トーナメント進出を掴んだ<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/worldcup-groupf-md3-20221202-2/blte34e8ba893aad7fb|title=首位通過モロッコが36年ぶり決勝T進出! 日本はスペインに勝利なら2位通過クロアチアとの対戦が濃厚に|website=Goal.com|date=2022-12-02|access-date=2022-12-12}}</ref>。
FMRFは女子サッカーへの投資にも着手。学校やクラブでプレー環境を充実させつつ、国内リーグを立ち上げた。現在の女子サッカーで、完全プロ化した2部制の国内リーグを持つ国は世界でモロッコしかない。(2022年の[[アフリカ女子ネイションズカップ]]で準優勝を果たし、[[2023 FIFA女子ワールドカップ|女子W杯]]への初出場を決めている。)
 
そして迎えた決勝トーナメント1回戦では、双方が[[ペレヒル島]]の領有権を主張するなどといった一部政治的対立もあるスペインと対戦。試合は終始、スペインにボールを支配されるも120分間得点を許さずPK戦に突入した。PK戦では守護神のブヌがスペインの1本目から3本目のキックを全て止め、初のベスト8進出を果たした<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/spain-morocco-world-cup-20221206/bltad317ef555b05a7b|title=モロッコが新たな歴史を作る!PK戦に及ぶ死闘でスペイン下し、史上初のベスト8進出|website=Goal.com|date=2022-12-07|access-date=2022-12-12}}</ref>。準々決勝でのポルトガル戦でもその躍進は止まらず、[[ユセフ・エン=ネシリ|エン・ネシリ]]が飛び出したGKよりも高い打点からのヘディングを叩き込んで先制点を奪うと、最後までその得点を守り抜き1-0で勝利。これにより、アフリカ勢では初のベスト4進出を決めた。準決勝ではかつての宗主国である[[サッカーフランス代表|フランス]]と対戦し、0-2で敗れ決勝進出はならず、グループステージ初戦で対戦したクロアチアとの3位決定戦に臨んだ。結果は1-2で敗北となり、4位で大会を終えた<ref>{{cite web|url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/morocco-portugal-world-cup-round8-20221210/bltdf0a4affd081d1e8|title=モロッコがアフリカ勢史上初のW杯ベスト4進出!ポルトガルの猛攻耐えきり、歴史的偉業を達成|website=Goal.com|date=2022-12-11|access-date=2022-12-12}}</ref>。
こうした国内サッカーの体制を全面的に見直した改革が実を結び、ワールドカップで史上初のベスト4に行っただけでなくクラブは男女のアフリカチャンピオンズリーグのタイトルを獲得。男子では欧州の[[UEFAヨーロッパリーグ]]に相当する{{仮リンク|CAFコンフェデレーションズカップ|en|CAF Confederation Cup}}でも優勝した。
 
== ホームスタジアム ==
100行目:
|{{flagicon|CHI}} [[1962 FIFAワールドカップ|1962]]||colspan="7"|予選敗退
|-
|{{flagicon|England}} [[1966 FIFAワールドカップ|1966]]||colspan="7"|棄権
|-
|{{flagicon|MEX}} [[1970 FIFAワールドカップ|1970]]||グループリーグ敗退||3||0||1||2||2||6
118行目:
|{{flagicon|FRA}} [[1998 FIFAワールドカップ|1998]]||3||1||1||1||5||5
|-
|{{flagicon|JPN}}{{flagicon|KOR}} [[2002 FIFAワールドカップ|2002]]||colspan="7" rowspan="4"|予選敗退
|-
|{{flagicon|GER}} [[2006 FIFAワールドカップ|2006]]
135行目:
=== アフリカネイションズカップ ===
{| class="wikitable" style="text-align: center;font-size:90%;"
!colspan=12|出場:1819回 <br />優勝:1回
|-
!開催国 / 年
158行目:
|{{flagicon2|ETH|1897}} [[アフリカネイションズカップ1968|1968]]||{{flagicon|SEN}} [[アフリカネイションズカップ1992|1992]]||グループリーグ敗退||{{flagicon|EQG}} [[アフリカネイションズカップ2015|2015]]||失格<ref>{{cite web|url=http://www.cafonline.com/en-US/NewsCenter/News/NewsDetails?id=7Q1Us%2bTZ%2bi03aalfg76fmw%3d%3d|title=CAF acknowledges Morocco's refusal to host ORANGE AFCON 2015 from January 17 to February 8|language=英語|publisher=CAF|date=2014-11-11|accessdate=2014-11-12}}</ref>
|-
|{{flagicon2|SUD|1956}} [[アフリカネイションズカップ1970|1970]]||予選敗退||{{flagicon|TUN}} [[アフリカネイションズカップ1994|1994]]|| rowspan="2" |予選敗退||{{flagicon|GAB}} [[アフリカネイションズカップ2017|2017]] ||ベスト8{{Refnest|[[アフリカネイションズカップ2015|2015年大会]]の開催国になりながら途中で返上したため、CAFから[[アフリカネイションズカップ2017|2017年大会]]および[[アフリカネイションズカップ2019|2019年大会]]の参加を禁じられていた<ref>{{cite web |url=http://www.cafonline.com/en-US/NewsCenter/News/NewsDetails?id=8OD0yxG%2fy9dts7Ih8e%2fJqA%3d%3d |title=Morocco Fined, Banned From Two AFCON Tournaments|language=英語|publisher=CAF Online|date=2015-02-06 |accessdate=2015-04-09}}</ref>。しかし、[[スポーツ仲裁裁判所]]によってCAFの決定が覆されたため参加できることになった<ref>{{cite web|url=http://www.bbc.com/sport/0/football/32166431|title=Morocco win appeal over Afcon 2017 and 2019 bans|language=英語|publisher=[[BBCスポーツ|BBC Sport]]|date=2015-04-02|accessdate=2015-04-09}}</ref>。|group="注"|name="2017_and_2019"}}
|-
|{{flagicon2|CMR|1961}} [[アフリカネイションズカップ1972|1972]]||1次リーグ敗退||{{flagicon|RSA}} [[アフリカネイションズカップ1996|1996]]||{{flagicon|EGY}} [[アフリカネイションズカップ2019|2019]] ||ベスト16{{Refnest|group="注"|name="2017_and_2019"}}
|-
|{{flagicon2|EGY|1972}} [[アフリカネイションズカップ1974|1974]]||不参加||{{flagicon|BFA}} [[アフリカネイションズカップ1998|1998]]||ベスト8||{{flagicon|CMR}} [[アフリカネイションズカップ2021|2021]]||ベスト8
|-
|bgcolor=gold|{{flagicon2|ETH|1975}} [[アフリカネイションズカップ1976|1976]]||bgcolor=gold|'''優勝'''||{{flagicon|GHA}}{{flagicon|NGA}} [[アフリカネイションズカップ2000|2000]]|| rowspan="2" |グループリーグ敗退||{{flagicon|CIV}} [[アフリカネイションズカップ2023|2023]]||ベスト16
|-
|{{flagicon|GHA}} [[アフリカネイションズカップ1978|1978]]||グループ敗退||{{flagicon|MLI}} [[アフリカネイションズカップ2002|2002]]||{{flagicon|GUI}} 2025||
205行目:
|}
 
=== FIFAアラブカップ ===
{|class="wikitable" style="text-align: center;"
|-
517行目:
|age={{生年月日と年齢2|2022|11|20|1991|4|5}}
|caps=47
|clubnat=ESPKSA
|club=[[セビージャFC|セビージャアル・ヒラル]]
}}
{{サッカーナショナルチーム選手一覧 選手
774行目:
== 歴代選手 ==
{{Main|Category:サッカーモロッコ代表選手}}
 
=== 国際大会の登録メンバー ===
{{col-begin}}
{{col-2}}
*[[1994 FIFAワールドカップ参加チーム#モロッコ|1994 FIFAワールドカップ参加チーム]]
*[[1998 FIFAワールドカップ参加チーム#モロッコ|1998 FIFAワールドカップ参加チーム]]
{{col-2}}
*[[2018 FIFAワールドカップ参加チーム#モロッコ|2018 FIFAワールドカップ参加チーム]]
*[[2022 FIFAワールドカップ参加チーム#モロッコ|2022 FIFAワールドカップ参加チーム]]
{{col-end}}
 
=== 代表選手 ===
{{col-begin}}
{{col-4}}
 
==== GK ====
* [[アッラール・ベン・カスー]]
* [[バドゥ・ザキ]]
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==== DF ====
* [[ヌールディン・ナイベト]]
* [[ミカエル・クレティアン]]
792 ⟶ 804行目:
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==== MF ====
* [[アブデルマヒド・ドルミ]]
* [[モハメド・ティムミ]]
805 ⟶ 817行目:
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==== FW ====
* [[サラヘディン・バシル]]
* [[マルアーヌ・シャマフ]]
812 ⟶ 824行目:
* [[ユセフ・エン=ネシリ]]
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== サポーター ==
狂信的になった故にトラブルを引き起こすサポーターも一部存在しており、[[2024年パリオリンピックのサッカー競技|パリ五輪]]では[[2024年パリオリンピックのサッカー競技・男子・グループB|グループステージ]]のアルゼンチン戦、[[2024年パリオリンピックのサッカー競技・男子・ノックアウトステージ#アルゼンチン vs モロッコ#モロッコ vs スペイン|準決勝]]のスペイン戦でピッチに乱入者を出した<ref>{{Cite web|和書|url=https://thedigestweb.com/football/detail/id=83404|title=金候補アルゼンチンにAT15分で追いつかれ、”ブチ切れた”モロッコ・サポーターがピッチ乱入! 爆発音、ペットボトル投げ込まれ、スタジアムは一時騒然【パリ五輪】|publisher=THE DIGEST|date=2024-07-25|accessdate=2024-08-06}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.chunichi.co.jp/article/939409|title=中日スポーツ|publisher=THE DIGEST|date=2024-08-06|accessdate=2024-08-06}}</ref>。
 
== 脚注 ==
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{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{reflistReflist|2}}
 
== 関連項目 ==
830 ⟶ 845行目:
{{アフリカのサッカーナショナルチーム}}
{{アフリカネイションズカップ優勝国}}
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{{Normdaten}}
 
[[Category:サッカーモロッコ代表|*]]
[[Category:アフリカのサッカーナショナルチーム|もろつこ]]