「ウルトラマンゼロ」の版間の差分

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'''ウルトラマンゼロ'''は、[[円谷プロダクション]]制作の[[特撮]]作品の[[シリーズ (作品)|シリーズ]]「[[ウルトラシリーズ]]」<!--シリーズ名に二重鍵括弧は使わない。[[Wikipedia:スタイルマニュアル#著作物名]]より-->に登場するキャラクター。[[2009年]]公開の映画『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』で初登場した。英字表記は''ULTRAMAN ZERO''{{R|銀河伝説超全集14|銀河伝説VF}}。
 
られている。}}。外見もセブンに似ているが、体色は上半身が青で下半身が赤という、初登場当時の[[M78星雲]]光の国のウルトラ戦士には見られない基調をしており、頭部にはセブンのアイスラッガーと同型の武器'''ゼロスラッガー'''が2本装着されている。目付きは鋭く、胸には[[カラータイマー]]が装着されている。セブン譲りの光線技や切断技、師匠である[[ウルトラマンレオ#ウルトラマンレオ|ウルトラマンレオ]]から教わった宇宙拳法を駆使して戦う。レオによる修行の成果もあって戦闘力はかなり高く、並の怪獣なら多数でも1人で難なく倒してしまうほどの強さを誇る。
== 概要 ==
[[ウルトラセブン (キャラクター)|ウルトラセブン]]の実子であり、'''若き最強戦士'''とも称される{{efn|『ジード』第13話で自称した際には、ライハに呆れられている。}}。外見もセブンに似ているが、体色は上半身が青で下半身が赤という、初登場当時の[[M78星雲]]光の国のウルトラ戦士には見られない基調をしており、頭部にはセブンのアイスラッガーと同型の武器'''ゼロスラッガー'''が2本装着されている。目付きは鋭く、胸には[[カラータイマー]]が装着されている。セブン譲りの光線技や切断技、師匠である[[ウルトラマンレオ#ウルトラマンレオ|ウルトラマンレオ]]から教わった宇宙拳法を駆使して戦う。レオによる修行の成果もあって戦闘力はかなり高く、並の怪獣なら多数でも1人で難なく倒してしまうほどの強さを誇る。
 
型にはまった窮屈さを嫌う自由奔放な性格であり、血気盛んでかつ少々荒っぽい面も持つが、荒野にて飛び散った岩塊に潰されそうになった[[ピグモン#『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するピグモン|ピグモン]]を守るなど、心の奥底には小さな命を慈しむ優しさもある。戦闘中に親指で唇を拭う癖があるほか、「2万年早いぜ!」をはじめとする過激な物言いなど{{efn|ダークロプスゼロ戦での「俺の[[ビッグバン]]はもう止められないぜ!」や、ビートスターのロボット怪獣軍団戦での「ブラックホールが吹き荒れるぜ!」など。}}、敵に対しては辛辣な言動をとることも多い{{efn|攻撃を見切ったダークロプスゼロを挑発する、[[ヒッポリト星人#ヒッポリト星人・地獄のジャタール|ヒッポリト星人・地獄のジャタール]]を「不細工な面」と侮蔑する、[[テンペラー星人#テンペラー星人・極悪のヴィラニアス|テンペラー星人・極悪のヴィラニアス]]のネーミングセンスを馬鹿にするなど。}}が、たとえ卑怯な手段を使ってきた敵であっても倒した後は決して侮蔑しない{{efn|倒されたジャタールを仲間と見ずに侮蔑したヴィラニアスに対し、怒りをあらわにするなど。}}など、戦士としての礼儀も持ちあわせている。また、『ウルトラマンサーガ』における自分を拒否するタイガ・ノゾムとのやりとり、『ウルトラマンジード』ではレムを「コンピューターのお姉ちゃん」と呼ぶ、『ウルトラマン列伝』でのコメディエピソード放送後のコメントなどでは[[漫才#ボケとツッコミ|ツッコミ]]を入れる場面も散見され{{efn|『サーガ』では、[[漫才#ボケとツッコミ|ノリツッコミ]]まで披露している。}}、戦いを離れた場では若者ならではの砕けた性格であることがわかる。
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|体重=5万5,000{{nbsp}}t{{R|Z完全超全集11}}
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『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』から登場。アブソリュートタルタロスを倒すべく、シャイニングウルトラマンゼロの状態からウルティメイトイージスを纏った姿{{R|UYB2128|Z完全超全集11}}。2つの強力な力を行使できるが、体力およびエネルギーの消耗が激しいため長時間の変身はできず{{R|UYB2128}}、さらに変身解除後もダメージを受けるという欠点がある<ref>{{Twitter status2|tsuburayaprod|1353149031665422336|4=円谷プロダクションの2021年1月24日のツイート|5=2021-01-24}}</ref>。(後にワイルドバーストを得た事で消耗による時間制限は克服している。)
 
 
==== ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロの必殺技・能力 ====
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: 両腕から放つ必殺光線。
; シャイニングウルティメイトゼロ
: ファイナルウルティメイトゼロの強化版。『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』でアブソリュートタルタロスに使用した。        '''USエメリウムスラッシュ'''           シャイニングエメリウムスラッシュの強化版
 
=== ウルトラマンゼロ ビヨンド ===
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変身時の掛け声は「'''俺に限界はねぇ!'''」{{R|GEED超全集}}。
 
* デザインは後藤正行が担当{{R|UGBDI|}}<ref name="GENERATOR146">{{Harvnb|GENERATOR|2023|pp=146-147|loc=「ウルトラマンジード」}}</ref>。従来のゼロのイメージは目のアイデンティティなど顔だけにとどめ、過去のタイプチェンジが力の大元になっているウルトラマンの雰囲気や意匠を残しているものが多いため、変身に用いるカプセルの4人のウルトラマンの要素も腕と胸の一部のみしか取り入れておらず、新たな姿に生まれ変わったというイメージとなっている{{Refnest|group="出典"|name="BEYOND3"|{{R|UGBDI|超大全88|ゼロVSベリアル72|GENERATOR146}}}}。配色はウルトラマンでは初めて紫をメインとしており{{R|UGBDI}}{{efn|ウルトラマンティガスカイタイプなどがいるものの、過去のウルトラマンでは強化形態で使うことはなかったため、新鮮味があるものとなった{{R|ゼロVSベリアル115}}。}}、全面に使うとゼロのような印象にならないことから、紫のラインをシルバーベースに入れることとなった{{R|F王25651|GENERATOR146}}。頭部のクワトロスラッガーは、初期デザインは3本で、重すぎると感じた後藤は別案も用意していたが、メイン監督の[[坂本浩一]]の要望により、[[ウルトラマンオーブ#形態|ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガー]]が3本だったため、それよりも多い4本のままとなった{{R|group="出典"|BEYOND3}}。ただし、アイスラッガー4本を頭部に付けた状態で通常のシュッとした耳であると頭でっかちに見えてしまうことから、耳を大きくしてバランスを取っている{{R|F王25651}}。目の下のラインは坂本のオーダーで[[デビルマン]]のように引いている{{R|ゼロVSベリアル115}}。
* 初登場となる『ジード』第8話の当初のプロットでは、ヒカリの役目がウルトラマンオーブ / クレナイガイであったものの、諸事情で実現しなかったが、その名残りで同話の敵がオーブの強敵であるギャラクトロンとなっている{{Sfn|フィギュア王300|2023|p=60|loc=「新世代FLASH光臨録:第二章 -彼方の未来- 未来からの救世主」}}。
 
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『[[ウルトラギャラクシーファイト#『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』|ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突]]』に登場<ref>{{Twitter status2|m78_imagination|1532649557862981632|2022年6月3日|accessdate=2022-06-04}}</ref>{{R|U177|UYB23}}。
 
テクターギアを身に着け、セブンとレオとジョーニアスの下で再修業を受けたゼロが、ベリアルと初めて戦ったころの荒々しい野獣のような本能を取り戻した姿で、燃える闘志が全身に満ち溢れている{{R|U177|UYB23}}。  
 
'''ワイルドバーストの必殺技'''            
 
'''ハウザーゼロショット'''
 
=== グランセイバードゼロ ===
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* 前作『ウルトラ銀河伝説』では人間との絡みがあまりなかったため、人々のヒーローであるウルトラマンである以上、ゼロと人間の出会いを描くことで、人間をゼロがどう思うか、だんだんと人間に近付いて行くというのをテーマとしている{{R|ゼロVSベリアル78}}。セブンのように人間の姿をコピーするという案もあったが、初代ウルトラマンのように人間に憑依することでより人間を理解でき、ドラマチックに描けるものとして人間の青年に憑依するものとなった{{R|ゼロVSベリアル78}}。
* エメラナを演じた[[土屋太鳳]]は、2024年開催のイベント『ULTRAMAN GALLERY ウルトラマンゼロ15周年 〜Beyond the STARS〜』へ弟の[[土屋神葉]]と共に足を運んだ際、「ゼロの動きは『[[るろうに剣心 (実写映画)|るろうに剣心]]』で演じた[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧#巻町操|巻町操]]の動きをはじめ、『[[今際の国のアリス (テレビドラマ)|今際の国のアリス]]』で演じた宇佐木柚葉 / ウサギの立ち姿や動き、『[[帰ってきた あぶない刑事]]』で演じた永峰彩夏でも参考になっている」との旨を述べている<ref>{{Cite news|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202405110001345.html|title=土屋太鳳、弟・神葉とファイティングポーズ 「お手本」ウルトラマンゼロ描いたパネル前で|newspaper=日刊スポーツ|publisher=日刊スポーツNEWS|date=2024-05-12|accessdate=2024-05-12}}</ref>。
 
=== 『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』 ===