2001年に手塚治虫原作のインターネットアニメなどを配信するサイト「TezukaOsamu@Cinema」にて配信されたブロードバンドコンテンツ。声優として宇多田ヒカルをピノコ役に起用したことも話題となった作品。本作は原作を忠実に再現されている作品で、原作が好きなファンにとっては待ちに待った作品である。
ブラック・ジャック:大塚明夫
ピノコ:宇多田ヒカル
デビィ:野島健児
ニクラ:掛川裕彦
キリコ:田中秀幸
原作:手塚治虫
監督:本田ちさと
エグゼクティブプロデューサー:溝口達治、清水義裕
プロデューサー:木渕雅之
作画監督:玉置千夏
デザイン:石橋千代
絵コンテ:宮原直子、山中京子、岡俊夫
色彩設計:岩本亜紀子
背景美術:小原理敏、大橋学
医療監修・協力:陣内進、古川健之
音楽協力:ナッシュスタジオ
大実業家ニクラ氏は、交通事故を起こして重体となった息子のアクドを助ける為、無実のデビイ少年を事故の犯人に陥れ、その肉体を手に入れようとするのだった。
ピノコはラブレターを書く為、B・Jに漢字を聞いていた。相手のことを聞いても答えないピノコ。気になったB・Jはピノコの後をつけていくことにしたが・・・
A国皇帝陛下ブリリアント三世陛下が来日した。陛下は医者の経験があり、ぜひB・Jの手術を見たい、と要望する。外務大臣は仕方なくB・Jに執刀を依頼するが・・・。
ある日、B・Jは街中で殺し屋風の男を見かけると、そのあとを追いかけた。その男は、なんと安楽死を商売としているドクター・キリコだったのだ。
そわそわと浮かれ気味のピノコ。実はひそかに通信教育で資格を取って高校に入学しようとしていたのだ。しかし、高校から入学を断られてしまい、保護者のB・Jが再度交渉することに。
戸隠医師の依頼を受けてサバンナへ向かったB・J。そこに広まっていたのは、なんと体がちぢんでしまうという奇病で、戸隠医師も既にこの病魔に侵されていた。
家の建て直しをアピールするピノコに、B・Jは建て直しをしない理由を説明する。それは、ある一人の大工との出会いがはじまりだった・・・。
ある事故現場に偶然居合わせたB・Jは、ケガ人に応急処置を施した椎茸医師の高い技術に驚く。しかし、椎茸が真中病院のヒラの医局員と知り、B・Jは2度驚いてしまう。
ある日、B・Jのもとに小学校時代からの友人である間久部という男から連絡が入る。間久部は犯罪者で、B・Jに「手術で指紋を変えてほしい」と頼み込んできた。
ある日、突然J・Hという者からB・J宛てに郵便物が届いた。ピノコが開けてみると、なんとメスが入っていた。B・JはJ・Hの正体を突き止めて訪ねていくのだが・・・。
小児麻痺を抱えた少年が、広島から大阪まで歩く計画を実行する。その少年を見守るように、車で同じコースを走るB・J。そんなB・Jの行動のウラには、ある思い出があった・・・。
海岸を散歩するB・Jとピノコ。B・Jはピノコを入り江へと案内する。B・Jは、その入り江で5年前に出会ったシャチとの思い出を話しはじめるのであった。